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「La Grange」は、一風変わったクレープ屋さんです。サン・ガシアン大聖堂の正面に向かって、すぐ左にあります。大抵、クレープ屋さんというのは、カジュアルでオープンな雰囲気だと思います。でも、「La Grange」のドアをくぐった瞬間、「ここがホントにクレープ屋さんなのか!?」という疑問と戸惑いが、貴方を捉えることでしょう。中世的で重厚な店構え。ドラゴンをモチーフにした、おどろおどろしい装飾。貴方が持っている、クレープ屋さんの概念が、見事に打ち砕かれます。僕が注文したのは、ハンバーグとポテトのそば粉クレープ(EUR8.30)です。このボリューム感は、しっかりとした食事になります。 それと、この店では、是非、トイレにも入ってみて下さい。便器まで、ドラゴン柄になってます。店主のこだわりに、思わずニヤっとしちゃいます。
2006年08月09日
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トゥールの街は、ロワール川とシェール川に挟まれています。この二つの川岸が、気持ちのよいジョギングコースになります。まずは、ロワール川です。サン・ガシアン大聖堂、トゥール城を右に見て、ロワール川まで進みます。すると、サン・サンフォリアン橋Pont St-Symphorienという歩行者専用橋に出ます。歩行者専用と言っても、かなりガッシリ立派な橋です。対岸まで走って、橋のたもとの石段を降りると、川べりの細い遊歩道に出ます。全長6kmくらいあります。旧市街方面が見えるポイントもあり、なかなか風光明媚です。 ここには、手付かずの自然が残っています。小鳥たち、鴨の親子たち...野うさぎが、ビュンビュン横切っていきます。はっきり言って、僕は闖入者です。みんなの朝の静けさを邪魔しています。パルドン...一方、シェール川には、素敵な公園が整備されています。全長約2kmの中州は、バルザック公園と名付けられています。この公園には、なぜかエミューがいます。オーストラリアの、ダチョウに似た鳥です。なかなか人懐っこい奴らです。近くに、名前は知らないんですけど、もう一つ公園があります。中に、ピシーヌ湖Lac Piscineがあり、周回コースにピッタリです。ここでは、ジョガー仲間を見かけます。それと、一心不乱に釣りをするオッサンたちもいます。 それにしても、トゥールまで来て、わざわざジョギングされる方は、ほとんどゼロだと思いますんで、全く役に立たない情報ですねぇ...
2006年08月07日
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ボン・ジュール!お久しぶりです。お元気ですか?日記を書く気分になってきたので、(なぜか)トゥールのご紹介を致します。トゥールは、パリの南西、TGVで約1時間20分くらいの地方都市です。人口は、約13万人。割と学生が多いです。夜中に騒いでいる連中も時々いますが、総体的には静かな落ち着いた街です。この写真は、トゥール美術館の庭から見た、サン・ガシアン大聖堂です。この街で、僕の一番好きな場所です。トゥール美術館(EUR4.0)には、中世宗教画から、現代アートまで幅広いコレクションが展示されています。モネの作品も1点あります。ヴェトゥイユのセーヌ河を描いた作品です。庭へは、正面の門から、無料でヒョコっと入れます。目の前に大木がやさしげに待ってくれてます。きれいに整備された、気持ちの良い庭です。トゥール観光案内所のホームページ(仏語、英語など)→モネのヴェトゥイユ作品では、これが有名ですネ。
2006年07月07日
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レマン湖畔で、プ~してます。ボチボチ、画像などUP致します。とりあえず、プロミンテ(ごめんなちゃい)。
2005年08月12日
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明日から、再び、旅に出ます。ヨーロッパ最高峰、モンブランを目指します。「高いトコ倶楽部」としては、まさに最高の目標地点です。その後、レマン湖周辺で、ゆっくり夏休みを過します。しばらく、音信不通になるかもしれません。新聞の片隅に、「日本人、モンブランで行方不明...」なんていう記事が出ない限り、元気にやっています。心配ご無用です。レマン湖周辺で、走っている日本人を見かけたら、僕かもしれません。まあ、とにかく、レマン湖周辺の美しい風景をお楽しみに!
2005年07月13日
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旧市街広場に建つ時計塔。プラハのシンボルの一つです。毎正時に動き出す仕掛け時計。そのあまりのあっけなさに、タメ息を漏らす観光客たち。プラハで、毎日繰り返される風景です。プラハ旧市街に、塔はたくさんあります。その数ある塔の中で、唯一、エレベーター付きなのが、時計塔です。そういう意味では、お気軽に、高いトコを楽しめるスポットです。仕掛け時計の左手にある、インフォメーション・センターから、中に入ります。ずっと、奥の方に行って、階段を少し上ります。そこに、塔のチケット売場があります。50コルナ(約235円)です。すぐに、エレベーターがあります。スイっと、塔の上まで運んでくれます。「エレベーターで登るなんて、甘ったるいっ!」という正真正銘の高いトコ倶楽部会員の方や、「マラソンのために、自分を追い込みたい!」という乳酸ジャンキー(略して乳ジャン)な方は、ご安心下さい、ちゃんと、階段でも登れます。上まであがって、下を見ると、下々の人たちが、意外と小さく見えます。石畳の模様も、美しいです。下を歩いてる時には、気付かないもんです。旧市街広場のお仲間、ティーン教会も、すぐそこに見えます。迫力あります。もちろん、プラハ城もバッチリ見えます。いつもながら、素晴らしい眺めです。こうして、上から、プラハの街を見て、改めて思います。愛すべき街だなと。プラハの風に吹かれながら、街の風景を、深く心に刻もうと思いました。
2005年07月12日
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僕とチャーリーの出会いは、偶然でした。ある日、いつものように、ストラホフ修道院あたりを、ぶらっと走っていました。修道院の裏手に来た時、走ったことのない道を、「あらっ」と見つけました。ふらっと、その道を入って行くと、緑の中に、一軒のレストランがありました。そこに、何か得体の知れない生き物が、ちらっと見えました。そして、それが、近づいて来ました。すらっとした肢体に、ふさっとした毛並みが、美しかったです。「ドブリー・デン(こんにちわん)!」彼は、ひらっと名刺を差し出しました。そこには、こう書かれていました。「僕の名前は、チャーリーです。5歳のアイリッシュ・ウルフハウンドです」「プロシーム(どうぞ、こちらへ)」彼に導かれて、薄暗い階段を下りました。『ペクロ』という名前のレストランでした。「地獄」という意味です。「『のらくろ』なら知ってるけどネ」僕の言葉を、しらっと無視して、チャーリーは歩いて行きました。「12世紀のワイン貯蔵庫跡なんだワン」彼の説明の通り、天井の低い、細長い空間でした。「串刺し料理が自慢なんで、食べて行って下さいワン」ストラホフ・ブッチャーという料理をぱくっと頂きました。「また、いつでも、遊びに来て下さいワン」こうして、僕とチャーリーは友達になりました。ストラホフ修道院あたりを走る時は、きちっと挨拶に行きます。Restaurant Peklo住所:Strahovske nadvori 1, PrahaTEL:220516652レストラン「ペクロPeklo」のHP(英語/チェコ語/他)是非、チャーリーから名刺をもらって下さい。
2005年07月10日
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「高いトコ倶楽部夏合宿inトスカーナ」も、いよいよ最後の一日となりました。これまでの高いトコ登りで、かなり乳酸が溜まってきています。まったく、乳酸ジャンキー的なイベントです。そして、この最終日に、まさか、ここまでの試練が、我々を待ち構えていようとは、予想だにしませんでした。まず、フィレンツェを訪れたからには外せない、ウフィツィ美術館へ向かいました。開館時間は、8時30分です。我々は、8時頃に、現場へ到着しました。「やばい!」すでに、長蛇の列ができています。最後尾に並ぶために、その列を辿って行きます。列は、アルノ川でターンして、まだ続いています。入場制限があるようで、8時半を過ぎても、列の進み具合は遅いです。かれこれ、2時間少しして、ようやく、美術館へ入ることができました。追い討ちをかけるように、絵画館は3階にあります。階段がキツく感じます。でも、展示品はやっぱりすごいです。ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」「春」「マギの礼拝」、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品群など。ため息でまくりの作品が続きます。「受胎告知」、「マギの礼拝」などの場面を、違う作者で、見ることができるのも面白いところです。結局、鑑賞時間も、2時間近くかかりました。ウフィッツィ美術館Galleria dagli Uffiziのホームページ(イタリア語/英語)ウフィツィ出口近くのトラットリアで、昼食。しばしの休息。そして、夏合宿最後の高地、ドゥオーモのクーポラを目指します。「あっちゃ~」ここにも、行列ができています。またもや、45分くらい並んで、いよいよ、クーポラの階段を登りだします。登頂料は、6ユーロです。並び疲れが残っていて、いきなり階段がキツく感じます。まあ、流れに乗って行くしかないです。「うおっ!」200段くらい登ると、中間点です。クーポラ内部の空間に出ます。天井のフレスコ画「最後の審判」を、間近で見ることができます。また、ドゥオーモ内部を上から見下ろせます。さらに、後半の階段が続きます。いろんなバリエーションの階段があって、楽しくなってきます。塔に登っているというよりも、地下水道を進んでいるような感じです。最後の方は、階段の傾斜が急になってきます。竹野内豊とケリー・チャンも、こんな所を登ったんですネ。映画のような感動的な再会ができる雰囲気では、到底ありません。「来た!来た!来たぁっ!」地上から、464段目。ついに、クーポラの頂上にやってきました。一挙に広がる、360度のパノラマ。「行列と乳酸のあとで」辿り着いた極み。僕は、心の中で、最後の叫びをあげました。「もう、こんな合宿はコリゴリだぁ~!」冷静と情熱のあいだ↑竹野内豊のようにカッコ良く、クーポラの頂点に立つはずが...
2005年07月07日
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朝のシニョリーア広場。ヴェッキオ宮が、その優美な姿を見せています。映画「ハンニバル」で使われてました。レクター博士は、今どこに...?今、広場には、屋台のお兄さんがいます。フィレンツェでは、土産物や雑貨を売る屋台を多く見かけます。こうやって、手で引っ張ってくるんですネ。本日の売上げは、どうなることやら...?ウフィツィ美術館の通りを抜けると、アルノ川に出ます。右手には、ヴェッキオ橋が見えます。フィレンツェ最古の橋です。橋の上に通路が通っています。メディチ家の権力の強大さが伝わってきます。彼らは、どんな顔して、ここを渡っていたんだろう...?僕は、薄っすら額に汗をにじませながら、橋を渡ります。そして、川べりを東へ走ります。古い門が見えたら、小高い丘を登ります。ジャリ道を、フーフー言いながら、駆け上がります。登りきったところが、ミケランジェロ広場です。ダヴィデ像が立っています。振り返ると、フィレンツェの街が、眼下に広がります。朝の静けさの中で、フィレンツェの街が輝いています。この風景には、フィレンツェのすべてがあります。さて、これからどこへ向かって走ろうかな...?ハンニバル スペシャル・プライス版【TDV-2632D】=>20%OFF!ハンニバル スペシャル・プライス版↑フィレンツェの風景を楽しみたい方にオススメです。気の弱い方には、オススメしません。
2005年07月06日
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イタリアの街は、どこへ行っても、ドゥオーモがあります。もちろん、シエナにもあります。ただ、ここのドゥオーモは、そんじょそこらのドゥオーモではありません。内部の絢爛豪華さは、ピカ一です。イタ一と言えるかもしれません。床一面に描かれた、装飾画の見事さ。そして、聖歌譜面が飾られた、図書の間のきらびやかさ。見る者をアっと圧倒します。ドゥオーモを出て、洗礼堂の方へ歩いていると、「パノラマ」という看板が目に入りました。どうも、ドゥオーモ付属美術館の内部のようです。さっそく、のぞいてみます。ドゥオーモのスゴい装飾を目にした後では、展示品はさほど興味を引きません。とにかく、上を目指します。すると、螺旋階段まであったりして、なかなかの高いトコスポットです。上まで行き着くと、ドゥオーモが真横に、ドッシリと見ます。さらに、すごいのが、マンジャの塔とカンポ広場が、きれいに見えることです。感動的な光景です。シエナは、なぜか、ツバメが、異様に飛び交ってます。そのツバメたちが、ビュンビュン飛び回る向うに、シエナのこげ茶の街並みが広がります。飽きのこない風景です。そういうことで、ここは、「高いトコ倶楽部」認定穴場スポットに登録しちゃいます。
2005年07月05日
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ホテルを出て、フィレンツェ中央駅西口近くにある、長距離バス停留所へ向かいました。SITA社のバスターミナルは、ちょっと奥まった所にあります。シエナ行きチケットを購入します。片道6.50ユーロです。SITA社ホームページ(伊語のみ)きれいな車内で、快適なバスの旅です。1時間15分くらいで、シエナのA.Gramsci広場に着きました。にぎやかな商店街、バンキ・ディ・ソプラBanchi di Sopra通りを、のんびり歩きます。中世の街並みが残っています。しばらく行くと、いよいよ見えて来ました。マンジャの塔です。本日の「高いトコ倶楽部夏合宿inトスカーナ」の目標地点です。カンポ広場に建っています。プップリコ宮殿という、冗談のような名前の建物の横から、ヒョコンっと飛び出しています。高さ102メートルです。さっそく登ろうと、中に入って行くと、行列ができています。入塔制限があります。15分に25人の割合で、塔内に入っていけるようです。20分くらい待って、いよいよ登塔です。途中にある、チケット売場で、登塔料を支払います。6ユーロです。石段を一歩一歩登ります。なんとか降りてくる人とすれ違えるくらいの幅です。地上から数えること381段、頂上に着きました。真下には、カンポ広場が見えます。扇形で、宮殿に向かって緩やかにスロープを描いています。独特の形が面白いです。こういう傾斜のある広場って、珍しいです。つい先日、7月2日に、毎年恒例のお祭パリオPalioがありました。僕は、テレビで見たんですけど、この広場が、大群衆で埋まってました。そして、広場のグルリを走る裸馬競争を、大興奮で見るわけです。まずスゴかったのが、スタートラインに並ぶ時です。旗手たち、馬たちが、それぞれ牽制し合って、なかなかきれいに並びません。15分以上、小突き合ってました。そして、レースもスゴいです。2位を走っていた馬が、コーナーで、大転倒です。青色服を着た旗手が、地面に叩きつけられます。その上を後続の馬が走って行きます。あのお兄さん、大丈夫だったんかなぁ?もちろん、優勝者を称える盛り上がりもスゴいです。シエナの男たちは、この祭りのために生きていると言っても過言ではないんです。パリオの裸馬競走↑数字を順番にクリックすると、青いお兄さんの悲劇が見られます。まだ、興奮冷めやらない感じのシエナ。焼け焦げたような、こげ茶のシエナ色が、ムッとした熱気をはらんでいます。
2005年07月04日
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♪森と城壁に囲まれて静かにたたずむピサ、ピサ、ピサ斜塔~フィレンツェ中央駅から、ローカル列車に乗って、ピサ中央駅へやってきました。約1時間、片道5.10ユーロです。ピサ中央駅内の売店で、バスチケット(片道0.85ユーロ)を購入します。売店のおばちゃんに、バスの番号を尋ねてみます。「ドゥオーモ広場行きバスは、何番ですか?」「駅前の道の向こう側にあるバス停から、3番に乗りなさい」しばらく待っていると、1番バスがやってきました。バス待ちの人たち全員が乗り込んでいきます。運転手さんに尋ねてみます。「ドゥオーモ広場に行くよっ!」まあ、とにかく、15分くらいで、ドゥオーモ広場に着きました。青空の下、緑の芝生に、斜塔、ドゥオーモ、洗礼堂という、白い建造物が映えます。「奇跡の広場」と呼ばれることだけあります。さっそく、ピサの斜塔へ向かいます。斜塔の近くにあるチケット売場に入ります。20分毎に、30名くらいのグループになって、登るようです。12時頃に申し込んだところ、2時20分のグループになりました。登塔料は、15ユーロです。ちょうど、昼食時です。斜塔から、東の方へしばらく行って、城壁の外へ少し出たところにある、トラットリアに入りました。Da BrunoVia Luigi Bianchi, Porta a Lucca, PisaTel: 050-560818家族経営の店のようです、家の女の子が、店の中で、遊んでます。でも、味は良かったです。エビのペンネ(10ユーロ)は、最高でした!胃袋に満足感を覚えながら、いよいよ、斜塔クライミングです。登る前に、手荷物を、ロッカーに預けなければなりません。斜塔の石段を、グループで固まって、ゆっくり登って行きます。登っていても、塔の傾きを感じます。カラダが、微妙に傾きます。面白い感覚です。約290段登って、頂上へ。広場の仲間、ドゥオーモと洗礼堂が、下に見えます。向きをかえると、ピサの街並みが広がります。イタリア的な色合いです。ピサの斜塔登りは、「高いトコ倶楽部会長」として、長年の夢でした。スっカ~と晴れた天気の下で、夢の塔の頂上に立つ喜びを、じんわり噛み締めました。
2005年07月03日
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「高いトコ倶楽部夏合宿inトスカーナ!」ってことで、フィレンツェへやってきました。「一日一塔」「一塔入魂」でいきたいと思います。まずは、「ジョットの鐘楼」です。ドゥオーモの横に、美しい姿で建っています。14世紀の塔です。6ユーロ払って、階段を登って行くと、所々、踊り場のような場所があります。徐々に高くなっていくのが感じられます。休憩もできます。そして、414段で、最上段へ登頂です。高さ85メートルです。真横にある、ドゥオーモのクーポラが、眼前に迫って見えます。すごい迫力です。視線を右の方に移すと、フィレンツェの茶色い街が一望できます。ヴェッキオ宮などが目に止まります。いや~っ、合宿初日は、大満足でした。
2005年07月02日
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「ドブリー・デン(こんにゃちは)!」ネコのコツォールです。日本語で言えば、「ネコ夫」みたいな、ベタな名前です。旅ランさんは、また、明日から、旅に出るんです。今度は、フィレンツェとかいう街らしいです。ジョギングシューズをカバンに詰めたりして、忙しそうだにゃ。で、僕が、代わりに、パソコンのキーをパチパチしてます。彼に、「にゃんで、旅に出るの?」って尋ねたら、「幸せを探しに行くんだ!」ってことです。そうなのかにゃ~?僕なんて、家の裏の遊歩道をブラブラするだけで、十分幸せだけどにゃぁ...時々、生意気な犬に追いかけられて、怖い目に遭うけど...ここが、ホントに大好きにゃんです。「幸せとは、旅の仕方であって、行き先のことではない」って言った人間がいるみたいです。その通りだと思います。僕の考えは、こうです。「幸せとは、遠くで見つけるものではにゃくって、近くで見つかるものにゃんだ」ちょっと生意気でしたか?まあ、みんなで、身近にあるパッピーを見つけようにゃん!「ナ・スフレダノウ(さよにゃら)!」それから、まだ読んでにゃい人は、コツォールの教え、その一もどうぞ!
2005年07月01日
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プラハの公共交通手段には、地下鉄・路面電車・バスがあります。 共通のチケットで利用可能です。よく使うのが、8コルナと12コルナのチケットです。[8コルナチケット]・ 地下鉄は、4つ先の駅まで乗車可・ 路面電車・バスは、15分間乗車可[12コルナチケット]・ 地下鉄・路面電車・バスを、平日の5時から20時まで、1時間乗車可能・ 平日のその他の時間、及び、土日祝日は、1時間半乗車可能ところが、7月1日から、乗車料金が変更になります。12コルナ→20コルナ(約95円)8コルナ→14コルナ(約65円)切符の買い置きをしていたので、どうなるのかなと心配してました。どうも、7月1日から定期券売り場で払い戻し可能のようです。それと、8コルナ+12コルナ=20コルナとして、使用できることにもなっています。で、さっそく、チケット券売機を見てきました。新チケットを購入できる機械がありました。7月1日から有効と表示されてます。その横には、まだ旧乗車券の販売機がありました。間違えないように、気を付けないといけませんネ。写真は、新20コルナ券です。読んでみると、「平日の5時から20時まで、75分間乗車可能」って書いてます。15分間有効時間が延びたんですネ。まあ、あんまり嬉しくもないですけど...プラハの物価は、着実に上昇しているようです。
2005年06月30日
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♪見上げてごらん~、プラハの街を~プラハは、本当に、塔が多いです。「百塔の街」と呼ばれるだけのことはあります。上まで登れる塔も、たくさんあります。「どの塔からの眺めが、NO.1だろうか?」と常々考えています。・プラハ城とカレル橋が見えて、旧市街広場のティーン教会と時計塔も見える。・できれば近い距離から見える。・登る途中も、そこそこ楽しい。以上の条件を兼ね備えた塔は、果たしてあるでしょうか?と考えながら、プラハの街を歩いみました。♪上を向ぅいて歩こうぉぅ、何かが見つかぁるよぉぉにその時、一つの塔が目に入りました。クレメンティヌムの天文塔です。カレル橋を、旧市街広場方向に少し歩いたところにあります。見た目に、地味な塔です。でも、ここは、プラハ城・カレル橋グループと、旧市街広場グループの中間に位置しています。試しに登ってみましょう!1時間毎の、ガイド付きツアーになっています。微妙な線でウケを狙うガイドのおじさんに連れられて、鉄製の螺旋階段を上って行きます。途中、図書の間があります。バロック装飾の美しい図書館です。2万冊の古文書があるらしいです。貸出しもできるそうです。塔の部分は、木製の階段になっています。各階には、天文学用の道具が展示されています。中世の天文学って、どこか妖しげですネ。塔の頂上あたりでは、梯子みたいになっています。かなりビビります。スカートで来ない方がいいです。そして、いよいよ、塔からの眺望です。まずは、旧市街広場グループからです。旧市街広場の主役たちが、目の前に揃い踏みしてます。その後ろに、プラハの街並みが広がります。いい感じです。それから、プラハ城・カレル橋グループです。中央に、カレル橋が見えます。その先に、小地区が広がります。もちろん、プラハ城もバッチリです。どちらのグループに軍配を上げるかは、あなた次第です。今日のお天気からすると、旧市街広場グループの勝ちかなぁ?♪オーマイダーリン、オーマイダーリン、オーマイダーリン、クレメンティヌム俺たちゃプラハに住んでるからにぃ~荒野の決闘<特別編>↑この西部劇の主題歌が、「いとしのクレメンタイン」です。---ジョギング日誌---家の近くのフヴィエズダ公園を、チクっと走りました。本日の走行距離:10km今月の走行距離:165km
2005年06月29日
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「うげ~っ、暑いなぁ~っ」今年の6月は、異様に暑いです。最高気温30℃前後の日が、2週間くらい続いています。基本的に、プラハの街には、エアコンがありません。エアコンのない路面電車なんて、メッチャきついです。しかも、思いっきり直射日光の当たる側に座っていると、気が遠くなっていきます。その上、チェコ人は、汗臭い。強烈な体臭を発散するお兄さんたちに囲まれると、悶絶、いや、気絶しそうになります。昼間走るのも、ちょっと億劫なので、日暮れ時に走ることにしました。強い紫外線も、お肌に悪いですしネ。この時期、日暮れ時といっても、夜の9時以降になります。まだ昼間のような夜8時くらいに、「ドブリー・ヴェチェル(今晩は)」なんて挨拶されても、ピンと来ません。まず、家から、ストラホフ修道院へ向かいました。お気に入りのジョギングコースから、プラハの街を見下ろします。もう9時半ですが、まだ空は明るいです。丘の陰で、プラハ城下の小地区は、暗くなっています。ここから、レトナー公園へ向かいます。ヴルタヴァ川とプラハ旧市街が見下ろせるポイントにたどりつきました。少し赤みを帯びはじめた空。ヴルタヴァ川を行き交う遊覧船。旧市街の静かなたたずまい。心洗われる風景です。レトナー公園内のレストラン周辺には、たくさんの人がいます。公園のベンチや芝生に座って、夕涼みをしています。レストランから聞こえてくる音楽が、素敵なBGMです。この時期、このあたりを走ると、いつも思います。幸せって何だろうと...美しい風景、素敵な音楽、大切な家族や友人、彼らとの語らい。これだけ揃えば、人生って、幸せなんじゃないでしょうか?チェコ人から学んだ、人生観です。心和らぐ時間を持ちたいですネ。おっと、時計は、もう午後10時を回りました。そろそろ家へ帰ります。プラハ城あたりも、薄暗くなってきてます。暑さも、すっかり、和らぎました。本日の走行距離:17km今月の走行距離:155km
2005年06月28日
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ケルンからフランクフルトへ向かう、アウトバーン3号線。ちょうど中間地点で、右手に美しい建物が見えます。いつも気になっていました。ちょっと寄り道。そこは、リンブルクLimburgという街でした。駐車場に車を停めて、街を歩きます。緩やかな坂道。道を尋ねながら、登って行きます。優しげな人々の笑顔。坂を上りきった所に、その建物はありました。リンブルクの大聖堂です。ロマネスク様式と、ゴシック様式が混ざったような、微妙な美しさ。しばらく見上げた後、中へ入ってみます。内部はシンプルです。それがかえって、美しいです。聖なる味わい。でも、これだけなら、あまり深い印象は残りません。5年間のヨーロッパ旅ラン生活で、見飽きるくらい教会を見てきました。そんじょそこらの教会では、満足できません。まるで、教会評論家。大聖堂の前にある、土産物屋に立ち寄ります。絵葉書を見ていて、ふと素敵な写真が目に止まりました。「おばさん、ここ行きたいんですけど!」「あっ、そう。この横の階段を下りて行きなさい」(ドイツ人は、よく「あっ、そう」と言いますネ)階段を下りて、しばらく歩きます。すると、ラーン川に出ます。ライン川の美しき支流。アルテ・ラーン橋Alte Lahnbruckeを渡ります。そこで、振り向いて、右手後方を見ます。「うぉ~!」思わず出る感嘆の声。リンブルク大聖堂の眺め。緑多きラーン河岸。川面に写る風景。この景観は、深く、僕の心に刻み付けられました。「う~ん、大満足!」気分良く、街へ戻ります。中部ドイツ独特の木組みの家が多く残る街並み。程よい賑わい。リンブルクは、素敵な街でした。いい寄り道になりました。リンブルクLimburgのホームページ(ドイツ語のみ)---ジョギング日誌---本日の走行距離:9km今月の走行距離:138km
2005年06月27日
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ニュールンベルクに立ち寄ると、必ず食べるものがあります。これを食べるがために、わざわざニュールンベルクに立ち寄ることすらあります。それほど美味しいものです。今回は、創業1526年(ホンマか?)の老舗に行ってみました。Bratwurst-HerzleBrunnengasse 11Tel: 0911-226810ニュールンベルク中央駅の地下街を出て、メインストリート、ケーニヒ通りKonigstrasseをテクテク歩きます。ゴシック様式の美しい、聖ローレンツ教会が見えてきます。教会前の広場の左手にある、ブルーネン通りBrunnengasseを入っていきます。50メートルくらい行くと、左手に、お店があります。テラス席に腰掛けます。店の窓から、この道ウン10年という感じのおっちゃんが見えます。直火で、丁寧に一本一本焼いています。おっちゃんも、こちらをチラチラ見てます。ビールを飲みながら、待つこと10分。ついに出てきました。ニュールンベルクソーセージです。10本8.40ユーロです。なぜか、ハート型の器に入っています。周りを見回しても、ハート型は、僕だけです。おっちゃんからの、愛のメッセージでしょうか?少し眩暈をおぼえます。気を取り直して、最初の一本。カリっ!絶妙の焼き加減です。表面のコゲの苦味と、肉の甘味のハーモニー!付け合せのキャベツの酢漬け(ザウアークラウト)も、酸っぱさ控えめで美味しいです。ビールが進む、進む...さすがは、この道ウン10年の職人技!おっちゃんの愛を受け入れてもいい気になってきます。おっちゃんとのメモリーにと、10本入り缶詰(4.10ユーロ)を大量に買いました。これにも、熱いハートが入ってます。いっひ・りーべ・ニュールンベルクソーセージ!いっひ・りーべ・おっちゃん!ドイツニュールンベルク25gサイズ500g↑目一杯愛情を注ぎこんで、本場の味を目指して下さい。---ジョギング日誌---本日の走行距離:12km今月の走行距離:129km
2005年06月26日
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ニュールンベルク・フランケン・スタジアムにやって来ました。コンフェデレーションカップ準決勝「ドイツ対ブラジル」戦です。ここに、日本代表が来ていないのは、残念です。でも、気楽に、ゲームを楽しみたいと思います。このスタジアムは、ニュールンベルク中央駅から、郊外列車S2の4つ目の駅にあります。片道1.80ユーロです。サッカーのための、臨時列車が出ていて、それほど混雑はしていません。北側のゴール裏2階席から観戦です。大スクリーンは、南北両ゴール裏にあります。ちょっと、見にくい位置です。午後6時キックオフです。気温が30℃を超えています。ピッチに直射日光が当たって、いかにも暑そうです。僕たちの席は日陰になっていて、太陽の暑さは感じません。でも、競技場を埋め尽くした、ドイツサポーターの応援が熱いです。「ドイッチュランド! チャチャチャ! ドイッチュランド! チャチャチャ!」一応周りに合わせて、声援を送ります。まず、前半21分、アドリアーノのFKが決まって、ブラジルが先制!強烈なひと蹴りです。ロナウジーニョが蹴ると思ったんですが、キーパーも意表を突かれたようです。この試合、アドリアーノは、大活躍です。ドイツに追い付かれた後、アドリアーノの右サイドからの突破が、ファウルを誘います。ロナウジーニョが、PKを確実に決めます。ブラジルが、再び、2-1とリードします。ドイツサポーターの大ブーイングの中、集中力を高めていく姿が、印象的でした。しかし、前半44分、すぐに、今度は、ドイツのPKです。バラックが、大声援の中、カッコ良く決めて、同点です。前半は、このまま、2-2で終わります。ブラジルの方が、優勢でしたが、得点は同点です。後半に入ると、ホームの勢いで、ドイツが押し気味になってきます。ロナウジーニョへのマークが、更に厳しくなってきました。ブラジルは、いい形が作れません。ところが、後半31分、一瞬のスキを突いて、またもや、アドリアーノが、ドリブルで持ち込みます。そして、シュート!ブラジルが、3-2とリードします。そして、試合巧者ブラジルは、このまま、逃げ切ります。結局、始終、落ち着いた試合運びだったような印象です。やっぱり、強いです。今回のコンフェデ杯は、フランクフルト、ケルン、ニュールンベルクと、現地観戦して来ました。個人的な好みとしては、フランクフルトスタジアムが、一番観やすく、かっこ良いと思います。決勝は、そのフランクフルトで、6月29日に行われます。「ブラジル対アルゼンチン」戦です。
2005年06月25日
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フランクフルト中央駅から乗った列車は、ケルン方面へ向かいます。30分くらいで、ライン川に架かる鉄橋を渡ります。進行方向右側の車窓から、マインツの街並みが見えます。マインツ駅を降りて、街を歩いてみます。平日の昼下がり、ドイツ人の奥さんたちが買物をしています。日本の街と、あまり変わらない風景です。商店街を抜けると、突然、日本では見られない風景が現れます。大聖堂の尖塔が見えます。ケルン、トリアー、マインツが、ドイツ3大大聖堂らしいです。この大聖堂は、マインツ周辺で取れる砂岩で建造されています。土色をしています。素朴で、飾り気がなく、荒々しい印象を受けます。それなりに、素晴らしいです。しかし、マインツへ来た目的は、ここではないんです。10分くらい歩いたところにある、ザンクト・シュテファン教会なんです。見た目は、どこにでもある普通の教会です。内部は、明かりを落として、暗くなっています。静寂に包み込まれています。その静けさの中で、シャガールのステンドグラスが、しっとりと輝きを放っています。教会全面が、シャガールの世界です。パリ・オランジェリー美術館で、モネの作品に取り囲まれた時の感動と同じ気持ちになります。幸福で、神聖な気持ちです。時間を忘れて、教会の木製椅子に座って、幸福感に浸りました。メッチャ素晴らしい教会です。
2005年06月24日
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日本の街は、駅を中心に発展しているように思います。駅前が、にぎやかです。レストランや商店が並んでいます。ヨーロッパの駅前は、街の中心から離れていることが多いです。駅前が、閑散としています。時々、駅前の寂れ感に、唖然とします。でも、ケルン駅を出た時には、逆の意味で、唖然としました。巨大な大聖堂が、デンっと目の前にそびえ立っています。高さ157m、奥行き144m、幅86m。カメラに収まりきれないデカさです。1248年に着工して、1880年に完成しています。この塔に登ることができます。登頂料2ユーロです。509段あります。螺旋階段が続きます。ゼ~ゼ~言いながら、頂上に着きました。街の風景は、近代的です。すぐ下にある駅に、引っ切り無しに、列車が出入りしています。塔登りで汗をかいた後は、もちろん、ビールが飲みたくなります。大聖堂の近くに、Alt Kolnというレストランがあります。ケルンには、ケルシュビールという地ビールがあります。200mlの細長いグラスに入って出てきます。苦味が強い感じがします。1杯1.45ユーロです。11杯まとめ注文もできます。11杯が円形に並べられたお盆で出てきます。14.5ユーロで、1杯分お得です。レストランAlt Kolnのホームページ
2005年06月23日
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ケルンへやって来ましたぁ~!日本対ブラジルです。スタジアムには、約4万5千人の観衆が詰め掛けています。ギリシャ戦のフランクフルトスタジアムは、ピッチ中央の上に、4つの大画面がありました。ここケルンは、北西と南東の角に、2台の大画面スクリーンが装備されています。今日は、北西側スクリーンのすぐ下あたりの席で、応援しました。いきなり10分くらいに、先制ゴールを入れられました。やっぱり、まだまだ、日本サッカーは、ブラジルには通用しないのかなぁ?と思っている矢先に、中村俊輔選手の、強烈なミドルシュートが、ゴールに突き刺さりました。シビレました!それでも、相手はブラジルです。ロナウジーニョのテクニックが際立ったシュートを、すぐに決められました。彼のプレーは、実際に見ると、さらに凄さがよく分かります。映画「マトリックス」1作目のクライマックスで、キアヌ・リーブスが、敵のパンチをヒョイヒョイとかわすシーンを思い出します。相手の動きがスローモーションに見えちゃうんです。次元が違います。前半は、2-1で終了。後半が始まると、ブラジルチームが、流しに入ったように見えました。あまり無理に攻めて来ない感じです。このまま終わるのかと思っていると、ペナルティラインの近くで、中田選手へのファウルがありました。FKは、中村俊輔選手。日本人サポーターの祈る中、俊輔選手のシュートは、ゴールポストに当たって、跳ね返ります。そのボールに、大黒選手が詰めて、同点ゴール!スタジアム全体が、日本の応援に変わってきます。そんな中、ロスタイムに、またもや、大黒選手が、ゴールに迫ります。ちょうど、僕たちの目の前で、ゴールまで50センチに近づいた、大黒選手のシュートが、はじかれて行きました。大殊勲までの50センチ。しかし、この50センチが、限りなく大きな距離なのかもしれません。大黒選手のような、元気な若手が、次々に台頭して来て、ブラジルにひと泡食わせる時が早く来て欲しいです。試合は、2-2の引き分けでした。嬉しいような、悔しいような、複雑な気持ちで、車を飛ばし、デュッセルドルフへ向かいました。ニッコー・ホテルのフロントへ入ると、コンセルジュが近づいて来ました。「日本は、よくやったネ!」「ダンケ(ありがとう)...」「最初の日本のシュートも、オフサイドじゃなかったヨ」「あっ、そう...」スイートルームで、この日記を書いています。日本の2位を予想して手に入れておいた、ニュールンベルグの準決勝のチケットが、手元にあります。「ドイツ対ブラジル」戦になりましたネ。近い将来に必ず実現するであろう、日本代表の準決勝の勇姿を夢見ながら、ゆっくり眠りたいと思います。おやすみなさい!---ジョギング日誌---本日の走行距離:4km今月の走行距離:117km
2005年06月22日
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「父なるライン川に、母なるモーゼ川が合流する」と言われる地点が、フランクフルトとケルンの間にあります。それは、コブレンツKoblenzという街にあります。「ドイチェス・エックDeutches Eck」と呼ばれています。「ドイツのコーナー」という意味です。コブレンツ駅を降りて、1番バスに乗ります。運転手さんの頭上あたりに、次の停車駅が表示されます。バス停「ドイチェス・エック」で下車します。約10分、1.35ユーロです。バスを降りて、川べりの遊歩道を歩いて行きます。すると、ヴィルヘルム皇帝の騎馬像の、堂々とした勇姿が見えてきます。この騎馬像の足元まで登れるようになっています。そこから、ドイツの角がよく見えます。日曜日に開催された、「第1回中央ライン川マラソンMittelrhein Marathon」のゴール地点が残っています。そのため、ちょっとゴチャゴチャしています。Mittelrhein Marathonのホームページ本来は、ステージなんてなくて、すっきりコーナーが見えるはずです。自分が走らないマラソン大会ほど、邪魔なものはないですネ。右の方に目を向けると、ライン川を挟んで、向こう側に、巨大な城跡のようなものが見えます。エーレンブライトシュタイン城塞です。雄大な風景です。また、この街には、「水吹き小僧」がいます。市庁舎の片隅に、彼は立っています。シャンゲルという名前です。ぼんやり近くに立っていると、突然水を噴出します。ピュ~っと、かなりの勢いです。5メートルくらいは、水が飛んでいきます。憎めない悪戯っ子です。コブレンツKoblenzのオフィシャルサイト---ジョギング日誌---フランクフルトのマイン川沿いを、気持ち良く走りました。ギリシャ戦勝利の余韻に、浸ってます。本日の走行距離:5km今月の走行距離:113km
2005年06月20日
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「ヤーサス(こんにちは)!」いや~、勝ちましたぁ~!いや~、感動しましたぁ~!フランクフルトでの、日本対ギリシャ戦です。雲一つない、好天になりました。前半、決定的なチャンスを、4、5回は外しました。また、高さでは、圧倒的に、ギリシャが有利でした。僕らの周りは、ギリシャ人サポーターが多く、完全にアウェーの雰囲気です。「ヘラス、ヘラス」の声援が、大勢を占めています。(ギリシャ人は、自国のことを、ヘラスと呼びます)前半0-0で終わって、後半立上り、ギリシャが優勢に試合運びしている時は、イヤ~な予感がしました。しかし、大黒選手投入後、流れが変わりました。展開にスピード感と繋がりが出だしました。そして、後半31分。パスが繋がって、大黒選手のゴール!ギリシャサポーターは、シュンっとなっちゃいました。逆に、日本サポーターが、一挙に元気一杯!その勢いのまま、1-0で逃げ切りました。さ~て、次は、ブラジル戦だぁ!ケルンを目指します!---ジョギング日誌---フランクフルトの街を流れる、マイン川沿いを走りました。レーマー広場に立つ「正義の女神像」に、勝利を願いました。ご利益はありましたネ。本日の走行距離:7km今月の走行距離:108km
2005年06月19日
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久々の「プラハぷらぷら歩きシリーズ」です。カッポカッポと、闊歩しましょう!ツティエニツェ城Cteniceという発音しにくい名前のお城です。プラハの北東部、9区にあります。地下鉄B線Vysocanska駅から、280番バスで行けます。最近修復が完了し、一般公開されるようになりました。真新しく、ピッカピッカしてます。ハプスブルグ家関連の品々や資料が展示されています。でも、正直、ここはあまり面白くありません。敷地内にある、馬車博物館の方が、楽しいです。趣のある馬車が、20台くらい展示されています。素朴なものから、豪華な装飾を施したものまであります。また、乗馬クラブもあります。お城の敷地内や周辺を、パッカパッカと、馬に乗ることができます。それから、裏庭が広くて、素敵です。池や小川などもあり、ぷらぷら歩きには最適です。ポッカポッカ暖かい日には、オススメのプラぷらスポットです。---ジョギング日誌---本日の走行距離:11km今月の走行距離:101km
2005年06月18日
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パイヴァー(こんにちは)!カモの「トーベ・フェニックス」と申します。ヘルシンキにある、スオメンリンナ島をご紹介致します。私と、旅ランさんは、島内にある、喫茶店「Piper」で出会いました。旅ランさんは、海の見えるテーブルに座って、ポテトチップをかじっていました。近づいて行くと、旅ランさんは、ニコっと笑って、ポテチを食べさせてくれました。この辺りは、カモメが多くて、エサ取りの激戦区です。彼らは、とっても強引なので、いつも悔しい思いをしています。空腹な時の、旅ランさんの優しさ、嬉しかったです。さて、スオメンリンナ島は、ヘルシンキ市街の南に浮かぶ4つの島からなっています。ヘルシンキ港から、フェリーで、15分くらいです。フェリーに乗る時、特に改札はありません。「タダ乗りできるかも!」ってお思いでしょうけど、一応、切符を買って下さい。一日券(EUR5.40)がお得です。ヘルシンキ市内の交通機関が、一日乗り放題です。フェリーにも、何回でも乗れます。この島は、昔、島全体が要塞でした。当時の塹壕や、大砲が残っています。人間の歴史って、戦争の歴史なのかも...今では、世界遺産に指定されています。ヘルシンキ市民にとっては、気楽に来れる、のんびりスポットになっています。天気のいい日のお散歩は、最高に気持ちいいかも!あれこれご紹介しているうちに、旅ランさんは、帰りの船に乗って行ってしまいました。私の姿が見えるでしょうか?ナケミーン(さようなら)!また、カモン!↑旅ランさんは、この映画をもじって、私の名前を付けたそうです。失礼しちゃうかも...---ジョギング日誌---本日の走行距離:7km今月の走行距離:90km
2005年06月17日
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フィンランド旅日記は、お休みです。今日は、サッカーTV観戦記です。コンフェデレーションカップ「日本対メキシコ」です。ドイツ・ハノーバーで行われました。スタジアム、結構空いてますネ...---得点シーンダイジェスト---前半12分加地選手の右からのクロスを、柳沢選手が合わせて、先制ゴール!当り損ねが幸いした感じです。これは、イケるかもしれない...前半38分ジーニャのミドルシュートが炸裂!1-1の同点になっちゃいます。まだまだ大丈夫だ...後半64分フォンセカのヘッドが決まって、1-2に。メキシコ人って、小柄なイメージがあったんですけど、日本の選手よりは、高さに強いですねぇ。やっぱりダメか...結局、1-2で敗れたわけですけど、得点以上の力の差を感じました。まあ、気持ちを入れ替えて、続く2試合頑張ってほしいです。中田選手、稲本選手は、よく動いてましたし、柳沢選手は調子が良さそうです。ギリシャ戦とブラジル戦は、試合を見に行きます。フランクフルト、ケルンからの観戦記をお楽しみに!それにしても、次の試合での、ブラジルの3ゴールは、すごかったです。スピードと正確さを兼ね備えていました。日本が何点取られるのか、ちょっと心配になりました。---ジョギング日誌---本日の走行距離:11km今月の走行距離:83km
2005年06月16日
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♪ねぇムーミン、あっち行ってなどと歌いながら、子供の頃、「ムーミン」を楽しんでました。スナフキンとニョロニョロが好きでした。特に、スナフキンの自由を愛する旅人的雰囲気が好きでした。そして、旅するランナーになりました。ムーミン日本語公式HP原作者トーベ・ヤンソンの国、フィンランドに来たからには、ムーミングッズを買おう!ということで、ムーミンショップへ向かいました。ヘルシンキのカンプ・ギャレリアという、ショッピングセンターの中にあります。(ムーミン谷に行く時間がないもんで)小じんまりした店内に、所狭しと、様々なグッズが並んでいます。ムーミン&ノンノンの木製フィギュア(各10ユーロ)、マグネット(3.80ユーロ)、絵葉書(1ユーロ)などを買いました。ニョロニョロの輪投げセットなんてぇのも有りました。また、ヘルシンキ中央駅前の郵便局では、ムーミンの切手・絵葉書セット(5.90ユーロ)が購入できます。これも、ついでに、買っときました。ヘルシンキの街を歩いていると、頻繁に、可愛い系キャラクターに出会います。気持ち悪い系キャラクターの多い、プラハとは、雰囲気が違います。元老院広場に出ていた屋台でも、可愛い系が多かったです。見ていて、楽しくなります。ここでは、猫の天使を描いたタイルを購入しました。ムーミンと仲間たち、そして猫天使。しばらく、プラハの家の部屋は、フィンランドの風が吹きそうです。↑一種の癒し系グッズですネ。---ジョギング日誌---本日の走行距離:11km今月の走行距離:72km
2005年06月14日
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フィンランドの首都ヘルシンキと、エストニアの首都タリンは、海を挟んで南北に向き合っています。距離は、82kmです。フェリーが、頻繁に出ています。ヘルシンキからの日帰り旅行が可能です。僕は、Nordic Jet Line社の船で、タリンへ向かいました。Nordic Jet Line社のホームページ(英語/フィンランド語/エストニア語)1ヶ月ほど前、BBCラジオで、1曲の歌を聞きました。Tanel Padar & the sunという、エストニアのロックバンドの曲です。タイトルは、ずばり「ウェルカム・トゥ・エストニアWelcome to Estonia」です。昔、ジェームズ・ブラウンが歌った「リヴィング・イン・アメリカLiving in America」のサビの部分を、♪ウェルカム・トゥ・エストニアって歌ってます。ハードな中に、コミカルさを持ち合わせた、不思議な魅力のある曲です。この曲を聞いてから、僕の「エストニアに行きたい!」願望がガバっと大きく膨らみました。(ここをクリックして、No.18「Welcome to Estonia」の「Play」をプチっと押すと、視聴できます)高速フェリーは、ほとんど揺れもなく、スイ~っと進みます。約1時間40分で、タリン港に到着です。♪ウェルカム・トゥ・エストニアバルト3国の一つ、エストニアの地を踏みます。数えてみると、エストニアは、僕が訪ねた、25ヶ国目のヨーロッパの国になります。 タリンの港から街までは、歩いて15分くらいです。南の方の、Viru通りから、旧市街に入りました。城壁の下が、10軒ほどの花屋さんになっています。それぞれの店が、美しく、花々を見せていて、素敵です。「タリンの第一印象はいいぞ!」城壁に囲まれた、古い街並みが残っています。歩いて、ノンビリ回れる広さです。街の中心は、ラエコヤ広場です。旧市庁舎があります。細長い塔のてっぺんに、旗を持った兵隊さんがいます。「トーマスおじさん」と呼ばれています。街の西側は、小高い丘になっています。坂を上がって行くと、アレクサンドル・ネフスキー教会が見えてきます。ロシア正教の教会です。白が美しいです。いかにも、ロシア的な感じです。内部も、かなりハデです。圧迫感のようなものをチクっと感じます。ヘルシンキのテンペリアウキオ教会とは、全く雰囲気が違います。教会の正面には、トーンペア城があります。ピンク色が鮮やかです。国会として使われています。奥の方には、「のっぽのゲルマン」と呼ばれる塔があります。この街には、その他、「台所のぞきの塔」、「太っちょマルガリータの塔」などがあります。ネーミングがユニークです。丘の上から、旧市街を見渡せるポイントがあります。赤い屋根の中に、数々の塔が建ち並ぶ風景です。プラハと似ています。大きな違いは、海がすぐそこに見えることです。街のアチコチに、絵葉書などを売る屋台が出ています。屋台の女の子が、よく声を掛けて来ます。最初は、「熱心な販売姿勢だなぁ...」と思っていました。しかし、よく見ると、名前の入ったバッジを胸に付けています。オフィシャル・ガイドも兼ねているようです。観光に力を入れているんでしょう。「タリンの印象は、メッチャいいぞ!」この旧市街は、世界遺産に登録されています。ヘルシンキからの日帰り旅行に丁度良いです。ビザも要りません。旧ソ連の街の中では、「チョコっと訪問しやすさNo.1」だと思います。♪ウェルカム・トゥ・エストニアタリンTallinnの観光インフォメーション(英語/フィンランド語/スウェーデン語/エストニア語/ロシア語)↑JBの「リヴィング・イン・アメリカ」は、映画「ロッキー4」のサントラに入ってます。---ジョギング日誌---フェリーに乗る前に、カイヴォプイスト公園を走りました。ヘルシンキの街の南にあります。海岸通りの走りが、気持ち良かったです。やっぱり、海はいいなぁ!本日の走行距離:6km今月の走行距離:61km
2005年06月12日
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1952年、オリンピック・ヘルシンキ大会は、エミール・ザトペック(1922-2000)のための大会でした。ザトペックは、チェコスロバキアが生んだ、スーパー長距離ランナーです。その力強い走りから、「人間機関車」の異名をとっていました。この大会で、ザトペックは、長距離3種目で、3つの金メダルを獲得しています。7月20日 1万メートル7月24日 5千メートル7月27日 マラソンすべて、オリンピックレコードでした。しかも、初マラソンでした。(5千メートルの画像が見られます)僕は、ザトペックを、ランナーとして尊敬しています。ゆかりの地、ヘルシンキ・オリンピック競技場へ向けて走りました。ヘルシンキへ来た理由の一つです。市街から、トォーロ湾沿いの美しい公園を走って、北上します。フィンランディアホール、国立オペラ劇場の横を通り過ぎます。現代的な建物ですけど、木々と水に囲まれた環境に調和しています。細長い塔が見えてきました。競技場に隣接して建つ、高さ72メートルの「スタディオントルニ」という塔です。そして、競技場前の駐車場へ。そこには、パーヴォ・ヌルミPaavo Nurmi(1897-1973)の像が走っていました。ヌルミは、フィンランドの名ランナーです。アントワープ、パリ、アムステルダム大会で、合計9個の金メダルを獲得しています。「とりあえず、足、触っとこぉー」ゴシゴシ...「ヌルミ像の右足を触ると、走りが早くなる」ということにしませんか...競技場の周りを、グルっと走ってみます。裏手の方に、開いている門があります。こっそり、入ってみましょう。誰もいないようです。チャンス!とばかり、観客席を走り回って、競技場の写真を、何枚か撮りました。「競技場関係者の方、すみません!」誰もいない、朝の陸上競技場。ザトペックの苦しそうな走りと、息遣いをイメージしながら、しばらく眺めていました。ヘルシンキ・オリンピックのザトペックには、もう一つエピソードがあります。奥さんの、ダナ・ザトペコヴァーも、やり投げ選手として、大会に参加していました。ザトペックは、5千メートルの金メダルを、同じ日に競技のある奥さんに、そっと手渡しました。ダナ夫人は、その金メダルをバッグに入れて、御守りにしました。そして、見事に、彼女も金メダルを獲得したのです。ちなみに、このザトペック夫妻の誕生日は、どちらも、1922年9月19日です。いや~、ごちそうさまです。本日の走行距離:8km今月の走行距離:55kmいびきをおさえて、鼻がスッキリザトペック一般用 10枚入↑こんなん有りました!
2005年06月11日
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ヘルシンキに来ています。ここで、見ておきたかった建物は、ニつあります。一つは、ヘルシンキ大聖堂です。中央駅から歩いて行くと、突然、眩しい白が目に飛び込んできます。正面階段には、元老院広場を見下ろしている人たちが、大勢座っています。内部は、割と小じんまりしています。ちょうど、パイプオルガンの演奏をしています。外の喧騒がウソのような、清らかな音が響き渡ります。もう一つは、テンペリアウキオ教会です。1969年に完成した、独特の形をしています。外観からは、教会だとは思えません。天井が、円形のドーム形になっています。円状に広がるガラス窓から、光が差し込みます。その光が、剥き出しの岩肌や、木製の長いすを、優しく照らします。刻一刻と、表情が変わっていきます。静かに音楽が流れています。音響も素晴らしいです。椅子に座っていると、ス~っと肩の力が抜けて行くようです。現代人は、こういう空間に癒されるんだと思います。
2005年06月10日
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いつものように、プラプラと、プラハの街を歩いていました。天気も少し回復して、寒さは和らいでいます。ムーステックから、観光客の流れに流されるように、旧市街広場へ。時計塔を見上げて、ふと、右手を見ると、ティーン教会の前に、黒山の人だかりが。「何事じゃい?」近寄ってみると、どうやら、警察音楽隊の演奏を始めるようです。そこには、馬に乗った、二人の婦警さんがいます。後ろ姿が、凛々しいです。「でも、チェコで、美人婦警さんって見たことないからなぁ...」経験上、だいたい、男か女か区別がつかないような人たちばかりです。怖いもの見たさで、恐る恐る、横の方に移動してみます。「うっ! ヘスキーっ(美しいっ)!」チェコ警察を、少し見直しました。この後、一緒に並んで撮ってもらった写真は、秘蔵お宝映像として、大事にしまっときます。ニコニコ...---ジョギング日誌---少し気温が上がってきました。走るのは、ちょうど良い感じです。本日の走行距離:7km今月の走行距離:47km---お知らせ---明日から、ヘルシンキを旅ランします---
2005年06月09日
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相変わらず、ヒンヤリした6月です。プラハ・ルドルフィヌム(芸術家の家)前に立つ、ドヴォルザーク像も寒そうです。今夜は、ご本人も見つめる、ドヴォルザーク・ホールでの、プラハ室内管弦楽団コンサートです。---今夜の演目---パーセル/組曲「アブデラザールAbdelazar」シューマン/ピアノ協奏曲モーツァルト/セレナーデ第6番レスピーギ/「ボッティチェリの3枚の絵」ピアノ協奏曲のソリストは、Amir Katzです。1973年イスラエル生まれ。2004年シューベルト国際ピアノコンクール優勝。その勢いを感じる、思いっきりの良い演奏です。Amir Katzのホームページ全体的に、バラエティに富んだプログラムのコンサートでした。小編成で、楽しそうに演奏している感じが伝わって来ます。こういう楽団が、チェコの音楽文化を、しっかり支えているんだと思います。
2005年06月08日
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ベートヴェンの第九というと、日本では、12月の曲になってますよネ。でも、プラハでは、6月の曲というイメージがあります。ず~っと、6月の「プラハの春音楽祭」閉幕コンサートで演奏されてたからでしょう。第九を聴かないと、夏が来ないみたいな。その名残りというわけではないでしょうけど、今夜から3日間、プラハ交響楽団による、第九演奏会があります。指揮は、ペトル・アルトリフテルPetr Altrichterです。いや~、何度聴いても、いい曲です。市民合唱団の一員として歌ってたこともあるんで、すごく思い入れもあります。「Uber Sternen mus er wohnen! (創造主は)星々の上にこそいるはずだ!」今夜は、特に、この超高音部分に、ジ~ンっとしました。素人合唱団では、ソプラノさんたちが、首を締められてような声を出す部分です。そこは、さすがに、プラハ・フィルハーモニー合唱団!プロ集団は違います。スメタナホールの天井を突き抜けて、天に運ばれる心地です。ネロ&パトラッシュ気分です。素敵な六月の第九を聴けて、夏を迎える準備はオッケー!とっても、フロイデな気持ちです。ノイマン&チェコ・フィル《チェコ民主化記念・歓喜の「第九」演奏会》【COBO-4323】 =20%OFF!...↑ビロード革命直後、ハヴェル大統領も列席した、歴史的コンサートです。
2005年06月07日
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6月だというのに、肌寒い一日。街では、ウールのコートを着た女性も見かけます。冬に戻ってしまったようです。なんとなく、気分が落ち込みます。「こんな時は、プラハ城でも見るか...」路面電車18番を、スタロムニェストスカー駅で下車。ルドルフィヌムを右手に見ながら、マーネス橋方向へ歩きます。そして、ヴルタヴァ川べりまで出ます。ここから、少しカレル橋よりのポイントが、僕のお気に入りの場所です。ベンチに腰掛けます。しばらくすると、雲の切れ間から、夕日が顔を覗かせました。ヴルタヴァ川が、キラキラと輝き出します。突然、プラハ生活の、様々な思い出が、次々に浮かんできます。プラハ城と、ヴルタヴァ川が、ゆっくり、滲んで行きます。黄昏行く風景の中に、自分が溶け込んで行くようです。『感傷・日の入り』 by 感傷派 旅するランナー---ジョギング日誌---雨雲の動きを気にしながら、走りました。本日の走行距離:12km今月の走行距離:40km
2005年06月06日
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水の精...いかにも美しい女性を連想させる。深い森の中の、静かな湖。湖面に映る、青い月光。水色の服をはためかせながら、舞う乙女。彼女に愛された男は、幸福感に満ち溢れる。でも、その幸福は長く続かない。自ら犯した罪に後悔しながら、水の精の腕に抱かれて、愛と死の接吻を受ける。1月のプラハ国民劇場版「ルサルカ」に引き続き、今夜は、プラハ国立オペラ座版です。歌と、ダンスと、音楽と、映像とが絡み合って、素晴らしい舞台です。水の精たちが、楽しそうに舞う場面は、夢のように美しいです。ドヴォルザークの、チェコ・フォークダンス的エッセンスを取り入れた音楽が、気分を盛り上げます。日本では、水の中には、河童みたいな妖怪が住んでいるイメージがあります。一人で、深い森の湖には、近づきたくない雰囲気です。でも、「ルサルカ」を見た後では、水辺にそっと近寄りたくなります。水の泡から生まれた妖精たちが、楽しそうに踊っているかもしれません。その美しさに思わず、水の中に引き込まれてしまいそうです。プラハ国立オペラ劇場のオフィシャルサイト
2005年06月05日
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やれプラハ国際マラソン、やれノルマンディー旅ラン...などと走っているうちに、「プラハの春音楽祭」クロージングコンサートとなりました。締めはキチッとお伝えします。今夜は、マリス・ヤンソンス指揮、バイエルン放送交響楽団演奏です。ヤンソンスは、2006年ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートで指揮をします。今注目の指揮者です。また、ヤンソンス/バイエルン放送響は、今年11月の日本公演が予定されています。五嶋みどりさんとの共演もあり、楽しみなコンサートです。---今夜の演目---ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」ドヴォルザーク交響曲第8番「イギリス」一般的には、ベト3の方がポピュラーですネ。ベートーヴェンの交響曲の中でも、人気の高い作品です。僕も、9、6、3番、3の倍数が好きです。それに比べると、ドヴォ8の方は、マイナーです。ドヴォルザークは、第9番「新世界より」だけ知ってるという人が多いと思います。しかし、今夜の演奏に限っては、圧倒的に、ベト3よりも、ドヴォ8の方が良かったです。僕の心に訴えるものがありました。ヤンソンスの与える、音の揺らぎ感が、ドヴォ8にハマっていたんでしょう。第4楽章終盤まで来ると、「この音楽が終わってほしくない!」と強く思いました。もちろん、ドヴォ8に、ドヴォっと浸かるのは、僕がチェコ化しているからかもしれません。アーノンクール/ドヴォルザーク:交響曲第7番&第8番↑アーノンクール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団版です。---ジョギング日誌---プラハは、午前中の雨が止み、昼から晴れ間が見え出しました。天気がよく変わり、気温が上がり下がりする、今日この頃です。本日の走行距離:9km今月の走行距離:28km
2005年06月04日
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「どこかないかなぁ~?」シャンゼリゼ通りの「フーケLe Fouquet’s」で、「Pariscope」をペラペラと見ています。10ユーロのプチ・デジュネ(朝食)セットを頂いてます。クロワッサン3個、ホット・ショコラ、オレンジジュースです。ペラ、ペラ、ペラ、ペラ、ペラ、ペラ、ぺっ...目に止まったのが、レストラン「Les Jardins de Saint-German」です。「良さそうだなぁ」さっそく、メトロに乗って、サン・ジェルマン地区へ向かいましょう!お腹を減らすために、ちょっと買物です。まずは、紅茶の「マリアージュ・フレールMariage Freres」へ。ここの紅茶、好きなんです。新発売の緑茶「サクラ」が店頭を飾ってます。僕は、コットンティーバックの「アールグレイ・インペリアル」などを買います。マリアージュ・フレールMariage Freresのオフィシャルサイト(日本語/英語/仏語)お次は、ボナパルト通りRue Bonaparteの「ピエール・エルメPierre Herme」へ。日本人店員さんばかりで、日本のケーキ屋さんにいるようです。ここでは、クッキーを買います。これで、プラハでのおやつの時間は、完璧です。この店の通りの向かいのフラットには、女優カトリーヌ・ドヌーブが住んでいるそうです。しばらく見てましたが、人の気配はありませんでした。ぼちぼち、お腹が空いてきたんで、「Les Jardins de Saint-German」へ行きましょう!「ドラゴン通り」という怖そうな名前の通りにあります。まあ、普通の通りです。Les Jardins de Saint-German住所:14, rue du Dragon, ParisTEL:01 45 44 72 8220.50ユーロの、メニューを注文しました。前菜、メイン、デザートを、それぞれ7、8種類から選べます。前菜は、エスカルゴです。殻のまんま出てきます。ホジホジっと食べます。ノルマンディーで食べたのと比べると、あっさりした味付けです。さすが、パリでんな!メインは、鴨肉です。これが、ほんとに柔らかくて、イケてます。赤のハウスワインに良く合います。さすが、パリざんす!デザートに、グリーンレモンのシャベットを食べて、極楽気分です。雰囲気も良くて、オススメのレストランです。やっぱり、パリや!マリアージュ・フレール アールグレイ インペリアル100gピエール・エルメ クッキーセレクション↑優雅な午後のひとときを!---ジョギング日誌---本日の走行距離:7km今月の走行距離:19km
2005年06月03日
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「何かないかなぁ~?」ホテルのロビーに置いてある「Pariscope」をペラペラと見ています。「パリ版ぴあ」みたいな感じです。展覧会、映画、レストランなどの最新情報が手に入ります。ペラ、ペラ、ペラ、ペラ、ペラ、ペラ、ぺっ...目に止まったのが、「マティス展~Une Seconde Vie」(7月17日まで)です。「面白そうだなぁ」さっそく、メトロに乗って、リュクサンブール美術館へ向かいましょう!リュクサンブール美術館のHP(仏語のみ)「入館料10ユーロかぁ、ちと高いなぁ」まあ、とりあえず、入ってみましょう!すごく凝縮した感じで、様々な種類のマティスの作品が展示されています。もちろん「JAZZ」のようなチョー有名作品もあります。僕が、特に興味を引いたのは、コペンハーゲン図書館所蔵の、マティス直筆の葉書や手紙です。これも、大量に展示されています。いかにもマティスっぽい絵やデコレーションが書かれていて、楽しめます。「こんな手紙をもらったら、嬉しいだろうな!」見終わった後、気持ちがパッと明るくなる展示会でした。この展示会には、マティスのすべてがあんります。この美術館もある、リュクサンブール公園は、僕の大好きなスポットです。宮殿の近くに、一人用の椅子が、いっぱい置かれています。これを、好きなように使って、のんびりできます。噴水の池では、水鳥たちと一緒に、模型ヨットが、スイスイ浮かんでいます。お兄さんが、1時間3ユーロで、貸し出してました。子供たちに人気です。テニスコートもあります。なんだか、ローラーブレード・テニスが流行っているようです。どうも、手打ちになってるように見えますが、スイスイスイっと楽しそうです。「僕の第二の人生は、これを極めるかな!?」Icarus from Jazz『マチス ( Matisse)』↑マティスと聞いて、頭に浮かぶのは、この作品です。
2005年06月02日
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「日本の通勤電車並みやなぁ...」パリの地下鉄13番線は、異様な混み具合です。エアコンの効いていない車内は、最悪のコンディションです。ようやく目的の駅に着きました。乗客は、ほとんどみんな、Saint Denis - Porte de Paris駅で降ります。みんなの行き先は同じです。人の流れに乗って、地上へ出て、しばらく歩くと、見えてきました。フランス・スタジアムStade de Franceです。1998年サッカーW杯で、フランスが感動の優勝を果たした場所です。フランス・スタジアムstade de Franceのオフィシャルサイト(英語/仏語)しかし、今回は、サッカーではありません。野外オペラ「トゥーランドット」です。スタジアムに、巨大な紫禁城が出現しました。中国が威信をかけて取り組んだ、一大イベントという感じです。幅150メートルを超える、巨大な舞台セット。1000着以上の、シルク製舞台衣装。450名を超える、中国人俳優、歌手、アクロバット。しかも、総監督を、あの映画監督、チャン・イーモウ(張芸謀)が務めています。初期は、「紅いコーリャン」「菊豆」などの佳作を数々監督しています。最近は、「Hero」「Lovers」という、アクション巨編を手がけています。そのイーモウ監督らしい、色彩の美と、スケールの大きさが堪能できる舞台です。---キャストと演奏---トゥーランドット:Irina Gordeiカラフ:Victor Lutsuikリュー:Yao Hong指揮:Janos Acs演奏:ブダペスト交響楽団野外ということもあって、歌手もオーケストラも、思いっきりの音量で、迫力満点です。舞台装置が移動したり、色が変わったり、メッチャ楽しめます。パリは、プラハよりも西にあるために、日没時間も遅いようです。ようやく10時半くらいになって、トップリ夜の帳が下りました。ちょうど、第三幕です。カラフが、アリア「誰も寝てはならぬ」を、ゾクゾクするような雰囲気で歌います。そして、リューの死から愛を悟る、トゥ-ランドット姫。きらびやかな光の中、姫とカラフの愛を祝う合唱で、怒涛の終幕です。一大スペクタクルでした。歌手たちや演奏も素晴らしかったんですが、やっぱり、舞台と演出が主役だった感じです。興奮覚めやらぬ中、フランス・スタジアムを後にします。地下鉄の駅は、すでに、家へ帰る観客でいっぱいです。地下鉄が入ってきました。押し合いへし合い車内へ入ります。行きの時以上に、ギューギュー詰めです。やっぱり、「通勤ドット」という感じです。トゥーランドット~チャン・イーモウ演出の世界~【GNBF-1002】 =20%OFF!《発売日:04/01/23》↑1998年、実物の紫禁城を舞台に、チャン・イーモウ演出、ズービン・メータ指揮で、オペラ「トゥーランドット」が上演された時のドキュメンタリーです。ザルツブルグ音楽祭2002 プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」↑2002年ザルツブルグ音楽祭での、ゲルギエフ/ウィーンフィルによる「トゥーランドット」です。紅いコーリャン ◆20%OFF!↑チャン・イーモウの監督デビュー作です。---ジョギング日誌---本日の走行距離:12km今月の走行距離:12km
2005年06月01日
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ノルマンディー地方の旅も、いよいよクライマックスです。ジヴェルニーへやって来ました。印象派画家、クロード・モネの家です。家の中は、浮世絵でいっぱいです。浮世絵美術館みたいです。日本からインスピレーションを受けたモネの作品を見て、今、日本人が感動したり、癒されたりしてるわけですネ。2階の寝室の窓からは、美しい庭が一望できます。ドップリ、モネの世界に浸れます。庭を歩くと、本当に、様々な花が咲き乱れています。色鮮やかです。花々と家の調和の美しさを楽しみながら、庭を進んで行きます。地下道を通り抜けます。いよいよ、水の庭Le jardan d’eauです。あの太鼓橋が目に入って来ます。藤の花が美しいです。竹林などを見ながら、さらに進んで行きます。そして、締めくくりは、睡蓮の池。小鳥のさえずりを聞きながら、モネの愛した風景を、しばらく眺めます。ふと横を見ると、モネが横に立っている、そんな幻覚も見えてきそうな、安らぎの空間です。こうして、僕の、ノルマンディー地方の旅は、終わります。ある意味、モネの見た風景を追いかけた旅でした。この旅の後は、僕の撮影する写真も、モネっぽくなるかもね...モネ財団の公式サイト(英語/仏語)↑モネの家の内部の様子もご覧になれます。(撮影禁止だったもんで)---ジョギング日誌---本日の走行距離:10km今月の走行距離:189kmThe Artists Garden at Giverny『モネ( Monet )』Water Lilies 1907『モネ( Monet )』↑お部屋をモネの庭に!
2005年05月31日
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「う~うっ!」ルーアンで宿泊しているホテルの72号室のベランダから、ギリギリ、大聖堂の側面が見ます。高~い尖塔を眺めながら、大きく背伸び。ジョギングシューズを履いて、♪さあ、出発だ! 今、日が昇る!希望の光両手につかみ~!ジョギパンに夜明けの風はらませてぇ~! ALBA HOTELのサイト(仏語のみ)大聖堂の正面の大時計通りを西へ走ります。金色に輝く大時計の門をくぐります。そのまま、真っ直ぐ行くと、旧市場広場に出ます。ここには、ジャンヌ・ダルク教会があります。1431年、彼女は、この広場で、火刑にされたんです。教会は、現代的な造形をしています。ここから、北東の方角に走ります。すると、ド・ゴール広場に出ます。立派な、サン・トゥアン教会がそびえ立ってます。南に下って、セーヌ川へ向かいます。この街も、教会が多いですねぇ。セーヌ川右岸には、幅の広い遊歩道が続いています。とても走りやすいです。ジョガーも多いです。次回は、ジヴェルニーです。モネさんのお宅拝見です。♪遥~かなモネを目指せぇ~ルーアンの街のライブカメラ↑ルーアン大聖堂のある方が、右岸です。---ジョギング日誌---本日の走行距離:6km今月の走行距離:179km
2005年05月30日
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ルーアンにやって来ました。ルーアン大聖堂(ノートルダム大聖堂)の一日です。「モネまね」はしないで、違う角度からの写真です。「朝、正面」「朝、左正面」「昼前、正面」「昼前、左正面」「午後、正面」「午後、左正面」「夜、正面」「夜、左正面」モネの絵は上部が切り取られていることを、知りました。予想以上に巨大な建造物です。時間の経過とともに、大聖堂の色が変わっていくのが分かります。白味を帯びて来ます。夜、ライトアップされた時には、まるでレース編みのような繊細な表情です。大聖堂に生命力を感じます。内部も美しいです。ルーアンRouen観光案内サイト(英語/仏語)---ジョギング日誌---本日の走行距離:6km今月の走行距離:173km
2005年05月29日
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ノルマンディー地方きっての高級リゾート地、ドーヴィルDeauvilleにやってきました。青い空、青い海。幅の広い砂浜。カラフルな日除け。う~ん、リゾートっ!この独特の日除けのレンタル料は、次の通りです。半日:20ユーロ1日:30ユーロ1ヶ月(7月):295ユーロ1ヶ月(8月):410ユーロ1シーズン:535ユーロド~ンっと、1ヶ月借りて、リゾートしたいものです。ビーチだけでなく、街並みも、オシャレです。落ち着いて、しっとりとした感じです。金持ちの街には、ブランドショップも並びます。エルメス、クリスチャン・ディオール、グッチ、フェラガモ...ルイ・ヴィトンも、オシャレな店構えをしています。物欲よりも食欲の方が強い僕は、「Chez Miocque」というレストランに入りました。有名人らしき人たちの来店写真が、店中に飾られています。オイル・サーディン(9.10ユーロ)を注文しました。で、出て来たのが、これです。缶詰のまま、皿にのっかってます。タマネギのスライスと、バルサミコ酢が、添えられています。これらを、皿の上で合わせると、確かに美味しいです。が、しかし...これは、冗談なんでしょうか?オシャレなんでしょうか?手抜きなんでしょうか?素材の味を活かしているんでしょうか?嫌がらせなんでしょうか?貴方なら、「ドー見ル」?ドーヴィルDeauville観光案内サイト(英語/仏語)
2005年05月28日
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ノルマンディー地方を、西へ西へ...すると、牧草地帯の中に、モン・サン・ミッシェルが、遠く見えてきました。近づくにつれて、どんどん大きくなって行きます。そして、少し異様さを感じ始めます。駐車場に、車を停めます。モン・サン・ミッシェルを仰ぎ見ます。島全体を覆い尽くす巨大な要塞のようです。島へ入ると、「グラン・リュー大通り」という名の細い道が、クネクネと続きます。土産物屋さんや、レストランで、賑わっています。登りがキツいです。僧院の入口に着く頃には、ほとんどの観光客が、「フーフー」肩で息してます。難攻不落な感じです。こんな高台の僧院の中にも、美しい回廊があります。そして、花で覆われています。内部の空間も、巨大です。ただ、幾分質素な感じを受けます。日没頃になると、モン・サン・ミッシェルの姿は、一変しました。赤みを帯びた空に、黒いシルエットが浮かび上がります。夕焼けの中で、ひっそりと、時が過ぎて行くのを見守っているようです。この風景が、これから何百年経っても、変わらないことを祈ります。上の写真は、「ウン・チン・ニッテル」とも言えなくもないなぁ...あっ、失礼しましたぁ...Centre des Monuments nationaux(MONUM)のサイト↑モン・サン・ミッシェルなど、フランスの有名な建造物がまとめて見られます。---ジョギング日誌---本日の走行距離:6km今月の走行距離:167km
2005年05月27日
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シャルル・ド・ゴール空港から、車は、パリをかすめて北西へ向かいます。高速道路A13号線は、順調に流れています。パリのフランス人は、車で暴走するイメージがあります。でも、高速道路のフランス人は、制限速度時速130kmを守っています。チェコ、ドイツなどで、150km以上出すことに慣れている僕は、イライラします。そんな運転にも順応してきた頃、エトルタに着きました。ここは、モネやクールベが、断崖を描いたことで有名です。砂浜から、その崖が、きれいに見えます。モネと同じ視点に立てたことに、感動しています。そんな感慨を胸に、海岸近くのブラッセリLa Belle Epoqueで、食事しました。まずは、エスカルゴ(13ユーロ)です。タコ焼き器のようなものが出てきます。オリーブオイル、クリーム、ニンニク、バジルなどのソーズで味付けされた、エスカルゴを、フォークで突付いて食べます。残ったソースには、バゲットを浸して頂きます。いい感じです。お次は、ムール貝(11ユーロ)です。お皿にどっさり出てきます。一つ目に食べた貝の殻を使って、ムール貝をはさみとって食べます。海の香りがして、幸せです。この店に、メガネをかけた、小さな女の子がいます。彼女は、店の手伝いをしたくてウズウズしいるようです。椅子に、洗剤を吹き付けて、雑巾で拭いたりしてます。時々、「フ~」と、アンニュイなため息をします。お母さんの真似をしているんでしょうネ。とてもキュートでした。
2005年05月26日
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叫べ!吠えろ!牙を剥き出せ!怒りをぶつけろ!近づく奴は、容赦しないぞ!俺の視界から、消えて無くなれ!怒鳴れ!威嚇しろ!睨みつけろ!憎しみを込めろ!お前は、誰だ?こんな所に、来やがって!お前は、一体、誰なんだ?「どうも、コンニチハ、しがない、旅するランナーです」「ワン!」---ジョギング日誌---犬に吠えられながらも、健気に走りました。本日の走行距離:6km今月の走行距離:161km---お知らせ---明日から、フランス・ノルマンディー地方を旅ランします。
2005年05月25日
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プラハからブルノへ向かう高速道路を、車は軽快に走って行く。春の陽光を浴びて、黄色い菜の花畑と緑の草原とのコントラストが美しい。イフラヴァを過ぎたところで、高速を降り、国道353号線を走る。チェコ共和国中央部の田園風景が続く。小さな村を、いくつか通り過ぎて、ジュジャール・ナド・サーザヴォウの街に入る。この街には、ゼレナー・ホラと呼ばれるところがある。「緑の山」という意味だ。悲劇の聖人ヤン・ネポムツキーが祀られた、一風変わった教会が建っている。ゼレナー・ホラに近づくに連れて、雲行きがおかしくなる。空が、にわかに、暗くなり出す。「たたりじゃ~! ゼレナー・ホラのたたりじゃ~!」的雰囲気を醸し出してくる。ここで、ヤン・ネポムツキーについて話そう。僧侶であった彼は、ボヘミア王妃から、ある秘密を打ち明けられた。それを聞いた王ヴァーツラフ4世は、内容を教えるように要求した。拷問を受けても、秘密を漏らさないネポムツキーは、袋に入れられ、カレル橋からヴルタヴァ川に放り込まれてしまう。すると、5つの星が浮かび上がり、ヴルタヴァ川の上できらめいたという伝説がある。今、カレル橋の欄干には、5つの星を付けた聖ネポムツキー像が立っている。へぇ~、へぇ~、へぇ~。「タモリじゃ~! トリビアなタモリじゃ~!」ゼレナー・ホラの駐車場に車を停め、教会へ向かって歩く。名前の通り、緑に包まれた森の道をしばらく進み、教会の敷地内に入る。周りをお墓で囲まれた教会が、妙なオーラを放っている。開け放たれた入口から、中を覗き込むと、一人の青年が座っている。何かの本を読んでいた青年が、僕の存在に気付いて顔を上げる。青年に向かって、僕は恐る恐る尋ねてみる。「中へ入っていいんですか?」「プロシーム(どうぞ)」その時、僕の中で、戦慄が走った!「タダ見じゃ~! ゼレナー・ホラをタダ見じゃ~!」祭壇には、もちろん、聖ネポムツキーが祀られている。内部を修理中のため、工事現場のような足場で一杯になっている。ネポムツキーも、窮屈そうだ。青年の前に、絵葉書が何種類か置かれている。ふと、一枚の絵葉書が目にとまる。それは、ゼレナー・ホラの鳥瞰写真だった。そのあまりに美しい造形に、息を呑む!「ラブリィじゃ~! ゼレナー・ホラはラブリィじゃ~!」青年は、にこやかな笑顔で、絵葉書に、記念スタンプを押してくれる。「デクイ(ありがとう)」絵葉書をカバンにしまって、教会を出る。春の日差しが戻っている。ゼレナー・ホラの緑がまぶしい。ゼレナー・ホラのHP(英語/チェコ語/ドイツ語)ジュジャール・ナド・サーザヴォウZdar nad SazavouのHP(英語/チェコ語)---ジョギング日誌---昨夜の豪勢なディナーのおかげで、元気満々です。フルマラソンの疲れはありません。本日の走行距離:7km今月の走行距離:155km
2005年05月24日
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昨年のチェコ日本人会クリスマスパーティーで、ディナー券を頂きました。(詳しくは、04年12月11日の日記をお読み下さい)祝い事があるまで、引き出しにしまってました。「自己ベスト更新!」っていうことで、ディナー券を握り締めて、意気揚揚とフォー・シーズンズ・ホテルへ向かいました。レストラン「アレグロ」は、イタリア人シェフ、ヴィトー・モリッカVito Mollicaが料理する、高級レストランです。レストランから、ヴルタヴァ川越しに、プラハ城、カレル橋の眺望が楽しめます。最高の雰囲気です!前菜は、フォアグラです。濃厚なフォアグラの味が、舌の上でトロけます。う~ん、ブオノ!イタリアの赤ワインをセレクトしました。ポリツィアーノPoliziano社の、ロッソ・ディ・モンテプルチアーノRosso di Montepulciano/2003年」です。フルーティーな口当たりの後、適度にドライな味が広がります。プリモは、魚介類のスパゲッティです。イカ墨入りのスパゲッティなので、黒いです。こんなにプリプリとした、ホタテやエビを、プラハで味わったことはありません。ブラボーです!そして、セコンドは、ラム肉です。ボヘミア南部シュマバ地方で、大切に育てられた羊ちゃんです。焼き加減もバツグン!パックンっと平らげちゃいました。今夜は、ディナー券のおかげで、全く無料でした。本来なら、3000コルナ(約14000円)くらいの食事です。財布の中身を心配することなく、心行くまで、自己新祝いができました。改めまして、チェコ日本人会殿と、S商事殿に感謝です。本当に、グラッツェ!レストラン「アレグロAllegro」日本語ページロッソ ディ モンテプルチアーノ↑祝杯をあげて下さい!「チンチン!」---ジョギング日誌---プラハは、一日中雨でした。ゆっくり休足しました。本日の走行距離:0km今月の走行距離:148km
2005年05月23日
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