何日か前にひろみちゃん8021さんがスズメノヒエの写真をブログにアップされていましたが、昨日、花園中央公園でもこれを見掛けましたので、小生もこれの写真を記事アップすることとします。
スズメノヒエについて調べてみると、これにも色々の種類があるよう。スズメノコビエ という背丈の低い種類もあるから、上の写真のものはコビエの方かも知れない。
穂の裏側にびっしりと付いている黒い葯(雄蕊のこと)を接写してみると、こんな風です。遠目には黒く見えているが、茶褐色なのですな。
別の場所では、背の高い、少し穂の姿形が違って見えるスズメノヒエがありました。これはタチスズメノヒエという種類だろうと思う。あと、シマスズメノヒエという別の種類もあるようですが、まあ、ここまで深入りすると頭が混乱するので、すべてスズメノヒエという位で事を収めて置く方が素人には無難というものである。
タチスズメノヒエの葯は遠目にも茶褐色で、スズメノヒエやコビエのそれのように黒くは見えない。
スズメのつく草花と言えば、スズメウリ、スズメノエンドウやスズメノテッポウなどが思い浮かぶ。スズメノテッポウは、その穂を抜いた茎を手に取り、葉を折り曲げ、葉の付け根にある白い膜のような葉耳の部分を口に入れて軽く加減して吹くとピーという音が鳴るので、子どもの頃はよくそんなことをして遊んだりもした。水田がすっかり姿を消してしまった所為か、近頃はこの草、近所で見掛けることはない。これを無鉄砲と言うなどと馬鹿な考えも浮かぶ。
スズメのつく虫はどうだろう。今すぐに思い浮かぶのはスズメガとスズメバチ。他に何が居るかと頭を廻らすが出て来ない。
ところで、スズメは何故スズメと言うのか。「語源由来辞典」によると、スズメの「スズ」は、小さなものを表す「ササ(細小)」から来ているか、またはその鳴き声から来ているらしい。笹やススキもこの「ササ(細小)」からだから納得。鳴き声由来説については、平安時代から室町時代まではその鳴き声を「シウシウ」と表現していたらしいが、その「シウシウ」が「スズ」に変化したというもの。
古代のサ行の音は、現代のような「s」音ではなく「ts」音であったとのこと。従って、「シウシウ」は「siusiu」ではなく「tsiutsiu」で「ツィウツィウ」または「チウチウ」に近い音に発音したのであろう。で、江戸時代に入ると「チーチー」または「チューチュー」と表記されるようになり、現代の「チュンチュン」へとつながるのである。
昔の人は、当初スズメのことを、細小説だと「ササメ」または「ツァツァメ」と発音し、鳴き声説だと「チチメ」または「チュチュメ」と発音していたことになるか(笑)。
スズメの「メ」は、群れを表す「メ」またはカモメ、ツバメなどと同じく鳥を表す接尾語の「メ」だそうです。
スズメノヒエの話なのにスズメのハナシに脱線しました。話題がヒエぬうちに元に戻して話をススメます。
このスズメノヒエに似た草にオヒシバがある。こちらの方がよく見かける草だと思う。
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