本日は「偐万葉・siinomi篇」であります。
siinomiさんはこの春先から本ブログにご訪問いただくようになりましたが、宮崎在住の女性の方です。膝を悪くされて現在リハビリを頑張って居られます。この方のブログに書き込んだ歌もいつしか25首になっていましたので、この辺でまとめて置きます。
偐家持が椎実郎女に贈りて詠める歌25首
日向 ゆか 来 れる人の 言の葉に 我は嬉しみ 春はも 来 しか
はくもくれん はやもや咲くや 日向 なる 妹立つ庭は 春盛りなり
フリージア 真白き花の 甘き香は 春の 少女 か 夢あどけなき
桜花 咲くを今かと 待つもよし 盛りも散るも なほしゆかしき
天女らの 舞ひぬる後の 水遊び 忘れし衣の 花と咲くかも
既にして 若かへるでの 赤ければ 寝る間もなきや 毛の国の人
日向路は 今し田植えの ときならし 早稲田の苗の 運ばれゆけば
シクラメン われならなくに くれなゐの 恋の炎と 咲きや燃えける
春爛漫 甘きショコラの 香りして 舌も喜び はなも愛でむや
散り紛ふ 花の中ゆく 草枕 旅はひたすら 青空のもと
キャラメルの ほのかに苦く 甘き香の 母は呼びしか 幼き我を
通帳を 凍結せるや 冷蔵庫
オレオレ詐欺も 手出しはすめえ (偐霜焼)
低利ゆゑ 通帳入れし 冷蔵庫
せめても氷(高利) 漬けにやあらむ (偐薄氷)
東 の 果ての 黄金 の 国にして 聖母の花は 白くや咲きぬ
マンゴーの かき氷かや 日向には 早や一杯の 夏来たるらし
紫の 匂へる芋の 美味くあれば
ひとつならずも われ食はめやも (偐天武)
高値だす 紫の芋 品薄で
ひと盛も見ずや 君が欲しがる (芋田王)
生駒山 手向けに咲くや 藤の花 見れども飽かず 恋ひつつ行かむ
甘夏の コロンとありて 立つ夏の 甘き香にして 五月なりけり
椎の葉に さやげる風の 立つ夏の
日にしぞあれば 膝もよかりき (偐リハビリ)
折々の 花に季節を 映しつつ 背子の描ける 絵をや届けむ
貌花 の 深きむらさき 置く露に 映し夏野の 朝の明けゆく
妹が家の ハイビスカスの 花咲きて 夏は来ぬらし 朝のすがしき
野の花も ゆかし銀輪 初夏の風 吹かるがままの あてもなき道
さるすべり まださかなくも せんにちこう
ただひたすらに あかくさきたり (偐三日紅)
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