第37回智麻呂絵画展
つい先日第36回を開催したばかりですが、素敵な新作が入荷していますので、第37回智麻呂絵画展の開催でございます。
(花菖蒲)
この花ショウブは智麻呂氏がデイサービスに行かれて、そこで描かれたもの。人気者の智麻呂氏には女性ファンも多く、施設に来られている色んな女性の方が、この絵を欲しがられたそうですが、とにかく偐家持美術館長に見せなくてはと、これらの要望を断然拒絶、しっかり確保し、ご自宅に持ち帰って戴いたもの。かくて皆さまにご覧戴くことが出来た次第。
そんな訳なので、けん家持にてこの絵を数枚A4版にプリントアウトし、智麻呂氏に差し上げることと致しました。明日またデイサービスに行かれるので、所望された方々にそれをお配りすることが出来ます。また、人気度がアップしますな(笑)。
花菖蒲 咲きて一陣 風吹けば
若き
公達
今立たすらし (偐家持)
(百合)
この百合は偐山頭火氏がお持ち下さったもの。彼もこの頃はよく花を持って来られますが、どうやら、少しイメージチェンジを図っておられるようですな。
イエス・ウイ・キャンと言って置きましょう(笑)。でも、やっぱり鯖街道を走って、鯖なんかをご持参戴く方が似合いの図に、小生にはどうしても思えてしまいますな(笑)。それにしても見事な百合の花です。これは、山頭火夫人のお見立てのなせることかな?
道の辺の 草深百合の
花咲
に
咲
まししからに 妻といふべしや (巻7-1257)
(道のべの草深く咲く百合の花のように私が笑ったからといって、私をもう妻と呼ぶべきでしょうか。)
(そら豆)
そら豆は小万知さんのお土産。「小万知豆」です(笑)。前回では、下書きスケッチをいち早く公開しましたが、これは「けん家持」の勇み足。完成作品は1莢増えて3莢になっていました。色も瑞々しく質感がとてもよく出ていて、味のある絵になっていると思います。
(百合の絵手紙とその下絵スケッチ)
さ百合花
後
も逢はむと 思へこそ
今のまさかも うるはしみすれ (大伴家持 巻18-4088)
(さ百合花のように、「 後 」 にもまた逢おうと思うからこそ、今のこの宴を楽しみたいと存じます。)
(百合の花)
こちらの百合と下のアジサイはご親戚の方がお持ち下さったものとか。
今を盛りと山頭火百合と咲き競っていました。花に囲まれ、智麻呂氏はご機嫌なのだ。本当に花をいとおしむように、丁寧に描かれる。その様は、まるで花と楽しげに会話されているみたいなのである。
散歩などで、道端で心惹かれる花を目にすると、もうそこで散歩はストップしてしまうのである。付き添っておられる奥様にとっては、道の辺の花も油断できない大敵なのである(笑)。
小生なんかが見落としているもの、漠としか見ていないものを、智麻呂氏は、はっきりと詳細に、緻密に見ておられるのでしょうな。
(ガクアジサイ)
がくあぢさゐ 深く青める 星々の
夜空に咲ける
織女
か(偐家持)
平城山
に もとほり来れば 朝露に
濡れてや光る 夏野のあざみ (偐家持)
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