山線の読書日記

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2014年07月25日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「おれのおばさん」シリーズの第4弾。
4作まで続くとは思わなかったし、
なにより第一部の完結編ということなので、
まだまだ続くようだ。

札幌の小さな児童養護施設「魴鮄舎」を運営する恵子おばさんと、
そこで育った陽介、卓也たちの物語り。
魴鮄舎を出てそれぞれ寮のある高校に入学した陽介たちに一大事が持ち上がる。
魴鮄舎が閉鎖されるというのだ。
それぞれに思いを込めて何とかしようと立ち上がるとが、

悩み、ぶつかり合う陽介たち。
しかし、存続させたいと思う気持ちは一つ。
人と人とのつながり、優しさ、信頼感。
一時代前の青春ドラマを思い起こさせるような展開だが、
それでいて応援したくなるから不思議だ。

暑い夏に暑い彼らの思いの物語を読むと、
さわやかに涼しくなること請け合い。

発行:集英社
価格:1200円+税
初版:2014/6/30

評価:C


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最終更新日  2014年07月25日 19時51分54秒
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Re:おれたちの故郷  著者:佐川光晴(07/25)  
豊平川 さん

ただ、シリーズ愛読者(「おれのおばさん」ファン)にとっては、些か過剰サービスと映りました。(「地の文でプロフィルを語らなくても、脚注で充分だったのでは?」「シリーズ愛読者にとっては、既視感を感じるだけ。作品世界へ入るために必要か?」・・・等々。)

「生きる力、信じる力をまっすぐに見つめ続ける感動の青春小説!」との広告ですが・・・本作は青春小説? 陽介や卓也を主人公と位置付ければ、その通り。しかし真の主人公は、むしろ「恵子おばさん」なのでは?
児童養護施設(ホウボウ舎)を取り巻く人々。特に「恵子おばさん」の人間的魅力とは・・・
道産子の私に云わせれば、「北の大地に逞しく生きる、肝っ玉母さん」「スケールの大きな女傑」「厳しい自然と向き合い、人生を達観した、大陸的な人間」(彼女自身は北陸出身で、道産子ではありませんが)なのです。
そして、「恵子」という人物造形には、作者(佐川光晴)自身が北大時代に出会ったであろう、恵迪寮を取り巻く人々の個性や磁力の影響が色濃く感じられます。その点、増田俊也の自伝的小説『七帝柔道記』との相似性を思わずにはいられません。 (2014年08月14日 09時39分06秒)

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