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2015.06.05

内容
新京新聞の記者、朝田希美（吉川麻美）が、階段から突き落とされる事件が発生。
死亡して見つかったのだが。。。宇田川（長谷川朝晴）らが聞き込みをしても、
目撃情報などが上がってこなかった。

そんななか警視庁未解決事件匿名交渉課の廃止が決定。
納得出来ないヒカリ（剛力彩芽）は、茶島（渡部篤郎）に連絡を入れるが、
連絡が取れない。地検の検事、阿野（荒川良々）に話を聞こうとしても、
無関係と言うことになっていると言われてしまう。

そのころ茶島は、１０年前に起きた事件について調べていた。
当時、検事だった茶島は、被疑者として高塔櫂（太賀）を取り調べていた。
検察事務官だった牧慶子が、交際相手で大学の後輩・高塔により
階段から突き落とされたとされた事件。被害者は、ストーカー行為に悩まされ
携帯の通話履歴などから、高塔が浮上し逮捕されたはずだった。
高塔の自白などもあり、立件することを決めたのだが、
神楽坂（宇崎竜童）が、不起訴処分にしたのだった。
別の被疑者・井手鉄郎が現れたと。その後、井手は起訴され、実刑。
結果的に、茶島検事にとって最後の事件となっていた。

阿野から話を聞き、ヒカリは、高塔の営むパン屋に行くと茶島がいた。
その茶島からも、阿野と同じコトを言われてしまう。

しかしヒカリは、納得出来ないと。。。捜査情報の提示を条件に、
茶島から話を聞き始める。

茶島は。。。
１０年前、朝田希美から、高塔を誤認逮捕したと問い正されたことがあると告白。
朝田が殺された現場は、１０年前の現場と同じ場所だという。

事件を摘発したのは神楽坂で。事務官が牧慶子だったと応える茶島。
なんらかの隠蔽が行われた可能性があるという。

一方、阿野は、大庭直樹という男の取り調べをしていた。

そんななかヒカリは、高塔の婚約者、向井真理子から話を聞き、
そして茶島は、高塔から話を聞いていた。

敬称略

未解決事件、司法取引、凸凹コンビなど。

設定自体は、結構良い感じだったんですけどね。

まあ、話も。。。悪いって程でもありませんし。

ただ、事件解決を優先しすぎて、

それぞれを上手く利用し切れていなかったのが、問題点か。

たとえば、未解決になるには、理由があるハズなのだが。

その理由の説得力が、あまり無いこと。

司法取引にしても、そうじゃ無きゃならない理由がない。

取引が成立すると言うことは、恩恵を受ける者と受けない者がいるわけで。

その差も明示されているわけで無く、主人公の裁量。

それこそ、極論を言えば。

未解決事件の解決で魅せるなら、司法取引は必要無いし。

逆も同じことがいえる。

で、最大の問題は、

茶島とヒカリの“差”。。。役割分担が明確で無かったこと。

実際、茶島が事件を解決しているだけで、

ヒカリ。。。いる意味がほぼ無かったのだ。

いや、主人公が２人もいる必要性も無かったと言った方が正確か。

これじゃ、オモシロ味が生まれるわけがない。

いや、今作らしさを描き込めなかったと言っても過言では無いだろう。

前回、今回が、良い感じだっただけに、

それを序盤から上手くやっていれば。。。。。。ってところ。

見きり発車してしまったのかな？？

ほんと、役割分担がシッカリしていれば、“水９”“木９”の可能性もあったと思うのに。

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