古 の人に我あれや 楽浪 の 故 き 京 を見れば悲しき (高市黒人 巻 1-32 )
(私はいにしえの人なんだろうか。さざなみの古い都の跡を見ると悲しい。)楽浪 の国つ 御神 のうらさびて荒れたる 京 見れば悲しも(同 巻 1-33 )
(さざなみの土地の神様の威勢が衰えて、すっかり荒れてしまった都を見ると悲しい。) 楽 浪 の志賀の 唐崎 幸 くあれど大宮人の船待ちかねつ(柿本人麻呂 巻 1-30 )
(ささなみの志賀の唐崎は、今も無事で変りはないが、昔の大宮人の船をひたすら待ちかねている。) 楽浪 の志賀の大わだ淀むとも昔の人にまたも逢はめやも (同 巻 1-31 )
(さざなみの志賀の入江は今はこのように淀んでしまっているが、昔の人にまた逢えるのだろうか。) しらかみはいかな意味かと 白紙 に もの書くごと問ふ 白髪 の妻 (白神家持)
実際は染めていますので、白髪ではありませんが、この際、しらかみになって貰ったという次第(笑)。PR
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