「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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小笠原胖之助死闘と時計No.1,箱館戦争
幕末,箱館戦争,初期戦犠牲者,七重に散った若き貴公子、小笠原胖之助の烈死,針の止まった金時計,小笠原長行,小笠原長行の行動&歴史,小笠原胖之助(=三好胖)について,中島登の戦友絵姿に描かれた小笠原胖之助の素顔,従者、小久保清吉の殉死,終焉時に散った命、栗原仙之助,中島登が戦友絵姿を描いた動機,他,【楽天市場】
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幕末_WITH_LOVE玄関
<函館戦争の余波<
小笠原長行&小笠原胖之助(=三好胖)
<慟哭の小笠原長行、夢よ夢、夢は夢ならぬ夢!(七重戦、針の止まった金時計)
※別途参考資料専用頁有:
資料編:小笠原長行&小笠原胖之助について
現在のSERIES直前の部分から読む(夢ならぬ夢)!_Vol.1=No.1A
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No.1B
夢よ夢、夢は夢ならぬ夢!_Vol.2(胖之助_No.1)
慟哭の小笠原長行:嗚呼、我がいろとよ!七重戦、針の止まった金時計
小笠原胖之助SERIES:
No.1
(現在の頁)<
No.2
<
No.3
事件は、明治元年10月24日(1868)。
当時の10月24日とは旧暦のことである。
今日では12月7日に該当する。
蝦夷に上陸した榎本艦隊は、不義への闘いを挑み、
箱館へ向け、進軍を開始した。
身も凍る激寒の地。蝦夷の真冬。
降りしきる雪の中、幕軍は、深雪に足を取られつつ、
徳川報恩、蝦夷政権に最期の望みを架け、必死の行進を続けた。
死の突貫_
七重の地、若者達の散華
榎本軍が、蝦夷上陸した時、迎え撃つ敵、
福山兵は21日に入ったばかり。
ところが、箱館府兵と合流した。
軍勢約300と見なした敵の数が
たちまち膨らんだ。
その上、よりにもよって、長州の堀真吾郎が
自ら兵を一喝、率いているのだ。
当然、敵の士気は高揚している。
はじめから、数値の上で、幕軍は完全に不利だった。
なにがなんでも幕軍の嘆願書はミカドにお届けせねばなるまい。
その最も重要ともいうべき嘆願書を携えた使者は遊撃隊の人見勝太郎である。
敵のバリケードを切り崩し、なんとしてでも人見勝太郎を突破させねばならない。
一回目の突貫は完全に失敗した。薩長の新銃隊のように、最新式の軍備を為す手強い相手でない
はずが、思いのほかしぶとく手古摺った。
身なりは農兵そのものの箱館府兵がなぜか曲者なのだった。
襤褸を纏う粗末な服装の農民らしき男の軍団に、世にも不思議なことに剣の達人が混在している。
(箱館府兵には訳があった。:★注1)
そこで、戦法を切り返し、敵の視野が阻まれるよう、隊は分散し、林間に身を潜めた。
榎本軍は、数の上で不利なものの、最新式の銃を持ち、またブリュネ達フランス軍の調練を
釜石で受けた皆なのだ。
もうこうなれば戦力は勇気でしかない。
敵の隙をついて、打ち破る以外、進む道はないのだった。
勇者達の死闘がここに転回された。
遊撃隊の大岡幸二郎25歳が自ら、突貫決行を名乗り出た。
「突っ貫~ん!」
・・・・降りしきる雪の中、隊長の鋭い号令の声が響く。(大岡資料:★注2)
副長の杉田金太郎25歳も負けてはいない。続いて、砲兵隊の諏訪部信五郎19歳達、
血気盛んな若者達が、抜刀を翳して、生身の体で敵中に飛び込んでいった。
捨て身の突貫である。銃を構える兵士を直近距離で、蹴散らすのだ。
白刃を煌かせ、敵陣内に乱入した兵達は、たちどころに敵砲兵を斬り殺した。
当然、己は捨て身の犠牲だ。
直近距離で砲撃を受け、瞬時に天に飛び去った。
しかし彼らの活躍で、敵兵の陣は、
思わず乱れ散り、バリケードが崩れた。
敵陣の中央に、僅かな隙間が生じたのである。
「今だっ!」
その僅かな隙間を縫って、人見勝太郎達、
使者隊は馬ごと一気に突破した。
「人見殿ぉ~!お行き下されぃ~っ!」
そう叫ぶ兵の悲壮な声。次の瞬間、
それは、呻き声に変わり、
雪面に人がばさりと倒れる鈍い音。
たちまち、純白の雪原は赤い血に染まった。
★1★箱館府兵には訳があった。:
彼らの中には、八王子千人同心蝦夷移住隊が多く居る。ルーツは土方歳三と同じ。彼らも犠牲者
。
彼らの側から見たこの時の戦闘の様子はこちら「
敵への報恩、長州編のこのあたり
から状況が読み取れます。
★2★大岡資料:『大岡、おおいに怒り、刀をふるって敵中に踊り入り、縦横に血戦する。』とある。
軍配、混乱、犠牲
突貫は全3回行われたという。最期の突貫は午後4時頃。
突貫隊が突入した後、一斉に皆が援兵に走った。
唐津藩士達に於いても、小久保清吉を筆頭とする胖之助護衛小隊を除き、
ほとんどの家臣達が、援兵に走り、乱戦の中、離散状態になった。
しかし、みごと、軍配は榎本軍にあがり、敵は崩れ去ったのである。
しかし、犠牲が出た。多くが倒れ、生存者は、
怪我人を担ぎ帰り、軽傷の者は、皆の介抱に追われた。
家来達は、長行に言いつけを授かっている。
「皆の者、心得て聞くがよい。くれぐれも胖之助の身の安全を頼むぞ。」
その為、胖之助は、小久保に守られ、最後列に下げられていた。
藩士の中、一番に帰参した栗原仙之助は、途端に怪我人の介抱に追われた。
唐津藩では、山久知文次郎、明石覚四郎他が大怪我をした。
しかし、なんといっても、高仲重次郎が首に怪我を負い、重症なのだった。
患部が首である以上、やはり危ない。
栗原は、弱気になりつつある高仲を必死で励ました。
息も絶え絶えの高仲が言う。
「皆の足手まといはご免じゃ。栗原、頼む。介錯を頼む!」
「何を迎されるか!何のための介錯じゃ!お気を強くお持ち下され!
軍配は我が軍に挙がったではないか。」
暗示_憐れ小久保清吉・・そして、胖之助の行方
そんな矢先のことだった。
他隊の者が、誰かを担ぎこんで来てくれたのである。
顔を見るなり、栗原は血の気が引いた。
それは、憐れ、既に息絶えた小久保清吉だった!!
胸部を弾丸が貫き、夥しい量の血が衣服を赤く汚している。
小久保は、胖之助の親衛隊長ともいうべく存在である。
途端に悪寒が走った。
「誰か!誰か!誰かおらぬか!
胖之助様は、何処におられる!」
小久保は、胖之助を導いて、どこか安全な場所に避難させたのでは・・・
そう信じていたのだった。
それが、なんと、変わり果てた姿で、無言の帰還を為した。
「これは、一体、どういうことじゃ!!」
栗原の大声に、帰参した者達は皆、血相を変えて、胖之助の名を呼んだ。
戦火の砲煙が立ちこめた現場、血みどろの兵士達の呻き声。
人ごみの中、藩士達は、その渦を掻き分けて、必死で胖之助を探した。
「頼もう!お頼みいたす!どなたか、胖之助様を知らぬか?」
しかし、胖之助の姿は、どこにも見当たらない。
その上、最後列に下げておいたはずの僅かな手勢は、その小隊まるごと、
誰一人として、ここに残っていないではないか!
この時の彼らの動揺は他にたとえる術がない。
しかし、誰に聞いてみても、定かな情報が得られない。
それもそのはず、皆同じく必死だったのだ。
やっと、情報が得られた。
そう語る本人も大怪我を負った他隊の者。彼が生きも絶え絶えに語るには
ざっとこんなかんじだった。
「戦闘の最中、誰かが『若っ!』と叫びながら、怪我を負った
長身の若者を、後方の藪方向へ引き摺っていたようだった。」
目の前に横たわる小久保清吉の屍。
もしや、その「若っ!」と叫んだ人物は小久保だったのではあるまいか!!
皆が必死の死闘に追われ、全く知らぬ間に、事件が発生していたのだった。
小久保の死を悼んで
藩士達の留守間に起きたハプニング
胖之助の独断突貫命令
事件は、午後4時頃、最期の突貫時点のこと。
援兵に駆り出された藩士達。
その留守間に起きたハプニングだった。
味方が苦戦して、次から次へと、殺されてゆく姿。
胖之助は、己だけが、こうして
後列に引き下げられ、見守ることに、
ついに我慢ができなくなった。
彼は、降りしきる雪の中、
家臣達が大切な貴公子の身を
案じて着せてくれたトンビ(雨具、カッパのような)を、
やにわに脱ぎ捨て、重くて動作が不自由になりがちな胴着も、
長靴も全て、一気に脱ぎ捨てた。
突然、胖之助自身が突貫命令を下したのだった。
胖之助の若い正義感が爆発したのだ!!
「突っ貫!!我に従え!!」
途端に小久保が叫んだ。
「若っ!なりませぬ!!」
しかし、胖之助は既に単騎馬を走らせた。
小久保達護衛隊は必死で後を追うより他術はなかった。
胖之助は、己の護衛隊に、独断で突貫命令を下し、
自ら先頭に立って、敵中に突入したのだった。
日暮れ時、憐れ、貴公子の姿
すっかり薄暗くなった頃のことだった。
印具馬作が、誰かを背負い、重い足取りで帰ってきた。
駆け寄った藩士達は、そのまま雪面にがっくりと膝を折って、一斉に泣き崩れた。
皆が泣いた。再起不能の深い絶望感に陥った。
突然の悲報、重症で横たわったままの高仲も、
「己こそ、死ぬべき者だった。許されるならば、貴公子様に、
今からでも、己がなりかわれぬものか」
・・・そう言って冷め々と泣いていた。
今や、還らぬ人となった若き貴公子、胖之助の死に顔を見るなり、
あまりにも凄惨なその状況に、またしても涙がとめどなく零れ落ちたのだった。
稀に見る程の眉目秀麗の美男子と江戸で人々に言い継がれたこの胖之助。
その彼の美しい顔面は無残にも縦横に斬り裂かれ、眉間から顎にかけて長い刀傷が入っている。
痛ましいことに、その傷口からは、今だ鮮血が吹き出しているではないか。
もう、日が暮れる。これ以上、隊に迷惑をかけるわけにはゆくまい。
名残惜しいが、泣く々、宝琳寺に遺体の埋葬を依頼して、少し先行して既に進軍を開始した隊に
追いつかねばならない。
生仏の顔を仰ぐも、いよいよこれまでとなった。
家臣達は暗がりの中、貴公子の冥土への旅立ちに、這い蹲るようにして
全身に付着した血糊を拭い、衣服の乱れを糺してやった。
突如、誰かが大声を発するなり、再び泣き崩れた。
「若っ!若、なにも、ここまでご無理をなされなくとも・・・
若っ!なぜゆえ、なぜ死んでおしまいになられた!若っ!若っ!・・・」
その声に、積雪を掘り起こし、墓穴を掘る作業に入っていた皆が振り返った。
すっかり日が暮れた暗闇の中、再び皆が集まった。
守番の彼に言われるとおり、皆があらためて、遺体をよくよく見るなれば、
創傷は顔面の大きな傷と、恐らくこれが致命傷と思われる胸部に受けた深い弾傷だけではなく、
全身、幾多にも及んでいたのが確認されたのだった。
銃弾を受けたのは胸部と腰、2箇所。刀傷は9箇所にも及んだ。
その上、なんと指が3本も斬り取られてなくなっているではないか!
刀を見るなれば、刃こぼれは全10箇所。刀の鍔に受けた傷は8箇所もあった。
それは、まさに、傷ついて
尚も屈することなく、
己の死の瞬間迄、懸命に、
戦い続けた若き英雄の証だった。
17歳の誕生日を目前に、16歳11ヶ月の少年が散華した。
死後1時間以上経過したというのに、若い胖之助の魂が無念を訴えるがごとく、
この凍てついた冬の大地にあっても、なぜか今だ鮮血が迸るのだった。
栗原仙之助は、あんなに美しかった胖之助、顔面の傷が憐れで仕方ない。
血みどろになった胖之助の顔面の鮮血を丹念に拭き取り、またも拭き取り、
清めてやらずにはいられない心境だった。
いつまでも溢れ出る赤い血を、白い雪で洗っては、さらに自分の袖で拭いた。
屍の前に座り込んだまま、放心状態にも近い栗原。その彼が、突如、呻いた。
「こっ、これは!もしや、
この時計・・・
もしや、あの時、若が殿から賜ったと
いうあの金時計ではあるまいか!」
それは、陣羽織とは別に、洋服風の羽織を着た
胖之助のポケットから、見つかったのだ。
小笠原胖之助SERIES:
No.1
(現在の頁)<
No.2
<
No.3
記憶・・兄上から貰った金時計
■上記本文関連部分のみの「超ミニ年表」
小笠原長行の絶望は、蝦夷到来とほぼ同時だったといえる。下記のとおり、上陸早々に、
最愛の我がいろと(=弟≒弟同然と本人は思っている特別な存在の甥)を喪失してしまう運命だった。
10/20日から順次: 榎本軍、鷲の木上陸。五稜郭に向け進軍、戦闘開始。
~10/24 :峠下、七重、川汲峠各地戦闘。犠牲者発生。
10/26:五稜郭無血占拠
11/5:福山城(松前)落城
11/14:館城落城。(病弱な藩主は青森に逃走)
11/15:江差沖にてタバ風。軍艦「開陽」座礁&沈没
12/15:投票により榎本武揚総裁決定。他役員同時決定。政権=デファクト成立。
弟同然と思っている訳:
こちら:「慟哭の小笠原長行、夢よ夢、夢は夢ならぬ夢!」
、
最初からお読み頂けるときっとお解り頂けると思います。
■本件関連の中島登の絵(戦友絵姿)3件について
_◇
小笠原胖之助愛馬への思いやり
、◇
小笠原胖之助
、◇
栗原仙之助
、◇
小久保清吉
資料編:小笠原長行&小笠原胖之助について
小笠原胖之助SERIES:
No.1
(現在の頁)<
No.2
<
No.3
記憶・・兄上から貰った金時計
現在のSERIES直前の部分から読む(夢ならぬ夢)!_Vol.1=No.1A
<
No.1B
▼
文章解説(c)by rankten_@piyo、
写真等、素材については頁下表示
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:上記と馬の絵を除くイラスト壁紙
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