偐万葉田舎家持歌集

偐万葉田舎家持歌集

2021.02.09
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カテゴリ: 犬・猫・鳥など
​​  今日2月9日は「肉の日」とのこと。
 ならば、野菜の日は8月31日だろうと調べると、果たしてその通りでありました(笑)。
 このような語呂合わせによる「〇〇の日」というのは他にも色々あるようですが、かつて「数字変換可能短歌」というのを作って記事にしたことがあります。これと同じ語呂合わせ遊びですな。
<参考>​ 数字変換可能短歌・俳句 ​ 2012.4.1.
 数字変換が可能な文字は下記の通りであるから、これらの文字のみで、歌や俳句を作るという「言葉遊び」である。
 い(1)、お(0)、く(9)、こ・ご(5)、さ・ざ(3)、し(4)、
じ・ぢ(2又は4)、 つ(2)、と・ど(10)、な(7)、に(2)、は・ば・ぱ(8)、ひ・び・ぴ(1)、ふ・ぶ・ぷ(2)、み(3)、む(6)、や(8)、よ(4)、れ(0)、ろ(6)、いち(1)、ふた(2)、さん・ざん(3)、よん(4)、ろく(6)、はち(8)、きゅう・ぎゅう(9)、じゅう(10)、とほ(10)、みそ(30)、よそ(40)、 いそ(50)、むそ(60)、ななそ(70)、やそ(80)、くそ(90)、 もも(100)、ち・せん(1000)、まん(10000)、てん(10)等
​​​​​​​​​​​​​​​​​ さて、話(874)は変わって、 頁の記事で、カイツブリかとカメラを向けたらカモのようでガッカリしたと書きましたが、そのカモらしき鳥の写真がこれであります。

(カモ?)
 カモであるカモしれないし、別の種類の鳥カモしれない(笑)。
 カモにも色々な種類がいて、その区別はヤカモチには容易ではないのであるが、少なくとも、マガモとかカルガモとかいった馴染みのカモではないことだけは確かであるカモ。
 ここは、花園中央公園の遊水池。カモやサギはよく見かける。

(カモ)
 こちらは、間違いなくカモである。
 こんな風に池の中州と言うか、葦辺の干潟のようになっている場所に上がり、群れて休憩している。

(カモたち)
 カメラをもう少しひいてみると、こんな感じです。

(同上)
 この遊水池の東側、水門を隔てて恩智川が南から北へと流れている。
 従って、この遊水池に飛来する鳥たちは、恩智川づたいにやって来るのであろう。

(恩智川を泳ぐカモ)
 カモの泳ぐ傍らの中州に、アオサギが立ち尽くしていました。
 まあ、座り込んでいるサギなんぞは見たことないが。

(アオサギ)
 寒風に吹かれて、胸の飾り羽がそよぎ、翻り、揺れる。
 時に、思索に耽る哲学者のような雰囲気を醸すアオサギであるが、このアオサギ君は、何やらもの寂しく、落ちぶれて尾羽打ち枯らした感じがするのは、風でヒラヒラしている胸の飾り羽の所為でもあるか。

(同上)
 再び、遊水池に戻って・・・オオバンも泳いでいました。
 このオオバンについては、ヤカモチはながらく水掻きがない水鳥であると誤解をしていました。
 昔、新潟県の福島潟に銀輪散歩した際に、野鳥監視員だというお方に出会い、立話、歩き話でありますが、色々と野鳥保護についてのお話を伺ったことがありました。その折に、バンとオオバンについても説明を受けたのですが、監視員の方は、バンについて、水掻きがないので、首を振って泳ぎ、それによって推進力を補っている、というような説明をされたのだろうと思います。
 これを、バン、オオバンに共通のことと誤解して、オオバンにも水掻きがないと誤解してしまったのでありました。
 最近になってネットでの説明を見て、オオバンには、指間をつなぐ弁膜のような完全な水掻きではないが、木の葉形状の水掻き(弁足)があること、従って、水掻きがないバンに比べると泳ぎは上手いということを知ったのでありました。
<参考> オオバン ​・Wikipedia
    ​ バン ​・Wikipedia

(オオバン)
 バンもオオバンもクイナの仲間。
 ツル目クイナ科バン属、ツル目クイナ科オオバン属、というのがそれぞれの生物分類上の位置づけとなります。
 嘴の延長のような額板が特徴で、白いのがオオバン、赤いのがバン。
 このような顕著な特徴を持つ鳥は、見わけも容易なので、ヤカモチもすぐにその名前を覚えたという次第。
 バンは漢字では鷭。オオバンは大鷭。
 まあ、大伴家持はオオバン・ヤカモチとも読めますから、それで覚えたとも言えますかね(笑)。
 してみると、オオバンからバンが派生し、それは淳和天皇の時代のことであったということにもなりますかね。
 オオバン「そんなことにはなりません。」

(同上)
 しかし、このように後ろを向かれてしまうと、オオバンとは分からないのでありますから、ヤカモチの知識もいい加減なものであります。

(同上)
 水中に頭を突っ込んだかと思うと、何やら黒っぽいものを口に咥えたようで、嘴の間に黒い丸いものが写っている。

(同上)
 さて、話(874)変わって、陸上の黒い鳥と言えば、カラスのクロスケ或いはカラスのカンタローであります。

(カラス)
 石のベンチに座っているヤカモチの目の前を、カラスはひょっこひょっこと歩いて通り過ぎて行きました。万葉歌の「瞼腫れて」という、そのままの顔で。
 コイツは人畜無害と、どうやらカラスからも見くびられたようだ。

(同上)
 少し、離れた場所を歩き回り、何をついばんでいるのか、時々地面をつついたりしている。
 カラスをからかいついでに、カラスの万葉歌でもご鑑賞下さい。

​​ ( あかとき ) と  夜烏 ( よがらす ) 鳴けど この森の
木末 ( こぬれ ) ( うへ ) は いまだ静 けし (万葉集巻7-1263
​​​

朝烏 早くな鳴きそ わが背子が
朝明 ( あさけ )
の姿 見れば悲しも (同上巻 12-3095

​​ 烏とふ  ( おほ ) をそ鳥の まさでにも
( ) まさぬ君を ころく とそ 鳴く  同上 巻14-3521
​​​

婆羅門 ( ばらもん ) の  作れる 小田 ( をだ ) を  ( )
( まなぶた ) 腫れ て  幡桙 ( はたほこ ) をり  高宮 王  同上 巻16-3856
​​


(同上)
 カラスが高い木の上とか屋根の上とかに止まって、カァ~と鳴いているのはよく見かけるが、このカラス、地べたを歩き回りながら、時折、カァ~と鳴く。
 コチラをからかっているのか、それとも威嚇しているのか。
 まあ、カラスの勝手でしょ、ということでもあれば、無意味な詮索は止しにしましょう。
 逆光での撮影であったので、写真写りはイマイチであったが、下の写真はその表情も撮れていて、まずまずの出来である。
 この写真で見る限り、ヤカモチへの敵意はないようでありますが、さりとて親愛の表情でもない。
 カラス「お前もそんな顔をしとる。」

(同上)
 今日は、銀輪散歩で見かけた鳥たちの記事でありました。
<参考>鳥関連過去記事は​ コチラ ​。 ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
​​





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最終更新日  2021.02.09 13:58:25
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