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☆前のお話は→ 第29話 兵士
★1期はこちら→ 「 進撃の巨人 第1話~第25話
」
(前回のラスト) ユミルはクリスタに、たぶんこれが最後になるから雪山の訓練のときにした約束を思い出してくれと言い「お前、胸張って生きろよ。約束だぞ、クリスタ」と告げると塔から飛び降り...
今回は雪山訓練のときの話から。
訓練兵のエレンたちは雪山での訓練に参加。想像以上に過酷だったがなんとか基地に到着した。
エレン:「はあ~死ぬかと思った。雪山訓練がこんなにきついとはな」
ジャン:「クソっ、足の感覚がねえよ」
コニー:「早く中に入れてくれねえかな」
サシャ:「きっと特別なごちそうが用意されてますね」
そこにライナーが来て、クリスタがいないと言った。彼女ならダズの具合が悪そうだからって一緒にいたはずとミカサ。そのダズもそしてユミルもいなかった。最後尾班長のトーマスが着いたが3人は見ていないと言った。まさか迷ったんじゃとアルミン。
エレンが捜しに行こうとするが、明日の朝に捜索隊を出すから全員中に入るようにと言われた。それじゃ遅いですよと言ったが、遭難者を増やすつもりかと叱られた。
体調を崩して動けないダズを運ぶクリスタにユミルがもう諦めろと声をかけるがクリスタは嫌だと言った。自分の体調も把握できないやつが評価欲しさに来ちゃいけねえ訓練を受けちまった。ダズの実力はここまでだったんだよとユミル。このまま毛虫並みの速度で麓まで歩いていたら自分たちもヤバイ。
選択肢はふたつだとユミル。ダズを置いて私たちは生き残るか、3人とも死ぬか、どっちにすると聞くとクリスタは三つめにすると答えた。ユミルの見立ては間違っていて私はこのまま麓の基地にたどり着いてダズも助かる。もちろんユミルは先に行ってて助かる。これでいいでしょ。あなたには迷惑はかからないとクリスタは言った。
クリスタ:「私たちは絶対にたどり着くから先に行ってて」
ユミル:「なあ、なんで私に助けを求めないんだ。お前さ、やっぱりダズを助ける気ねえだろ」
ユミル:「このままじゃ自分も死ぬって自覚があるんだよな。このまま死ぬつもりだったんだろ。ダメだろ。クリスタはいい子なんだから、この男を助けようって姿勢をいったんは見せとかないと。自分が文字通り死ぬほどいい人だと思われたいからって人を巻き添えにしちゃあ、そりゃ悪い子だろ」
クリスタ:「違う、私はそんなこと...」
ユミル:「お前だろ。命を狙われた妾の子ってのは」
クリスタ:「なんで、それを」
ユミル:「そうか、やっぱりお前だったか。たまたま耳にしただけだ」
内地のとある教会で生活のために金品を借りて回っていたときになとユミルが話す(借りてってwww)
『妾の子が偉いところの跡取りになってしまって、殺してしまえば全て解決するという話だったが、せめて名を偽ってつつましく生きるなら見逃してやろうということになり、その少女は訓練兵に追いやられた』
誰にも話してないし情報を売ったりもしないから安心しろとユミル。じゃあ私を捜すために訓練兵になったの? そうだとしたら、なんで? と聞くクリスタに、似てたのかもなとユミルは答えた。
クリスタ:「私とユミルの生い立ちが?」
ユミル:「まあ、だいたいは」
クリスタ:「それだけで兵士に?」
ユミル:「さあ、よくわからん。いや、違うな」
クリスタ:「私は友だちになりたかったの?」
ユミル:「は? 違うね、それはない」
ユミル:「お前と私は対等じゃない。偶然にも第二の人生を得たが名前を偽ったりしてない。ユミルとして生まれたことを否定したら負けなんだよ。私はこの名前のままでイカシタ人生を送ってやる。それが私の人生の復讐なんだよ。それに比べてお前はなんだ。自殺なんかして邪魔者扱いしたやつらを喜ばせたいのか。なんで殺意が自分に向くんだよ」
その気合があれば自分の運命だって変えられるんじゃないかと言うユミルに、できないよ、とクリスタ。今だって、ここから三人とも助かる方法なんてないでしょうと言うとユミルはあると答えた。
今いる崖の下にちょうど基地が見えるから、ここからダズを落とすとユミル。運よく無事に落ちた先に運よく人がいて気づけば助かるかもな。
こいつにはもうそれしかない。奇跡でも望まないかぎり、このままここで凍ったミノムシになるだけだと言うユミルに、でも落としたって死ぬだけだよとクリスタはダズを運ぼうとする。
ユミル:「うるせえ、私がやっとくから先行っとけ」
ユミルはクリスタを下に放り投げた。雪に埋もれるクリスタ。
クリスタが雪の中から這い出して見るとユミルとダズの姿はなかった。
ひとりでクリスタたちを捜しに行こうとしたエレンだが、ほっとけないよとアルミンとミカサも来た。ライナーとベルトルト、そしてコニー、マルコ、サシャも。みんなで(ジャンはいないけどw)出かけようと外に出ると何やら音がして、見ると誰かが基地に向かって歩いていた。
クリスタが基地にたどり着くとユミルが外で待っていて、遅かったな先に着いちまったよと言った。
ユミル:「本当にバカやっちまった」
クリスタ:「ダズは?」
ダズも無事だった。あの崖にはロープなんかなかったはず。あったとしても、あんな崖...
クリスタ:「どうやって、あそこからダズを下ろしたの?」
ユミル:「いいぞ、お前になら教えてやっても」
ユミル:「ただし約束だ。私がその秘密を明かしたとき、お前は...」
ユミル:「元の名前を名乗って生きろ」
★ここまでが回想。ここから前回の続き。
ユミル:『クリスタ、私もだ。自分なんて生まれてこなければよかったと思ってた。ただ存在するだけで世界に憎まれたんだ』
ユミル:『私は大勢の人の幸せのために死んであげた。でもそのとき心から願ったことがある。もし生まれ変わることができたなら...』
ユミル:『今度は自分のために生きたいと』
ユミルは巨人のうなじに噛みつき、次々倒していく。
コニー:「うそだろ、ユミルまで巨人に...」
ライナー:「あ、あの巨人は...」
ベルトルト:「あのときの...」
ライナーとベルトルトは、ユミルが自分たちの目の前で仲間を食べた巨人だと気づいた。
塔から身を乗り出して落ちそうになったクリスタを、足を掴んでライナーが助けた。
ユミルが巨人だと知っていたのかと聞かれたクリスタは、いつも近くにいたのに知らなかったと答えた。
巨人の数の多さに劣勢になるユミル。
あいつはどっちなんだ。エレンも巨人だったけど自分がそうだって知らなかったんだろとコニー。
コニー:「でもユミルはなんか巨人の力を知ってた風だぞ」
クリスタ:「ユミルが人類の敵かもしれないっていうの?」
コニー:「そりゃあ、こんな力もってるんだもんな。何考えているのかわかったもんじゃねえよ」
ベルトルト:「いったいユミルの目的は何なんだ」
腕を噛まれ塔の壁にしがみついていたユミルだが自分から手をはなして下に落ちた。巨人たちがユミルを襲う。
コニー:「あ、あいつ、まさか塔が崩れることを気にしているのか」
クリスタ:「そうだよ。巨人の力を自分ひとりで逃げるために使うこともできたはず。なのにそうしないのは、私たちを命がけで守ろうとしているから」
手足を喰われるユミル。クリスタが立ち上がって叫んだ。
クリスタ:「死ぬな、ユミル。こんなところで死ぬな。何いい人ぶってんだよバカ。そんなにカッコよく死にたいのか、このアホが。今さら天国に行けるとでも思ってるのか。自分のために生きろよ。こんな塔を守って死ぬくらいなら、もうこんなもん、ぶっ壊せ!!!」
ユミルが塔を壊して巨人に投げつける。塔が傾いてきた。
コニー:「お、おい。あいつ、本当に塔を壊しやがった」
クリスタ:「いいぞ、ユミル」
ユミル:「イキタカ ツカアレ」
4人はユミルの髪の毛につかまった。塔が崩れ落ちて巨人たちが下敷きになった。
ユミルが4人を運んで下ろす。まだ生きている巨人がいた。
コニー:「おい、ブス。早くトドメ刺せよ」
たくさんの巨人が現れた。一斉にユミルに襲いかかる。喰われるユミル。
クリスタ:「待ってよユミル。まだ話したいことがあるから。まだ私の本当の名前を教えてないでしょ」
ユミルのほうに歩み寄ろうとしたクリスタの前に巨人が現れた。クリスタを襲おうとしたとき、巨人の背後から攻撃が。
ミカサ:「クリスタ、みんなも下がって。あとは私たちにまかせて」
調査兵団が到着。巨人を倒していく。
攻撃しなくていいと言われたエレンだったが、
エレン:「やった。討伐数1」
巨人を1体、倒した。が、立体機動装置が引っかかって落下。下がってろと言われた。
すみませんとエレンが立ち上がるとコニーたちがいた。
残っていた巨人をすべて倒した。
まさか、ユミルが...倒れたユミルを見つめる仲間たち。ハンジとクリスタがユミルのところへ。
クリスタ:「ユミル...」
クリスタ:「私の名前...ヒストリアっていうの」
☆次回 「戦士」
【感想】
ユミル、カッコよかった。悪いけど、口が悪くてあまり美人でもないやつくらいの印象しかなかったんだけど、友だち思いだし今回はきれいだった。まだユミルには秘密というか、いろいろ事情がありそうだね。先週気づいていたけど、ライナーたちの仲間を喰った巨人だったし、ユミルという名前も気になる。「 イルゼの手帳
」に出て来た『ユミルさま』なんだろうか。これから明かされていくのかな。
口の悪いクリスタってのもよかったね。言葉が汚くてもやはりカワイイな。羨ましい限りでw ミカサの登場もカッコよかった。それに強い。女子大活躍だったね。で、関係ないかもだけど、エレン初討伐おめでとう。とっくに何体か片づけてると思ってたけど、巨人のときはノーカウントなんだねw
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