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2016.12.11
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カテゴリ: ドラマ系の感想
「マリアT死後に犯す完全犯罪」

殺人容疑をかけられた沙羅駆(織田裕二)だったが、
奏子(土屋太鳳)賢正(ディーン・フジオカ)の奮闘で、容疑が晴れ釈放される。
北鎌倉の屋敷に到着してすぐ、留置所で勾留中のマリア・T(中谷美紀)が、
所内で突然倒れ、搬送先の病院で息を引き取ったという連絡を受ける。

その直後、“御前会議”の黒木影丸(上杉祥三)が法門寺家に現れる。
“あの方”が極秘入院することになり、その警護の指揮を執るようにと。
賢丈(寺島進)は、引き受けるよう沙羅駆を促すが、沙羅駆は拒否する。

すぐに沙羅駆は、解剖のためマリア・Tが運び込まれた
足利(矢野聖人)のいる法医解剖室へと向かうのだった。

沙羅駆は、マリア・Tの遺体を確認してすぐ、違和感に気付く。
何らかの方法で、すり替えられていたのだった。
「行き先は分からないが、会話なら出来る」と、沙羅駆はマリア・Tに接触。
沙羅駆は、マリア・Tを挑発するが、
逆に、「あなたの大切なモノが、私の手の中にあるのよ」と。

そんななか賢丈が、車にはねられ順新堂病院へと搬送される。
すぐさま、手術が開始されるが、突然の停電。
沙羅駆は、マリア・Tの仕業だと確信する。

そのころ、同じ病院へと“御前様”(井上真樹夫)が搬送されていた。

そして、マリア・Tから脅迫状が届く。
棚田警視総監(篠井英介)は、沙羅駆に連絡を入れ、協力を求めるが。。。

その後、沙羅駆は、武田(矢柴俊博)という医師と患者の会話で、
“御前様”と賢丈の手術以外が、突然、キャンセルされていることに気づき、
そのことを院長の毛利一(菅原大吉)に問いかける。




“私は、私の大義のためにのみ、この頭脳を使う”


正直。

「醜悪至極なり」というセリフだとか。

クセのあるセリフ等よりも、

本当は、こういう“信念めいたモノ”をもっと見たかったんだけどね。


もちろん、もっと見たかったのは

今回のような「対決」ですけどね!


今作は、それが足りないから、物足りなさがあるのだ。

これがね。

“マリア・T”という存在を、沙羅駆が知らなければ、

“マリア・T”が現れるまでの話も、納得出来るんですけどね。

今作自身が、なんとなく、対決をうたっていて、煽っているからこそ、

物足りなさを感じてしまうのは言うまでもありません。


今回の話の完成度が高かったため、

どうしても、“連ドラ”としての粗が見えてしまった感じだ。


ほんと、もう少し「対決」が、明確だったなら。。。。。。


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Last updated  2016.12.18 21:19:43


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