知人から美味しいと評判の醤油味のたこ焼きを戴きました。

別に、たまたま同じ方向に用事があったついでだったから、
わざわざ気を遣わなくてもよかったのに…

とは言っても、
そこのたこ焼きは以前から興味があったので嬉しかったです。
早速家族でぱくつきます。

…紅ショウガが予め練り込んであるタイプで、
この手のものは私はどちらかというと苦手なのですが、

紅ショウガの風味だけが生きてとても美味しい。
ただ、1点だけ残念なのは、 醤油がきつくてちょっとしょっぱすぎた 。
時間が経ちすぎていたのもあったのでしょうが…

食べている途中、何故か親父が席を立った。
おもむろに台所から持ってきた物は、何故かソース…
あれあれ?と思っていたら、さっきまでみんなでしょっぱいと
話していたばかりのたこ焼きにどばどばとソースをかけてから、
満足そうにたこ焼き完食。

私　「…たこ焼き、しょっぱいって言ってましたよね…?」
親父「これ、かなりしょっぱいね」

親父「だって、たこ焼きはソースがないとたこ焼きじゃないし」

もう、何も言うまい…と一瞬思ったが、
やっぱりそれはダメだ、この人 高血圧持ちで薬飲んでる 。

私　「高血圧なんだから、塩分は控えた方がいいのでは?」

ダメだ!
何言ってもダメだ!!
どこから来るんだその自信満々な反対方向の知識!?
医者から言われてもダメなくらいだから、
私が言ったくらいじゃ聞かないだろうな…orz
親父は普段から、味がついている野菜炒めだろうが焼きそばだろうが、
「味が薄い」、「ソースがないと」
と言ってはソースをどばどばかける人なので、
それをやめるだけでも血圧はかなり違うだろうに…

「食生活を気をつけろと言われた」とよく当たられるのですが、
幾ら綿密に献立を考えたとしても、
自分で調味料どばどばやられたり
出した物を食べなかったり買い食いしてきたら一緒なんですよ!
…と、言ったところで、
正しい知識と聞く耳を持たない人にはどうしようもない。

それでも、「美味しい物を目一杯食べて太く短く生きる!」
と割り切り、
「美味しい、美味しい」と食べてくれるのならば食べさせ甲斐もある。
そういう生き方もあるだろう。
ただ、親父の場合は「不味い、不味い」と言いながら、
他人の分まで食べてくれるので腹が立つのを通り越していっそ呆れてしまう。