イタリアワインマニア

イタリアンと塩

最近、よく、

昨日もお客様と話した時、

コース料理の味について。

街角の日本料理店、

フレンチは、最初から甘い味がおお過ぎる。

人は、甘みを感じることが大好きだと思う。

それは決して、砂糖の甘みだけでは無く、野菜、食材の甘みも含む。

コース料理において、

最初から、砂糖の味を効かせてくる店が最近良くあると。

食べていて、メイン料理前にはお腹がいっぱいで、食べたく無くなり、

当然デザートへの期待感もなくなると。

ここの店、予約取れないからといって、

さすがにこれはないな！とお客様が言ったことに納得。

イタリアンは、野菜の甘みを引き出すことはしても、

砂糖の甘みには頼らないものです。

特定な料理、甘酢などは砂糖を使いますが。

逆に、イタリアンは、デザートを出さないのなら、

店の中に砂糖が無くてもコース料理はできます。

砂糖に頼らない。

これって、意外なことだと思われるかもしれませんが、

けっこうな割合で、色んな店が砂糖をたよった料理をしています。

試しに、砂糖なしで、デザートなしの、

コース料理出来ますか？と聞いて下さいね。

できると言う料理人はさすがです。

甘く感じるものが、反応が凄くいいのが事実ですが、

しっかり素材を引き出し料理する。

これが重要だと思います。

鮮魚も、甘く感じる事が凄い事ですね。

天然真鯛なんてのは、最高級は甘いですから。

これは食べて欲しい甘さです。

強い味、例えば、しょうゆ甘辛酸っぱいなど、多くの人が好きな味。

これでは食材が消える。

食材さえ良ければ、塩で食べるのが1番美味しい。

塩もこだわった塩で。

イタリアンの重要なキーワードは塩です。

パスタしかり、塩がすべてです。