広島カープ考察

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2013.12.15
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カテゴリ: 野球
 『呉 昇桓』

 それでは書くことがないと言いつつもあえて避けていた阪神タイガースの新外国人投手である呉 昇桓についてみていきたいと思います。
呉は韓国プロ野球の三星ライオンズで守護神を務める投手で、WBCの韓国代表にも選ばれる程の実力者でもあり、三連覇にも貢献しています(ちなみに今年のアジアシリーズには不参加でした)。
投球スタイルは最速157キロの直球とスライダーのみという完全なパワーピッチャーで、47セーブというアジア記録を持つ投手でもあります。
呉の名誉の為に付け加えておきますが、WBCでマウンドに国旗を突き刺したのはこの投手ではありません。
それでは成績はどうなのかを見ていきたいと思います。

 まず 奪三振率 ですが、通算510.1回を投げて奪三振数は625と投球回数を大きく上回る数字を記録しており、最近3年間での奪三振率は11.55と9.00を大きく越える数字を記録しており、韓国の打者に対して圧倒的な数字を記録しています。
また 与四死球率
また球威面を見ていきますと、 被安打率 は5.09、 被本塁打率 に関しては0.38とこれまた高い数字を記録しており、かなり優秀な投手であることが分かります。
ただし、ちょっと気になる部分としては今年は51.2回投げて4被本塁打で0.70と1.00に近い数字を記録しており、奪三振率も9.41とちょっと数字を落としているきらいがあります。
ただ、今は統一球で一時期の違反球程ではないですが飛びづらいことに変わりはなく、日本の打者のレベルも一時期に比べて落ちているだけに問題はないかなと思いますが、向こうでは外国人打者が所属していた球団はなかったそうで、バレンティンらが控える日本ではどうなるのか、そういった面など不透明な部分が多い点もあります(ちなみに2011年アジアシリーズではソフトバンク戦に登板して2失点していました)。

 これまでの通算記録を見ていきますと、かなり高いレベルの投手であることが分かりましたが、当然問題になってくるのは韓国プロ野球のレベルがどうなのかといったところになってくると思います。
そこで参考となるのがかつて日本プロ野球に所属していた李承ヨプ、金泰均、李ビョンギュ、李机浩 覚えていますか?^^; らの成績を見ていきたいと思います。
調べてみますと、 李承ヨプ が昨年こそOPS.886を残しましたが、年齢的なものでしょうか今年は.693と大きく失速してはいるものの、 金泰均 は昨年4割に及ぶかと言われていた程打ち、最終的には.363と高い数字を記録して今年も.319を記録するなどかなり高く、日本では試合数=三振だったミート力も大幅に改善されています。
李机浩 は24本塁打を打ち、選球眼も良くOPSは.801を記録、 李ビョンギュ は中日では一度も打率.280を越えませんでしたが、2010年は.290、2011年は.330、2012年は.300、今年.348で首位打者に輝き、韓国復帰後はほぼ全員が主力打者として活躍しています。
また、阪神に所属していたオクスプリングやダイエーや日本ハムに所属していたナイトがそれぞれ最多勝、最優秀防御率に輝き、門倉も先発投手として登板するなど日本球界で奮わなかった選手らがタイトルを獲得する程の活躍を見せています。
そういったことを考えると、やはり多少割引いて考えた方が良いかもしれません。

 また、個人的に大きな懸念を感じているのが フィジカル面
楽天やソフトバンク、メジャーリーグ各球団も調査をしていながら撤退したのには実はこういった面において不安があったからではないでしょうか。
そういった面もちょっと引っ掛かる部分ではあり、入った球団もリリーフ投手を酷使しがちな阪神タイガースであるだけに故障しないか個人的に心配な部分があります。

 最終的に活躍できるかどうかは分かりかねます。
というのも投手の場合は野手とは違ってグライシンガーのように活躍する選手もいれば、奮わなかった選手が混在しており、ヤクルトにいた林昌勇のように直近の成績が奮わなかったものの、最終的にクローザーとして活躍した選手もおり、今のところはっきりした傾向が掴めていません。
ただ、メジャーリーグも注目していた程の投手なだけにどんな投手なのか早く見てみたいところではあります。






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最終更新日  2013.12.15 16:13:40
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