4月
8日の銀輪散歩を3~4回に分割して記事アップします。
久しぶりに飛鳥川自転車道を走って見ようと、トレンクル持参で出かけて参りました。
その前に平城宮趾にご挨拶して・・。
(平城宮趾・復原工事中の南門と大極殿)
(朱雀門)
大極殿と朱雀門を遠望しつつ、平城宮趾をぐるり一周して、近鉄・大和西大寺駅へ。西大寺駅発9時23分の急行で大和八木駅下車。
飛鳥川自転車道を走るなら、八木駅から西に行くべきであるが、往路は飛鳥川沿いではなく、耳成山、藤原宮趾、香具山経由で明日香村に入り、復路で飛鳥川自転車道を走ろうと、東へと向かう。
耳成山公園に到着。
池がある。池は後世のものであり、万葉集に登場する「耳無しの池」とは違うが、それを彷彿とさせる景色となっている。耳無しの池は、鬘児伝説の池である。
(耳成の池万葉歌碑)
この歌碑は以前の記事でも紹介済みであるが、再掲載して置きます。
<参考> 万葉ウオーク下見(6)・醍醐池から耳成山公園まで
2012.10.24.
無耳
の 池し恨めし 吾妹子が 来つつ
潜
かば 水は涸れなむ
(万葉集巻16-3788)
<耳無しの池は恨めしい。私のいとしいあの娘(かづらこ)がやって来て水の中に入ったなら、水は涸れて欲しかったのに。>
鬘児伝説というのは、三人の男から求婚された鬘児という女性が、池に身を投げて死んでしまうという話であるが、詳しくは上記<参考>の記事をご参照ください。
彼女の死を知って、男の一人が詠んだ歌が、上記の歌である。
耳成山の山頂近くに耳成山口神社がある。
今回は、山頂へも、神社本殿にも行かずパスですが、上り口だけ撮影して置きます。
(注)耳成山山頂及び山口神社は下記記事に掲載済みです。
大和三山銀輪散歩
2013.3.23.
(耳成山登山口・耳成山口神社への石段)
(耳成山口神社鳥居)
(耳成山説明碑)
このコースを選んだのは、藤原宮趾の北側にある醍醐池に向かうためである。桜の盛りは過ぎているだろうが、この池の堤の桜並木とその北側に広がる菜の花畑を見てみたいと思ったからである。
(醍醐池北側の菜の花畑)
桜も菜の花畑も、残念ながら「花の盛り」は過ぎていました。
それでも、咲き残る花もあって、それなりに素敵な景色。
あと10日も早ければ、さぞやの景色であったことでしょうが、花は盛りに・・という兼好さんではないが、これもなかなかなものであります。
(同上)
池の堤に上がって、堤の道から菜の花畑を眺めると、こんなに素敵な景色なのです。
(醍醐池の岸辺道にて)
(同上)
(同上・耳成山を望む)
わずかばかり咲き残る桜木の間に耳成山が見えて、見れども飽かず、の眺めであります。
(同上・醍醐池の水面に桜花)
(同上・南西方向には畝傍山も見えて)
(同上・もう一度、耳成山)
(同上・池の東側の堤に回って北側堤を振り返ると)
(同上・犬養万葉歌碑)
堤の道の最後にあるのは、犬養孝先生揮毫の万葉歌碑。
持統天皇の有名な「春過ぎて夏来たるらし・・」の歌の碑である。
奥に見える低い丘が香具山である。
醍醐池と藤原宮大極殿跡との間の道を渡って、藤原宮趾へと入りますが、今日はここまでとし、つづきは明日以降とします。( つづく
)
飛鳥川銀輪散歩(下) 2024.11.11 コメント(4)
飛鳥川銀輪散歩(上) 2024.11.10 コメント(2)
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