北国の遊び方 ~北海道の釣りブログ~

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2024.11.13
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カテゴリ: ブリ

ブリは何故寒くなると脂がのるのか?


解糖酵素活性が一つのカギ

冬のブリ。

美味しいですよね。

一口ペロリとしたら、ふぁーってなりますよね(笑)


さて、そんなブリですが北海道では10月中旬ぐらいから戻りブリチャレンジが始まっていますね。


でも、何で寒くなると脂が身に乗るんでしょうね?


そりゃ、寒いからです!!


と、簡単に終わらすのはもったいないのでちょっと調べてみました。





どうやら、ブリの体内で、解糖するための酵素活性が低下するのが一つの理由のようです。

低水温になると、解糖系の酵素活性が低下し、糖を分解してエネルギーに変える効率が下がります。 これにより、ブリはエネルギー供給源として脂肪に頼る割合が高まるため、脂肪の蓄積が増えると考えられるようです。


低温環境では、脂肪は糖と比べて代謝の効率が良いため、魚は脂肪を蓄積してエネルギー源として利用しやすくなります。 脂肪はエネルギー密度が高く、貯蔵もしやすいため、寒い季節のエネルギー蓄えとして有効なんだそうです。


ブリは低温環境に適応するために、脂質代謝を活性化させる酵素の発現を高めることもあります。 これにより、脂質の合成や貯蔵が促進されます。特に、脂質代謝に関連する酵素の活性が上がることで、冬に脂肪が多く含まれるようになります。​
このように、低水温による酵素活性の変化が、ブリが脂質を蓄える要因の一つとして関係しているとのこと。


ちなみにですね、日本人の方の論文を見ると、ハマチに関して言えば、10月ぐらいから脂質が増えて、ピークは3月ぐらいまでになりそうです。

まとめ

はぁ、気が付けば今年はサクラマス、ソイ、マグロ、サケしか釣ってませんでした(笑)
最後にブリ釣りに行きたいですけど、結局行きたいって言っておわりそうです(笑)
参考文献
Tocher, D. R. (2003). "Metabolism and functions of lipids and fatty acids in teleost fish."
Watanabe, T. et al. (1982). "Effects of water temperature on growth, feed efficiency and body composition of young yellowtail."
Fang, L., et al. (2014). "Lipid metabolism in fish: Biochemical and molecular regulation and its response to environmental factors."
Brett, J. R. (1971). "Energetic responses of salmon to temperature."
Sadao Shimeno,Takahumi Shikata,and Hidetsuyo Hosokawa"Seasonal Vaiations of Cabohydrate-Metabolizing Enzyme Activity and Lipid Content in Liver of Cultured Yellowtail"






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Last updated  2024.11.13 09:43:52


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