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2013.10.28
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カテゴリ: ドラマ系の感想
『無縁


内容
東池袋署に、古書店から通報が入る。
万引きをしようとした少年が、店員に注意され、催涙スプレーを吹き付け
逃げていったと言うことだった。
少年係、生活安全課が忙しいため、夏目(椎名桔平)ら強行犯捜査係に
“強盗傷害”として、お鉢が回ってきたのだ。
万引きしようとしていたのは“星のぞみ”の写真集。5000円もした。


その後、署に戻って鑑識の西晴彦(古家章人)瀬戸公平(中林大樹)の話で
星のぞみが、数年前、ひき逃げ事故で亡くなっていたことを知る。

直後、蒲田中央署から少年(黒澤宏貴)を保護したという連絡が入る。
タクシーに乗り“六郷土手”に行こうとしていたらしいが、
金が無く。。。運転手が通報しようとしていると、催涙スプレーを吹きつけ、
結果、警察に保護されることになったとわかる。
夏目たちが声をかけても、何も話をしない。
そこで、東家袋署に戻り心理カウンセラー田辺久美子(板谷由夏)から、
話を聞いてもらうことに。しかし、何も話そうとしない少年。
それどころか、保護者からの問い合わせもなかった。

その後の調べで、少年が、六郷土手に行こうとしていた理由がわかってくる。

六郷土手駅付近の路上。
当時、希には、3歳になる裕希という子どもがいたと言う。
そして事件から半年後、父親と釣りに出かけ、川に溺れ行方不明になっていた。
少年が、裕希なのでは?と考えはじめた夏目は、
父・栗原裕久(吹越満)から事情を聞くことに。

写真さえ持っていないという。

そこで栗原について調べてみると。。。
妻・希には、2000万の保険金がかけられていたとわかる
そして息子にも保険金がかけられ、あと数年経てば、失踪宣告で金が下りると。
当時、居酒屋を経営していた栗原だが、上手くいかず多額の借金を抱えていた。
妻の死後、夜遊びをするようになったことから、
警察は、保険金殺人の線で捜査をしていたが、立件に至らなかった。

そんななか聞き込みにより、少年の住居が判明。
岡崎珠美(伊藤裕子)が契約するアパートに同居していたよう。
部屋の保証人は、栗原だった。
そこで、珠美から話を聞くことにするが、少年との同居は認めたが、
裕希ではなく、ジュンだという。。。

やがて栗原が、当時、衆議院議員、神谷茂の運転手をしていたこと。
そしてその神谷の息子で公設秘書の陽一に関係していることが分かってきて。。。

敬称略


今回は、大石哲也さん。


少年鑑別所。。。。

あくまでも、16歳未満の少年の。。。ということなのですが。

まあ、子ども絡みの事件を描こうとしているのだから、仕方ないでしょう。


ただ、今回を見ていて、“実は”と感じたのは。

本来は、
子ども絡みのこういった事件を描くことを、メインにしたかったんだろうなぁ。

ってこと。

そう。“実は”

前回のように、夏目自身の直結するようなエピソードは、イレギュラーであり、

その部分に絡めた、ちょっとした演出は、あくまでも時間稼ぎの可能性が高い。

ということである。

今回のように、オチで使うくらいで十分ですね。


こんな前提で、今回の話を見ていると。

かなりスッキリしているんですよね。無駄部分も少なくて。

少年と事件に向き合っている夏目。

その夏目に影響を受けている同僚たち。。

というカタチが明確になっていて、

“この枠らしい”仕上がりになっている。


役割分担も、話も良い感じでしたしね。

完全なハッピーエンドだとは言えませんが、

キレイ事だけで終わらなかったのは、秀逸だと言えるでしょう。


今回くらいの仕上がりならば、

今後も普通に見ることが出来そう。

いや、続編があっても良いかも。。。。って感じですね。



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Last updated  2013.10.28 20:53:55


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