愈々今年もあと10日。
無為に1年をやり過ごしましたが、まあ、これは毎年のことでありますので、悔やむことではない(笑)。
ご本家の大伴家持殿は
うつせみは 数なきみなり やま川の
さやけきみつゝ みちをたづねな
(万葉集巻20-4468)
と言って居られるのでありますが、「求道」とは生来無縁の偐家持、早々と俗世は捨てたものの、道を尋ねるのは銀輪散歩で道に迷った時ばかりにて、道草ばかりの懲りぬ輩、どうしようもありませんですな。
辰年から巳年へ。干支は廻る。
南方熊楠の著作に「十二支考」というのがあります。
(平凡社・東洋文庫)
随分の昔に読んだ本であるが、いつの頃よりか書斎の本棚から消えているから、何方かに貸したか何かで行方不明となっているのでしょうな。十二支に登場する動物についての古今東西のお話が一杯詰まっている面白い本でありますから、一読をお勧めします。
小生は南方熊楠氏のような博識ではありませんので、「十二支考」は無理。言葉遊びの愚にも付かぬ「十二支笑」なら出来るかと・・。まあ、これはブロ友のビッグジョンさんのブログで知った「言葉遊び」(一種の駄洒落ですな。)なのですが、十二支でそれをやってみました。
<参考>ビッグジョンさんのブログ「歩人のたわごと」から
2012.10.22.
楽しい額
2012.10.24.
続・楽しい言葉
この年末の忙しい時に何を馬鹿なことを・・という向きは、烏賊は、いや以下は、パスして下さいませ(笑)。
子(鼠) 寝ずにネズミ
丑(牛) 後からウシ
寅(虎) 囚われのトラ
卯(兎) ふさぎこむウサギ
辰(龍) 炬燵のタツ
巳(蛇) へべれけのヘビ
午(馬) うまく走れないウマ
未(羊) 密事を洩らすヒツジ
申(猿) サルもくさる
酉(鳥) 取り分のないトリ
戌(犬) いるのにイヌ
亥(猪) 私心なきイノシシ
<番外>
考えるカンガルー
見ているだけならラクダ
カバンなくしたカバ
昼寝のアヒル
よく噛まないカメ
コネのないネコ
モグラのねぐら
オケラの桶屋
常陸の国のイタチ はたちになってもイタチ
タヌキも田植え きつめのキツネ
すり寄るリス じらせるクジラ
ブタのかさぶた
気力が足りんキリン
雑煮は苦手だゾウ 負んぶにラッコ
隈なく探す熊 白菜きざむサイ
しかと分からぬシカ ヒョウに一票
鰯て置けば言い鯛ボウダラ
キクも涙カタクリも涙
バケツのツバキ
タバスコが好きなナデシコ
すき焼きが好きなヤギ
私の大豆な人 小豆はお預け
ゆるめのスルメ 涼しめのスズメ
欲張りのヒバリ 意気地なしのキジ
無キャベツ殺人 けろりとしているセロリ
久し振りのブリ マグロの気まぐれ
蕎麦食うサバ 船酔いのフナ
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