偐万葉・木の花桜篇(その8)
本日は、偐万葉シリーズ第75弾、偐万葉・木の花桜篇(その8)です。木花桜姫・偐家持のコラボをお楽しみ下さいませ。
<参考>過去の偐万葉・木の花桜篇は コチラ からどうぞ。 木の花桜さんのブログは コチラ からどうぞ。
偐家持が木花桜姫に贈りて詠める歌22首 並びに 木花桜姫の返しける歌4首併せ俳句1句
偐万葉 言葉遊びに ありければ
歌のよしあし 言ふは野暮なり (ゲゲゲのヤカモチ)
羽化したる 蝉の翅にも 似つきてや 今し咲きたり 茗荷の花は
原爆忌の 朝また来たり クマゼミは
声繁みかも アメリカ
楓
の木
白木槿
夜来の雨の 露負ひて
咲ける花あり 落つる花あり (悲喜家持)
なにはとて 残れる夏の 居座れば
吉備もきびしけ なほしぞ暑き
(汗のかき備)
金柑の 白き花咲く をさなごの ゑみにしあるや 面影立ちぬ
朝風に 秋をし見むと 吾 が来れば 青田の 水際 白鷺の行く
空の青 白鷺の影 映し行く 水にもなりなむ 暑しこの夏
木花桜姫の作れる句
後退る ほどの暑さや 百合の白
猛暑日に 焼けず白百合 真白にぞ
咲きてしあるは ともしろきかも (夏野黒百合)
木花桜姫の返しける歌
黒百合は 恋の花かと 君の名は 焼野が橋の 別れ悲しも
藤袴 咲き 始 めたれば 花水木 実もや色づく 秋恋ひ待たな
木花桜姫の返しける歌
露あらば こぼさず受けて 藤袴 青き花色 染めて咲かまし
おひはぎと いへるはぎはも あるなれど
われなにをかや ぬすめりといふ (萩の愚痴麻呂)
秋なるに いづち遊べる 龍田姫
迎へか行かむ 待ちにか待たむ
ムギワラ帽 いづち忘れむ シオカラの
ひとりし来たる
初秋
の庭
なすことも なくや暮れゆく 秋の日を
松葉牡丹の いかにと咲ける (偐中也)
木花桜姫の返しける歌
なすことも なき身のあはれ 秋の日の
花の姿を 眺めつるかな
秋晴れて
手
ゆこぼれ行く もののあり
澄みてかなしき 思ひの果ての (偐詩人)
山陰 に 逢へる兒やたれ 仙人も 山の御坊も 白き花 愛 づ
恨み侘ぶ 芙蓉の
帳
今開き
風は秋へと 吹きゆくならむ
(短恨歌)
野迫川 の 風のやさしみ 火の神の 荒き 魂 も 和魂 となり
木花桜姫の返しける歌
み仏の 慈悲の光に 荒魂 幸魂 へと 舞のぼりたり
夜半の雨 うけてぞ咲ける 風の花
しるくや恋の いかにか秘めむ (西風皇女)
ゼフィロスの 花にさまざま 色あれど
白こそよけれ
玉簾花
( 西風皇子
)
ハナミズキ 赤くぞ照れる 実のさはに
生
りて秋はも 深みかゆかむ
いかならむ えにしにあるや やまかはを
へなりむすべる ことのうれしき
(注)掲載の写真は全て木の花桜姫さんのブログからの転載です。
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