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2020.06.26
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カテゴリ: ミニマルに暮らす
「ニューノーマル」という新しい言葉があちらこちらで聞かれ始めましたね。


「ニューノーマル」。

直訳すれば「新しい標準」という意味。
アフターコロナにおける仕事や生活の「新しい在り方」を意味する新語、なのだそうです。


「新しい社会常識」と言っても良いのかもしれません。


この新しい社会現象を、
特に新しくもなんとも感じていない人がいる気がします。

わたしです(笑)

そして「もともとそうだった人たち」です。











例えば飲食店では他のお客さんとなるだけ離れて食事をしたり、
映画館などでは客席は1つ間をあけて座りましょう、といった
「ソーシャルディスタンス」の考え方が、広く定着しました。

けれども、本当であれば。
座席を1つあけたくらいでは、
政府が推奨するソーシャルディスタンスの基準には届きません。
横並びなら、左右とも数席空けるくらいはもちろんのこと、
前後だって2列ずつくらい空けなければいけないはずなのです。

その基準を守って映画館の収容人数を考えた場合・・・
客席は、かなりの「ガラガラ」にする必要があることになってしまいます。


それじゃもう、



と心配になってしまうところ、なのですが・・・










わたしの知っている映画館は、いつもそうだったのでした。

お子が幼い頃に付き添ったポケモンやドラちゃんの映画は別として、

自分が見たいものを、
平日の昼間の回で見ようとするときは、


席なんて、隣も前後も、
わたし以外誰もいないみたいに「がらーん 」でした。

映画館がいっぱいで。
前後左右にびっちり人が詰まっていて、
腕やら服やらが密着してしまって、
それがちょっと「気持ち悪い」と感じてしまうのは
わたしの場合、だから今に始まったことではなく・・・


もともと、ずっと、そうだった (´;Д;`)






大きすぎないこのサイズがいい。この夏・お初の「金のミルクバニラ」です。



 ****************************************



経済的な側面からすれば。

飲食店だって、映画館だって、
満室のホテルだって温泉旅館だって、
乗車率200%に近いようなお盆の帰省の新幹線だって。

そういう「密」な状況こそが、
これまでは、いちばんの「絶好調」だったのだろう。

うはうはだったのだろう。

コロナ以前の密な状況こそが
経済の「ご機嫌なノーマル」だったのでしょう。

通路まで人が溢れたような、混み混みの新幹線。
歩けないほどの駅のホームやコンコース。
満員の通勤電車だってそうだった。
そんな、ふつうなら耐えられないような種類のものが、

なぜか、堂々と「ノーマル」だった。










がらーん な暮らしをしていると。

がらーん なことが 
もはやその人にとっての「ノーマル」だったりします。

タンスや引き出しに何かがぎっちり詰まっていたり、
ひとところに大勢が密集していたり、という「密」なことが、
もともと性に合わなくなってしまっている。


暮らしは暮らし! レジャーはレジャー!
場合によっては「密」の方が楽しいよ!!

そういう感覚も・・・わたしには、もともとない。

どんなときも、できるだけ「がらーん 」がいい。


おとーさんが平日休みだったこともあり、
我が家は「がらーん 」なお出かけが、いつもふつうだったのです。
平日午前中のナガシマスパーランドの遊園地なんて、
お客さんよりも係員さんの方が多いくらいで・・・
いつもふつうに「貸切状態」でした。

混んでて駐車場に入れない、なんて、
だから家族全員、耐えられない。

そういう耐性が、全く育っていない(笑)


 ***************************************


コロナ禍において、
医療現場の崩壊寸前の危機については再三報道がなされていましたが
実はもうひとつ、あまり報道はされないけれども
ほぼ崩壊しかけていたものがあるそうです。

物流業界の現場です。

報道はなされなくとも、想像がつきます。

人々の外出自粛に起因する物流現場の負担増は著しく、
現場を見ていた専門家の方は、
コロナ対策として、メルカリやヤフオクを営業自粛させたほうがいいのではないか、と
意見されたほど、だったそうです。
急を要さないネット通販やフリマ取引の急増で物流網はパンクしかけており、
本来宅配を必要とする場所(病院や介護施設など)に
そのせいで荷物が時間通りに届かなくなる、という・・・。

宅配を積極的に利用すること。
それとも「遠慮」すること。
どちらがより「ニューノーマル」なのだろう (;_;)

やたら出歩いて調達することも良くない。
やたら宅配に依存することも良くない。

「高稼働」であればあるほど「大繁盛」で、

その状態が「ふつう」とされていた、

むしろ「良いこと」で「好ましいこと」とされていたのが、

ついこの間までの、世の中だったのに。











コンビニでアイスを買いました。

ということさえ不謹慎だったのが、このたびの「自粛」でした。


生まれたばかりの新しい言葉「ニューノーマル」。
その「新しい」とされる生活様式は、
わたしに中ではなんとなく
すっかり親しんだところの「ミニマルライフ」に
とても通ずる何かを感じるのです。


「密な暮らし」も
「密な予定」も
「密なクローゼット」も
「密な納戸」も、
「密なところへのお出かけ習慣」も、



もう、コロナがやってくる5年前や、もっと前から。 


わたしはとっくに「手放し済み」さ。














コンビニにアイスを買いに行ける、というささやかな喜びを、


昨日は噛みしめました。


なるべく遅い時間に行きました。


ビニール越しの店員さんに
マスクでくぐもった声で、「ありがとう」と伝える。


帰ってきたら、手洗い・うがいをし、

payの支払いに使ったスマホをきれいに拭く。


店員さんとわたしを隔てるビニールと、
この時期にマスクをしていること以外は、

もともとそうだったことばかりなのに。

すごく特別なことをしている気が、今も してしまう。



ミニマリストはものを買わないから、日本経済をダメにする!



そういう批判って、ずっと前からあるのですが。

(わたしは買うときは買うタイプなので、
 そんなことないのになあ、とほんわか思っている感じなのですが・笑)


「ニューノーマル」とやらこそ、


日本経済をダメにしてしまうことのないように・・・



わたしは、アイスを。 
コロナ前よりも、少し多めに買おう。

なんどもお邪魔しなくていいように。
少しでも、お店の売り上げにつながるように。


家族が笑顔になるように。


アイスの「密」(笑)!









これが、我が家の冷凍庫の「ニューノーマル」だ。


冷凍庫は、「ノーマル」が「がらーん 」だから・・・


アイスの「密」の受け入れ態勢は・・・


いつももともと「ノーマル」に準備万端! 


なのさ!






                                      おわり







今日もお読みくださって、ありがとう。

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このカップは、アイススタンドにぴったりなのです。
アイスを買いに行けて、こうして去年の夏と同じような写真を撮れた「日常」が、
なんだか、とてもうれしいです。










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最終更新日  2020.06.26 17:50:07


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