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2008.05.21
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カテゴリ: 文学文の読解


詩の指導について、考えます。前回の続きです。取り上げている作品は、下記です。

峠

この詩で、教師であるNさんは、何をねらって指導したのでしょうか。

作者の願いをどう読んだか

Nさんは、作者の願を

「誰もが、未知のものにあこがれながら越えずにいることがあるのだ。」

「越えなければならない峠を峠を意識することで、いつかたどりつける道があるのではないか」

「人は、憧れをもっていきている存在なのだ」

と、峠を超えないでいる人にいとおしみをよせている読んでいます。

それを受けたNさんの願を、

作者のその思いを受け止め、どれだけ近づいていくことができるか不安であるが、 児童とともに自分お峠を見つめる 時間としたい。

卒業を目前にひかえている児童への私の願いを、石垣 りん作『峠』にこめて、贈りたいと思う。

生きていく時、私たちは、様々な「峠」に出会う。容易に越えることのできる峠ばかりではない。むしろ、越えなければ、次の段階に行くことができない、新しい世界に行くことができない峠の方がはるかに多い。」

と、記しています。このような考えで、この授業に臨んでいます。

子どもたちは、

1年生から、いろいろな詩と出会ってきています。

そのような中で、原田 直友作『山から降りてきた人』を学習した時、

「この山は、自分の目標のことで、がんばって、乗り越えて時のことを書いたんだないか。」と発言した子がいて、 詩に自分の思いを重ねていく とができるようになった。

自分に引き寄せて読む

そこで、この峠も、自分の引き寄せて、読むことができる段階での学習になりました。A君が読み取った書きだしが、下記です。子どもたちは、一人一人自分に自分に引き寄せて、このように読み、書き出しています。

(読みにくいです。このような感じということをおわかり下さい。先ず、全体を示します。)

峠 書きだし

本日は、詩の指導のねらいを概略的にを書かせて戴きます。

下記は、この詩の前の半分の画像です。少し、読めるでしょうか。

峠の書き出し 上

次は、後ろの半分です。

下


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下記の本は、研究会がまとめたものです。
絵をクリックしますと、本の概略が分かります。

尚、本書は、 理解を深める表現よみ(小学校国語4年) 1~6年まで、各学年あります。
各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CD に入っています。

学校が、1分1秒を争うほど忙しいという事は、世間で知られてきていますね。

これでは、子どもが、「先生、あの・・・・・・・」と、話をしていく気がなくなってしまうのではないでしょうか。

子どもが、このような話を持ち掛けた時、その話に耳を傾ける事は、教育で、最も、大切なことではないでしょうか。


学校の忙しさをなくす為、このブログで、話し合ってきました。

その事を本ブログから提言します。

1 教育委員会などへの教員の報告書を極力減らしてください。

2 会議を精選して、先生方に教材研究などの時間を保証してください。

3 教員の数をふやしてください。

などの対策が、緊急に、立てられ、実施される必要があると思います。

その為に、教育行政、中でも文科省は、その先頭に立ってくださることをお願い致します。        
                    2007 ・ 1・ 9

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最終更新日  2008.05.21 17:46:53
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