「彼(ジミ)がオーディションに来て、確かそこで2曲歌ったんだけど、メンバー全員が驚くほど彼の声は素晴らしかった。即答で「ジミ、入れよ!」と決まり…(略) ジミ・ジェイミソンは私が誰よりも欲しいと思ったシンガーだった。最高の声の持ち主だが、彼のマネージメントが彼をDEEP PURPLEに参加させなかったんだ」 BURRN!』2004年10月号 BLACKMORE'S NIGHTExclusive Special Long Interviewより)
と、かのリッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)が以前、音楽雑誌のインタヴューでジミを絶賛していたが、このアルバムからサバイバーに加入したジミのvo.は本当に素晴らしい!サバイバー最大のヒット曲である“Eye of the Tiger”等でのデイヴ・ビックラーのvo.もいいが、ジム・ピートリック(Jim Peterik -b)とフランキー・サリバン(Frankie Sullivan -g)のメロディックでポップなハード・ロック(何じゃそりゃ!?)にはジミの声の方が断然適しているように思う。
この「VITAL SIGNS」は上記の曲目を1から順にclickして聴いていただくと分かるように(嗚呼、ノリノリの“First Night”がリンク出来なかったのが惜しい!)佳曲揃いなうえ、1曲目の“I Can't Hold Back”から本来のラストナンバーである“I See You in Everyone”までの曲並びもPerfect。特にA面…いや、もうA面だのB面だのという概念は存在しないんだっけ…#1から#4までの流れは圧巻。 日本盤のみのボーナストラックということで、「ロッキー(ROCKY)」のジョン・G・アヴィルドセン(John G. Avildsen)が監督し、ラルフ・マッチオ(Ralph Macchio)くんが主演して大ヒットした“青年版ROCKY”こと「ベストキッド(THE KARATE KID)」の主題歌“The Moment of Truth”がおまけで収録されているのも嬉しい限り …でもアルバム的にはちょっくら浮いてるけど(^^ゞ このアルバムからは“I Can't Hold Back”、“High on You”、“The Search Is Over”“First Night”の4曲がシングルカットされ、“High on You”と“The Search …”はそれぞれ全米チャートの8位と4位を記録、“I Can't …”も13位と大健闘した。個人的には“High on You”が一押し♪