世はなべて コロナ 障
みに こもるれば
旅を常とす 君もしかにか (雨障家持)
(本歌) 雨障
常する君は ひさかたの 昨夜
の雨に 懲りにけむかも
(大伴女郎 万葉集巻 4-519
)
岬麻呂は 旅をなすべし わがブログ
とひ来る人も 今かと待つがね (偐家待)
(本歌)ますらをは 名をし立つべし 後の世に 聞き継ぐ人も 語り継ぐがね
(大伴家持 万葉集巻 19-4165
)
佐保姫は 気ままなるかな 足はやみ
岬の麻呂も あと追ひかねつ (佐保彦)
以下10首は岬麻呂の旅に寄せて詠める歌なり。
来ぬ客を 来むとし待つは 烏滸
なりと
川平
の船の 白きため息 ( 在原川平
)
(20210224川平湾)
イダの浜 おのれ寄す波 吹く風の 音ばかりなり 小雨そほ降り (イダ麻呂)
(本歌) 弥彦
おのれ 神
さび 青雲
の
たなびく日すら 小雨
そほ降る (万葉集巻 16-3883
)
(20210224イダの浜)
紋別の 沖につれなき 流氷を 迎へ来にけり 能取の崎に (能取麻呂)
(20210307能取岬の台地上から見た流氷)
網走の 空染めゆける 夕照を 映し宇登呂の 流氷きしむ (宇登呂麻呂)
(20210307夕日と流氷)
倉津川 妹とし行けば 夜桜は みなもにうつし 今盛りなり (夜桜家持)
(20210421天童温泉・倉津川の枝垂れ桜)
立山に 降り置く雪を 下に見つ 桜の旅を 君行くらむか (偐家持)
(本歌) 立山
に 降り置ける雪を 常夏
に 見れども飽かず 神
からならし
(大伴家持 万葉集巻17-4001
)
立山に 置き忘れたる 登山杖 いかにかその後 なりたるならし (偐家持)
(20210506黒部立山アルペンルート・立山道路)
角館
葉桜なれば 七兵衛の 地酒楽しむ ほかなくあらむ (大伴岬人)
(本歌) 験
なき ものを 思
はずは 一坏
の 濁れる酒を 飲むべくあるらし
(大伴旅人 万葉集巻3-338
)
(10210506角館・枝垂れ桜夜景)
今日
もかも 花散る里や 富士見湖の 妹とまた 来
し 鶴
の 舞
橋
(偐岬人)
(20210506津軽富士見湖・鶴の舞橋)
桜花 散り敷くホーム
我妹 子
と たぐひてあらな 芦野の春は (偐岬人)
(20210506芦野公園駅)
※岬麻呂関連の歌掲載の偐万葉・どち篇は(その1、3、4、5、6)とほぼ毎回登場にて、今回の14首を加えて、全101首になります。
( 道祖王 万葉集巻 19-4284 )
百合の花 咲ける 夕 にも もみぢ葉の 匂へる 夕 も 継ぎてぞ逢はな
もみつ葉は まちかね山か あぢさゐの 咲ける盛りに われらは逢はむ
(注)上の歌 3
首は 2013
年 5
月 31
日の「夕々の会」
(大学の同期有志の会)に関連するブログ記事に添えた歌であるが、偐万葉・どち篇に未収録であることに気がついたので、遅ればせながら収録することとしたもの。因みに、この日に同期会の名を「夕々の会」と命名することが決まったのでありました。
(20130531夕々の会)
(道祖王 万葉集巻 19-4284 )
うたた寝も コロナ対策 おらが春 (専門家会議)
(元句)目出度さも ちゅう位なり おらが春 (小林一茶)
(注)ちゅう位=信濃方言で、中途半端、どっちつかず、曖昧な、などの意。
コロナ禍の 疾
く や絶えそね ながらへば
しのぶる民の よわりもぞする ( 打手内親王
)
(本歌)玉の緒よ たえなばたえね ながらへば しのぶることの よわりもぞする
( 式子内親王
新古今集 1034
、小倉百人一首 89
)
(注)オガクニマン氏はヤカモチの若い頃からの友人。
同氏のブログは コチラ
。
偐万葉・オガクニ篇は コチラ
。
※オガクニマン関連の歌掲載の偐万葉過去記事は下記の通りで、歌数は64首、今回の2首で合計66首となります。
オガクニ篇(その1、2) 30首
どち篇(その1、2,4,5,6) 34首
(20210104あびこ観音)
(注)もりた麻呂氏は友人のひろみちゃん8021氏のブロ友で、彼女からのご紹介で面識を得た御仁。友人・偐山頭火氏のブロ友でもある。
同氏のブログは コチラ
。
※もりた麻呂関連の歌掲載の偐万葉・どち篇過去記事は(その4,5,6)で、今回の2首を加えて全6首となります。
(注)山麻呂君はヤカモチの会社時代の後輩。
偐万葉・どち篇(その12) 2024.04.07 コメント(8)
偐万葉・MoMo太郎篇(その1) 2023.12.11 コメント(4)
偐万葉・ひろみ篇(その17) 2023.11.06 コメント(6)
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着