80年代のお気に入りアルバムについてつらつらと綴ってきたが、今回は79年6月にリリースされたアルバムをどうしても取り上げたくなったので、しれっと年代を変えて “My Fave Albums of the 70's” ということで。 The Knack(ザ・ナック)といえば、“マイ・シャローナ(My Sharona)”がBillboard チャートで5週連続1位、年間チャートでも1位を記録した、一発屋界の巨星として知られる。日本でも『アメトーーク』のテーマ曲としてお馴染みである。 昨年末、YouTubeを流しっぱなしにしていたらたまたまこの曲の映像が流れて、私は初めてまじまじと彼らの演奏を視聴した。……あれっ!? え、何!? ナック、いいやん!ギターもベースも、めっちゃ格好ええやん!それからYouTubeでナックを見まくり、CDとDVDも購入してしまった。まさか令和の世になってナックの良さに目覚めるとは思いもしなかったので、我ながら驚きである。
ナックは78年に米国LAで結成された4人組で、メンバーはリードvo.&リズムg.のダグ・フィーガー(Doug Fieger)、リードg.&vo.のバートン・アヴェール(Berton Averre)、b.のプレスコット・ナイルズブルース・ゲイリー(Bruce Gary)。 79年にリリースされたデビューアルバム「ゲット・ザ・ナック(Get the Knack)」がBillboard チャート6週連続1位となり、1stシングル “My Sharona” も大ヒットしたが、翌80年リリースの2nd「…バット、ザ・リトル・ガールズ・アンダースタンド(...But the Little Girls Understand)」が15位、81年リリースの3rd「ラウンド・トリップ(Round Trip)」が93位と下降線を辿って82年に解散。その後ゲイリーを除く3人+新ドラマーでちょろちょろ再結成&解散を繰り返した後、90年代後半から再始動していたが、10年にダグが亡くなって活動停止となっているらしい。
「Get the Knack」はYouTubeにフルアルバムがあがっているので、そのまま貼り付けてみた。興味のある方は、アルバムタイトルをポチッ! ちょっと…いや、かなりビートルズ(The Beatles)を意識しているのがアルバムジャケットや楽曲から窺えるけど、今聴いてもなかなかいいアルバムだと思う。いつまでも一発屋界の巨星として燦然と輝き続けてほしい
Get the Knack」 The Knack - My Fave Albums of the 80's. Vol.26
Side One 1. Let Me Out 2. Your Number or Your Name 3. Oh Tara 4. (She's So) Selfish 5. Maybe Tonight 6. Good Girls Don't
Side Two 1. My Sharona 2. Heartbeat 3. Siamese Twins 4. Lucinda 5. That's What the Little Girls Do 6. Frustrated