広島カープ考察

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2013.12.27
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カテゴリ: 野球
 『クリス・ナーブソン』

 それでは引き続き、ヤクルトが獲得を発表したクリス・ナーブソンについてみていきたいと思います。
この投手は聞き覚えのある方も多いはず、青木と同僚でMILの先発ローテーションの一人だった左腕投手です。
投球スタイルは2012年、2013年はそれぞれ故障、故障明けのシーズンだったので、2011年のシーズンを参考にしますと、最速145キロでアベレージは140.64と外国人投手にしては遅い球速帯ですが、日本人左腕とはあまり大差ないスピードです。
しかし特筆すべきは直球のキレ、ほぼ毎年10前後を記録し、近年は11を記録するなどかなり直球にキレのあるタイプだといえそうです。 ちなみに上原は11.2です。
持ち球はチェンジアップ、カーブ、ツーシーム、カットボールを持っており、どの球種も満遍なく使っていますが、一番多く投げている球種はチェンジアップで直球よりも多く、ツーシームは直球とほぼ同じ、カーブも20%程使うなど積極的に使うタイプです。
見た感じとしては直球のキレと緩急が売りの投手のようで、こういったタイプは如何にも技巧派のように感じてしまいすね。

 ただ一つ気になる部分としては投球の幅、実はナーブソンの投げる球種はカーブ以外全てシュート方向の球種で横変化のバリエーションが非常に狭いことにあります。
唯一スライダー方向に曲がるのがカーブですが、カーブは曲がりが非常に大きいのであまり横変化の幻惑としての役割は果たさず、あくまでも緩急をつける球種です。

左投手なのでスライダー方向に曲がるとすればカーブのようにマイナス方向に行かないといけないのですが、何とナーブソンのカットボールはシュート方向に曲がっており、カットボールとしての機能を果たしていません。
つまり、右打者相手に内角を突けない致命的な欠点があり、そのことが右打者相手に非常に良く打たれている原因ではないでしょうか。
ただし、左打者には常に内角に食い込んでくることになりますね。
細かい理由はともかくとして、それでは詳細な成績を見ていきたいと思います(fangraphs引用)。

 まず 奪三振率 ですが、故障していたので2009年のシーズンから見ていきますと、それぞれ8.81、7.35、7.01とこれまで紹介してきた先発としての起用が見込まれる外国人投手よりも奪三振率が高いことが分かります。
ちなみに3Aでは2008年に8.27、2009年に9.08とかなり高く、しかも2009年の奪三振率は先発として起用されたものですから相当高いのではないでしょうか。
ただ3Aでこれほどの奪三振能力を持った投手がメジャーでは7.35、7.01と並までに落ちてしまうのですから相当並はずれた打者達が相手なんだなと改めて感じますね。
ただ3Aでは充分三振を取れているので技巧派のイメージとは裏腹に意外にも三振を狙える投手だと思います。

 次に 与四死球率 ですが、それぞれ3.06、3.17、3.62とこちらも特別大きな破綻はなく、2008年と2009年の3Aの成績を見てみますと、それぞれ3.77、3.11とメジャーと同じような数字を記録しており、特別良いわけでもなさそうですが、悪いこともないかと思われます。

球威面 ですが、被本塁打率と被安打率を見ていきますとそれぞれ1.34、1.13、0.95を記録し、3Aを見ていきますと1.52、0.36と2009年3A以外は基本的に1.00を越えており、以前も1.00を越えています。
次に被安打率ですが、0.97、1.02、0.99とメジャーでの成績ですが何とか1.00前後で踏みとどまっています。
3Aでは2007年から見ていきますと、0.90、1.03、0.78とこちらも1.00前後を記録しています。
batted ball はフライやライナーがゴロを圧倒的に上回っており、特にライナーが通常の投手に比べて非常に多いのが特徴です。
ライナーが多いということは安打を打たれやすいということであり、少々心配な面がありますが、内野フライが非常に多く、投球回数がナーブソンよりも多いダルビッシュよりも多い内野フライを記録しています(ナーブソンは167.2回投げて内野フライが22、161.2回投げて20、ダルビッシュは191.1投げて19、209.2投げて17)。
というか殆ど直球じゃね?それ^^; で縦の変化をあまり果たしていないことや球速帯もカーブ以外は殆ど変わらない点も影響しているかもしれませんね。
せめてスライダー辺りを投げられればもっと投球に幅が広がると思うのですが・・・。

 奪三振率は高く、与四死球率も特別問題はないことを見ると、故障でパフォーマンスを大きく落としていない限りは活躍できる可能性が高いのではないでしょうか。
ただ、近年先発として活躍しているGB系の投手ではなく、しかもライナーが多いタイプである点、MLBのボールよりも飛びやすい日本のボールであることを考えると、そこまで大きな太鼓判を押せるかと言われるとちょっとどうかなと思います。
というのも今年横浜に所属したコーコランが残した3Aの成績は素晴らしい成績で、球威もそこそこあるタイプだと思いましたが、コーコランは典型的なFBタイプの投手で、実際横浜では本塁打も多く打ち込まれるなど全く奮わない内容でした(途中入団ということも影響したかと思われますが)。
個人的には先発よりも寧ろリリーフとしてならば直球のキレもあり、奪三振率も高く、内野フライも多く打たせることができるので非常に面白い存在ですが、先発となるとどうなのかちょっと気になるところです。

選手評価:B(FB投手が通用するかどうかの目安になる)



個人的には店長おすすめが美味しいと思います。





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最終更新日  2013.12.27 21:36:50
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