2017年12月25日
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カテゴリ: 保護家の仔達
​​​ 9月に、 多頭飼育崩壊 から来た「ライライ」。
そのライライが・・・
12月12日の深夜、突然倒れました。

脳腫瘍か脳の血管が切れたのかもしれないとの事で、
すでに意識はない状態でした。



意識もなく、足をずっとバタバタさせ、
このままでは自分の体温で熱中症起こしたり、
足で体を傷つけていくだけ…
​回復の見込みはゼロ。​

点滴でいのちを繋ぐだけの日々が続きました。

「もし、私が一般の飼主だったら、
もし、ライライが家庭犬だったら、
先生はどう話されますか?」

獣医師さんに確認すると、

「・・・植物と同じ状態です。
ライライと看取る側の気持ちを考えたら、
安楽死を勧めます」

楽しい、嬉しい、悲しい、辛い、痛い…
そんな感情すら、ライライは失ったのです。
二度と戻る事はないのです…。

ライライから「生きたい」という感情すら
伝わってくることはありませんでした…。



ライライの命綱、点滴を外すことに決めました。

点滴でわずかな寿命を延ばすことではなく、
ライライらしい最期を迎えさせる事を選びました。



ライライは・・・
多頭飼育の中で、外を知らずに、
一人きりの愛情を受けずに来た仔です。

それは、保護家に来てからもそうでした。
​ライライは、その他大勢の1匹でしかなかったのです。​



私は、ライライに後悔を残させないよう
ずっとそれを考えていました。
そして…退院して真っ直ぐ向かったのが、
「ペットショップるんるん」

るんるんチームは、多頭崩壊レスキューの日、
保護家に飛んで来てくれた人達…。



ライライにとっての恩人達…。
ライライとるんるんチームを会わせたかったんです。



ライライはもう時間の問題で、
もうすぐお別れなんだと伝えると・・・



きれいな顔で最期を迎えさせてあげたいと、
顔回りを整えてくれました。



植物状態だなんて信じられない位、
ライライは「ありがとう」と言っているかのように、
るんるんの岡オーナーの腕の中で
心地良さそうにしていたのです。

ライライ・・・
嘘やろ?
死ぬの嘘やろ?
意識ないのも嘘やろ?
全部、全部が嘘でありますように…
そう思えた瞬間の写真でした。


ライライは、
産まれたときから「その他大勢の1匹」でした。

ライライだけのベット、
ライライだけのおもちゃ、
ライライだけのお布団、
その普通の事がなかったのです。



ライライの事だけを想いながら、
ライライのためだけに
るんるんチームと一緒に選んで買いました。



ライライを一人ぼっちで逝かせないように、
退院してからはずっとライライと一緒でした。
ライライを一人にすることはありませんでした。



絶対一人で逝ったらだめだよ…
私が寝てる間に逝かせないように、
座椅子に座ったまま仮眠を取る日が続きました。

こんなに一緒に居たのに・・・

ライライは、
私が居ない時間を見計らうかのように、
・・・お別れを告げたのです。



悔しかった・・・

でも、私の前で逝かない事が、
ライライの決めた最期だったんだろうと思いました。



​ライライは、最後まで頑張りました。​



​ライライの最期は
「その他大勢の1匹」ではありませんでした。​​


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最終更新日  2017年12月25日 15時51分38秒
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