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2011.12.05

内容
日光へと向かう老公（里見浩太朗）一行は、
東照宮への奉納品が盗賊により襲撃を受けたと知る。
手当てをしているという輪王寺に向かうと、
住職の専修（大滝秀治）らにより負傷した者たちの手当てがなされていた。
その中には、助さん（東幹久）格さん（的場浩司）も知っている、
水戸家藩士・戸祭謙吾（草野康太）の姿もあった。
警護役の元花咲藩剣術師範で代官・峯田伊右衛門（寺田農）の奮闘むなしく

日光奉行所組頭の塩谷右近（草見潤平）から叱責を受ける峯田は、
警護役の任を解かれてしまうのだった。

その後、専修から身分を明かし話を聞くことにした老公は、
飢饉により田畑を失った者たちが日光に流入し盗賊になったと知る。
同席した日光奉行の山岡正純（小沢象）によれば、
まもなく、東照宮の修復のための御用金一万両が運ばれてくるとのこと。
老公は、その警護を買って出るのだった。

一方で助さんが目利きとなり用心棒を募り始めると、
その中に峯田の娘・琴江（木内晶子）の姿もあった。
峯田から剣術を学んでいると言うこともあり助さんには敵わないまでも凄腕。
老公は琴江が警護に就くことを了承する。

格さんは、注意を促すが。。。。。

そんななか老公は、峯田の証言から役人が関わっている可能性を考え
宇都宮宿で、すり替え作戦を企てるのだった。
ニセモノを運ぶ格さん達の前には、やはり盗賊が現れ。。。。

同じ頃、本物を運ぶ助さん達の前にも、思わぬ人物たちが！！！

今回は、日光

東照宮への奉納品を奪う盗賊たちがいるという。
まもなく、修繕のための大金が届くと言うこともあり、
老公は、奇策を持って対応しようとするのだが、思わぬ敵が！！

そんな感じである。

今回、かなり良いですね。

『水戸黄門』では、かなり珍しい部類のお話ですね。

画策することは、良くありますが、何と言っても、失敗ですし！

でも、逆にそのあたりが、
『完璧』なヒーロー像や、カタチにこだわっているところがあった今作の負の部分。

そういう意味では、

かなり思い切った『水戸黄門』だったと思います。

思いきった部分としては、“家康”が登場しましたしね！！！（笑）

こういうのも、時代劇に限らず、ドラマなら定番ネタである。

今回は、こういうエピソードになっていますが、
勧善懲悪ならば、時代劇ならば、これもアリなのである。

たとえ老公であっても、何かにこだわりを見せてしまえば。。。。失敗。

老公もまた人間。それも、、まだまだ甘い人間なのでしょう。

そういうところでは、ヒューマンドラマ。。。といえるのかもね。

たとえ『都合良く』であっても、時代劇では『心地よさ』になる。
そう感じるほど、

ホントに楽しいお話を作ってくれたモノですね。

２時間スペシャルでも十分に成立したでしょう。

で。今回を見ていて確信をしたのだ。

総括になってしまいますが、

前シリーズ第４２部。今シリーズ第４３部は、
時代劇がエンターテインメントであるコトを、久々に表現してくれたと思います。

それも、、マンネリと言われる『水戸黄門』が！！

たとえ視聴していない人が多くても、
この２シリーズを見れば、時代劇の面白さが
色々な角度から理解出来るし、伝わってきたと思います。

それくらい、スタッフの時代劇。。。水戸黄門への思いを
シッカリと感じ取れたシリーズでした。

あ。。。。終わってる。。。。

とりあえず、次回が、第４３部の最終回ですね。

水戸。。。である。

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