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いつも ここにいた1番隅っこの 奥のほうたまに 戸が開いて前にいる おなべさんが 何処かに行くたまに「あ~~。つかわなきゃあね」と声が する「そのうち リサイクルにでも 出されるんじゃなぁい?」と隣にいる やかんさんが いうどきっ!!ぼくは もともと青空市場という バザーに並んでいたボクを 売る人は新しい最新式が きたので売るつもりだそこへお母さんが 子供を連れてぼくを じーっと 見たんだそして売る人と何やら 喋りこんでぼくを 連れて帰ってくれたんだ!!新しい いばしょに行ける!!とそりゃあ 喜んだものさ「汚さないように」と お母さんは棚の 1番奥へ ぼくの ばしょを くれたんだ・・・・・それから何カ月 たったろういっしょに棚にいた 中華鍋さんが帰ってこなくなり少し 広くなってぼくの 心に ぽっちりと穴が あいたようだったいつか ぼくも・・・そんな ある日いつものように 戸があいた「またね」とやかんさんが いうんで見ていたらやかんさんを横に 置いてぼくをお母さんが 抱っこしたんだ「やっと 使えるわ ごめんね 説明書 無くして 使えなかったの」子供達が「はやく はやく!!」と いっているぼくは ぴかぴかに みがかれてコンセントに つながれたおかあさんの手でそっと ぼくのふたが 開かれて小麦粉・バター・塩・砂糖・・・・・・次々に 入れられていくぼくも 嬉しくってでも ちゃんと できるのかなと思ってたら「ちゃんと できるかしら・・」と お母さんも呟いたそっと こどもが スイッチを 押した頑張るぞ~~~!!ねって こねて ふっくらしてぼくの 鼻歌に 子供が びっくりするみたいどんどこど~~ どんどこど~~~ねって こねてもっちもっちふんわり もんわりどんどこど~~ どんどこど~~こどもたちが踊り出した ピッ ピッ ピィーー「さぁ できたよ~~~」ふたを あけてみんなが 顔を 覗きあったちょっと 恥ずかしいな~~~でも 見て!!!!ほらっ!焼き立ての パンだよ「うわぁ~~~~」みんなでバンザイの声を あげたうれしそうに 食べてるみんなの顔ぼくは ほんとうに うれしかったそしてそれからぼくの いばしょは同じ 隅でも冷蔵庫の おとなりさんに なったおかあさんが「忘れないように いつでも みれるように」だって!!きみの いばしょはどこですか?
2006.02.27
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その時風が走った木々がこそばそうに揺れた草原がゆるやかに体をおこす指のすきまから通りぬけるほほをぴたっととおす風はあらゆるものにいのちを与える風はどこからきてどこに吹くのかはるか祖先の大地から口から口へ人から人へ伝えられるそれを忘れちゃいけないそれを閉じてはいけない
2006.02.14
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「おやすみ~~」 パチッと 電気を消して 夜の 静寂を 静かに 迎え入れる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブツブツブツブツとどこからともなく声が 聞こえるよく耳をすますと「世界一、美少年が 今日もお休みします 世界一の美少年が 今日も美少年で オヤスミします・・・」上のほうからは「ビューティフル・エクセレント・ダイナマイト男前が あまりにカッコ良すぎました 明日も さらに、さらに!! 男前でありますよう。。。 おれって かっこいい~~~」う~~ん負けじと「今日も ピカピカでプリティーな1日を ありがとう。 明日は、パワフル・ビューティ路線で ひとつよろしく」と いいましたしまいにだんだんみんなの声が大きくなりました「うるさぁ~~い!!!!」といって大爆笑!!そして今度こそ「おやすみ」といってお口の電気も消しましたしずかなしずかな夜ぷぅ~~「誰や!!臭いわ!!!!」・・・いつ迎えられるのでしょう・・・・
2006.02.07
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