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2024.09.19
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クロワッサン 🥐 

大好きなのに ツラくなる何故 

              すずひ




へんてこな「五・七・五」で、こんにちは。 すずひです。


今日は、さっぱりと爽やかに書きたいすずひです!








少し前のお散歩。 

寝込んでしまう前の・・・元気だった週のお出かけ画像とともに。



********************



今の時代。 わたくしくらいの世代。


親との関係に苦しんでいる人は本当にたくさんいて、

いろんなケースがあって、

それぞれの家族にそれぞれの問題があって、



だから少しも思っていないんだけれど。



苦しんでいる最中に、

いちばん悲しかったのは、いつも傷付けられたのは、


「だったら会わなきゃいいのに 」という言葉です。



それができたらどんなに、と思いながら今もなお苦しみの渦中にある人は・・・

この乱暴な言葉に、馬鹿にしたような上からの言いように、

今もなお傷付けられる人は、

潜在的にどれほどいらっしゃることだろう。











「親が嫌なら会わなきゃいい。」


それができるとすれば、ですね。


「会わずに放っておける状況が用意されている場合だけ」ですよ。


たとえば、すでに何らかの施設に完全管理下のもと入居、という場合や、



ご高齢ながらも両親揃ってご健在である、とか

伴侶を失い一人になった親の場合なら

地域の何かの活動に積極的に参加してるタイプとか、

本人の人柄がよく周囲から慕われ友人に囲まれてる、とか、



そして、



万一の時に駆けつけてくれる人がちゃんといて、

つまり放っておいた結果としてもしものことが起こったとしても、

それが「直接自分の責任として問われない」という・・・


親に会わずに放っておける人って、実際には、

そういう、とても恵まれた状況にある場合、だけ。



 *******************



親の役に立たなければ。 親を支えなければ。 

娘としての責任を果たさなければ、という気持ちと。


親と関わるたびに深く傷つく。 

自分で自分を守らなければ。 

距離をとらなければ、もう心がもたない、という気持ち。



その相反する二つの板挟みで、

頭がおかしくなりそうになりながら、

精神崩壊しそうになりながら、それでも頑張る。


そういう状況にある人って、たくさんたくさんいるでしょう?



 *********************



「役に立ちたい」「接触を減らしたい」

真逆のそれを両立させるためには、

会っている短時間の中でなるだけたくさんの用事を「正確に」こなさねばならず・・・

失敗できないし、もれがあってはならない。
(失敗やミスがあってまた翌日も会うとか耐えられないから)

ものすごく緊張するし、その日がくるのが怖いし、

とにかくもう、終わった後には

精魂尽き果てて、ヘトヘトになるわけです。


その心身が癒えて復活できるまでには、数ヶ月を要するわけです。










「親の機嫌を伺う」ことも、年々本当に堪えた。

親が不機嫌でも放っておいていいのよ、という、

そういう健全な関係性では全くなかったから。


どうにかしないと、と、身の危険を感じて焦る。

自分のせいかな、なんとかしなきゃ、と怖くなる。

そういう、常に母親のご機嫌の如何に支配された、

いつまでたっても 大人になっても「上下関係の下っ端」だったわたくしは・・・



母から対等な人間として認めてもらったとか、

まして人格を大切に尊重されたようなことは、

一度もなかったような気がする。




それでもひたすら頑張って機嫌を取っていたのは、


母の笑顔が見たかった?  母を好きだった?


いいえ、

姉のような美しく優秀な自慢の娘ではなく

出来の悪いダメで劣った子な自分が愛されるためには、

精神的に貢ぐしかなかった、というか・・・・




親の機嫌は本来親自身の問題であり、

わたくしが引き受ける責任など一つもなかったんだけれど、ね。


母に機嫌よくいてもらうことは、

(母の不機嫌に対し敏感であることは)

わたくしにとっては身を守るための、傷付けられないための、

あの家の次女として生き抜くための、

子供の頃から身につけた得意の、

そして、とても「みじめ」な技術、だったのです。



そんなわたくしはだから、

本来リラックスできるはずの家庭で一番緊張して過ごし、

対外技術鍛え上げてたわたくしはだから、

バイト先で店長に可愛がられるとか、

職場で先輩やお偉いさんに一番気に入られるとか・・・

ちょろかったです。 実に。

親の機嫌取ることの苦痛と比べたら、

お給料もらいながら取るご機嫌なんて、楽すぎる。

ちょろすぎる。



おっと話がそれました。



 *********************



母と離れることができて。

わたくしは、今、とても生きやすくなりました。

鼓動は穏やかで、息もちゃんとできる。

自分の人生がやっと始まった気がしている。


母はわたくしが感情的になり一時的に音沙汰がないと勘違いしているようですが

そうではありません。



母の幸せを 心から祈っている。

もちろん感謝もしている。


けれど、もう二度と会いたくはなく、声すら聞きたくなく、

文字を見るだけで心臓が絞り上げられ、

着信があるかもと思うだけで気絶しそうなほどに耐え難いのが、

わたくしの正直な気持ち、です。



こんなわたくしは、果たして人間なのだろうか。


鬼畜なのではないか。


それでもやっぱり、それでもこれでよかったと思える。 


思えてしまう。



すっきり円満な絶縁なんて、あるわけないよ。

この途轍もない後味の悪さに耐える覚悟がなかったら、

絶縁なんて、できない。



決定的になったのは結局、 

わたくしが充分な機嫌取りをしてくれなくなった、という母の幼稚な怒りでした。


もういい。  もう無理。


好きなだけ不機嫌でいたらいいよ。


ずっとわたくしを馬鹿にして、怒っていたらいいよ。



わたくしは、もう。 あなたの機嫌をとりたくない。



いいえ、誰の機嫌も、とりたくない。







可愛い赤いショッパーの中には、お店の看板メニュー「山型食パン」1本と・・・・





わたくし50歳。 母81歳の、とある冬の日。

大きな病院での母の検査に丸1日付き合ったあと、

たくさん並んだ成城石井のパンの中から、

大好きな「クロワッサン」を、わたくしは選んだの。





母:「あんた、クロワッサン好きなの?」

わたくし:「うん! 大好きだよ!」

 母:「ふーん。 私は嫌い 。」





伝わるかな、

ただパン買うだけで否定される、この感じ (笑)

雑談もできやしない。

いちいち否定されるだけのコミュニケーション。



わたくしを小馬鹿にしたり否定できる時の母の顔は・・・・

なんか嬉々として、意地悪くて、得意気で、

とても楽しそうだったこと、思い出す。


え、待って、アンチなの? 大笑い









クロワッサン見るたびに、今も悲しくなるけれど。


もう、忘れたい。 


忘れていいでしょう? 



わたくしはクロワッサンが好きだよ。




今日はこんなお話。




そして、9月のお買い物マラソンで買う予定の、今年のお布団!!


去年と同じお気に入りのを・・・リピートです!






あーあ、全然「さっぱり爽やか」に書けなかった。


ごめんね。



今日も唐突に終わります(笑)




お読みくださって ありがとう。



またねー






                                   おわり




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最終更新日  2024.09.19 11:11:17


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