定価並で購入した日記（天空の城）

2022年11月27日

酵母を除去した完全変態「天蛙」（新政酒造夏の風物詩が通年販売へ）

テーマ：たのしいお酒飲んでますか。(12201)

カテゴリ：新政酒造限定酒

(新政酒造天蛙十周年記念酒裏ラベル)

新政酒造の「天蛙」はすごく特徴的なお酒です。
瓶内で二次発酵するためきめ細やかな泡が楽しめるスパークリング日本酒となっています。

出荷後も発酵が続くため、保存温度によっては、瓶内のガス圧が高まりすぎて開栓時に吹き出すこともしばしばです。

初めて購入した時は、ご多分に漏れず開栓に失敗し、リビングルームを日本酒まみれにしてしまい、家族のひんしゅくを買ってしまいました。

(新政酒造天蛙十周年記念酒ライナーノーツ)

さて、そんな思い出深い「天蛙」ですが、十周年ともなれば大きく進化し、二次発酵終了後に酵母を除去し清澄化することに成功しました。
酵母を除去することで、安定したガス圧をキープできることになり通年で提供できることが可能になったようです。

（新政酒造新政酒造天蛙十周年記念酒＆天蛙グラス）

十周年記念酒発売前の試作品として、４本の実験酒「天蛙クリア」プロトタイプが限定発売されました。

・１つはウクライナ人道支援チャリティー酒
・１つはUTAGE限定販売として。（ Prototype 2 ）
・１つは新政酒造頒布会ラインナップとして。( Prototype 4 )
・あとの１つは、知らないうちに販売されてました。（ Prototype 3 ）
これらの試作品のうち何本かを外飲みしましたが、発酵がおさまっているからなのか、従来の天蛙ほど泡のきめ細やかさを感じず、味わいもドライな印象でした。
「天蛙十周年記念酒」の味わいは、プロトタイプと同様にドライなのでしょうか、それとも、もう一段階ステップアップしているのでしょうか。

『
低酒精発砲純米酒　天蛙　十周年記念酒
－（中略）－
4つのプロトタイプを経て完全変態を遂げた「天蛙」の姿をご堪能ください。
』
（天蛙十周年記念酒裏ラベルより引用）

「天蛙十周年記念酒」が予想以上の完成度になり、今季はついに念願の「天蛙」定番化が現実となりそうです。そして「涅槃龜(にるがめ)」は99%の成功を経て、ついに玄米での醸造にトライになります。これが成功するとついに最終段階への足がかりになりますので、今季は重要なシーズンになりそうです
October 2, 2022