本日は偐万葉シリーズ第70弾にして、初登場、ビッグジョンさんのブログに書き込んだ歌を纏めてみました。偐万葉・ビッグジョン篇であります。
ビッグジョンさんは大阪府の枚方市か交野市か、その辺りにお住まいなので、けん家持からすれば隣人のようなものでありますが、畑仕事を楽しみつつ、ウォーキングを趣味とし、ウインドサーフィンもされるというアウトドア派。この5月頃より本歌集にご訪問下さるようになり、小生もよく同氏のブログに立ち寄らせて戴いています。
<参考>ビッグジョン7777さんのブログは コチラ からどうぞ。
偐家持が
交野歩麻呂
に贈りて詠める歌19首及び俳句3句
並びに歩麻呂の返しける歌2首
補陀落や
九年
掛けての 満願の
五月の背子に あぢさゐ咲きぬ (観音家持)
山吹の 散りたるあとの
名残
には
緑の風の 星や運べる (
紀散之
)
あぢさゐの 花は咲けども 我背子は
見ずや逝くらむ ビールのにがし
木の
暗
に 白き天使の のこせるや
いのちの
莢
の
幸
きくあれかし
わが家の うらの筍 煮る香して いささ腹空く この夕べかも
竹林の 雨宿りなり 少し濡れ (筆蕪蕉)
歩麻呂の返しける歌
我が畑の 隣の群竹 吹く風に
人がいるかと おどろく夕べ (大阪畑持)
呉竹に 畑とられて 茶の湯かな (千田休)
我が畑に
淡竹
は
入
れず 稲なれば
苗もや
愛
し
我家
の飾り (ジョンの稲持)
花石榴 いかな苗木と 覚えねど 遍路立つ日や 初花咲きぬ
雨降れる 遍路ころがし 辛 き道 踏みてなづみて 五色 の 台
ウバユリの まだ咲かなくに 香西の
道は枇杷の実 はや摘まれける
家づとに 素麺 遣 れど うどん屋の いづくあるらむ 屋島の遠し
花腐 し 雨は降るとも ほつ枝摘み 栄木 君 が 家 捧げぞまつらむ
待てしばし 鬼とは言へど 百合の花
後
に切るとも 咲くまで待たな
木犀に 空を取られて 百合もグレ (スケ番の百合)
コキアの子 まだ刷毛なるも 色づける
秋には
箒木
らしくもならな (100円ショップ)
変換の 妙が突き出す ひま談義
トコロテン
から
ウイロウ
までも (心太外郎)
にほのうみ 背子招くらし 海の日の 青きさざ波 白雲立てば
チョットコイ コジュケイ鳴きて 近付けば
アッチャイケとか 逃げ惑ひける (鳥取部追麻呂)
モロヘイヤ 饂飩に入りて 帰り来は
文月
の午後の ことにしあれり (饂飩着家持)
千里より 四里ばかり先 寝屋川へ
何面白うてや 炎天歩き (銀輪家持)
唐黍は 鴉に食はれ ほろ苦き
ゴーヤは白く 熟れゆくならむ (吉備家持)
歩麻呂の返しける歌
鳥は鳥 獣は獣の 食があり 人族だけは みさかいもなし (歩人)
(注)掲載の写真は全てビッグジョンさんのブログからの転載です。
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