シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2010年09月07日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 個人的な経験の中から、ある事柄を紹介したい。カブリエルの時代に秘儀参入し、当時の代表的人物と交流する場合、個人的な経験が完全に客観的になる。

 現代に先行する時代は、ゲーテの時代だったが、数十年にわたり彼の作品の研究に携わってきた。最近(1924年)、精神世界に精神的存在(霊魂)となった彼と個人的に直接接触する必要が生じたが、当初は、ゲーテ個人ではなく、いわば星の世界の存在としてのゲーテ、すなわち、宇宙に対する全体的な関係性の中で、死後のゲーテと交流した。

 他方、ブルネット・ラティーニや彼の時代の本質に関わる研究に従事する人々と精神(霊)的に接触したい場合、個人的、かつ密接な精神(霊)的な関わりの中で、考えや意見を直接交換する必要性を感じる。

 ゲーテに対する全体的な交流と、ラティーニに対する個人的な交流の違いは、非常に重要な相違だが、これは、2つの時代の内的、精神(霊)的な特徴が全く異なっているという事実に結びついている。

 今日(1924年)、人間、もしくは全人類が、精神的な事実を、直接理解できるという珍しい機会をもつ時代、つまり、秘儀参入学が、普遍的な財産になる時代に生きている。

 (先の時代は、個別的な性質をもっていたが、近代以降、現代へと続く時代は、全体的な性質をもち、ミカエルの性質が顕著に現れることを、言っているのだろう。太陽神ミカエルが直接姿を現すので、秘儀参入が、先の時代より、意味があるというわけだろう。)

 今始まったばかりの、この時代を、教養のある階層の人々が、主要な事実として、世俗的、物質感覚的な事実ではなく、精神的な事実に、心から気づかずに、通りすぎるべきではない。

 これからの時代は、精神世界に直接関連する人智学を精力的に探求すべきである。でなければ、人類は定められた使命を果たすことができないだろう。現代人は、益々精神的な時代へと入っていかなければならない。



「前世紀の70年代に始まった時代(1870年代~)では、魂(精神)的な生活や物質的な生活、すなわち科学、宗教、芸術の全ての面で、特に太陽から輝き出る精神力が、主要な影響力を及ぼすようになる。」

 (1879-    年;ミカエル、太陽の時代 現代)

 現代では、太陽の力の影響と活動が益々広範に行き渡るようにすべきである。

 真の(霊的)認識をもつ人々にとって、太陽は現代物理学が記述するようなガス(気体)球ではなく、精神的な存在たちの集合体である。

 そして、太陽の光が物質的、すなわちエーテル的に輝くように、精神を放射する最重要な精神存在たちは、キリスト教-異教的、もしくはキリスト教-ユダヤ教的な用語法を用いるなら、ミカエルと呼ばれる存在の周りに集まっている。

 ミカエルは太陽から働きかける。太陽からの精神的な影響はミカエルとその仲間たちの影響と呼べる。

 現代に、先行する時代では、人間の生活や活動、そして認識を求める探求の背後にある原動力は太陽の力ではなく月の力だった。3、4世紀にわたって続き、1870年代に終わりを告げた時代の背後にあった原動力は月の力だった。

 (1510-1879年;ガブリエル、月の時代 )

 この時代、地球進化に影響を及ぼしていた指導的な存在たちは、古代の用語法を用いるなら、ガブリエルと呼ばれる存在の周りに集まっていた。別の名を(用語はあまり重要ではない)選べるが、キリスト教-ユダヤ教的な伝統に従って、ガブリエルという名前を使うのが最もよい。

 このようにアストラル(星の)界から導かれる人間の精神活動を、これまで示したような形で気づくようになる。秘儀参入の認識を通じて、誕生から歯が生え替わる(大体7歳)までの時期に、人間の中で働いている力を認識するとき、宇宙に存在する月の活動に対する洞察力を獲得する。

 言い換えれば、幼児時代の初めの時期を、インスピレーション(霊)的に遡って、辿ることを通じて、月の影響が特に活発に働いていたガブリエルの時代に関する認識を得る。



 従って、現代に先行する時代(ガブリエルの時代)では、宇宙的な方向性に関して、決定的な役割を果たしていたのは非常に若い子供たちだった。ガブリエルの時代の(創造)力は、幼年期に働く衝動の中に投影されている。

 現代において、太陽からの力の衝動を受け取るように運命づけられているのは30代や40代の人たちである。つまり、宇宙的な指導において決定的で重要な役割を担っているのは30代や40代の成人たちである。

 (ガブリエルの時代での秘儀参入は、いわば子供の精神を通してのものなので、幼稚な認識しか得られなかったが、ミカエルの時代での秘儀参入は、30代~40代の大人の精神を通しての認識なので、全体的で、客観的で、高度なものとなる。

 ある霊能者は、江戸時代は、割と幽界的な術が通じたが、近代以降は、通じなくなったと説いているが、それは、ガブリエルの時代が、いわゆる月神の時代なので、月の魔術的な個性、特に精霊たちの悪戯が発揮されたものと思われる。



 日本では、月神から太陽神への交代期に、明治維新が起こっているのは興味深い。明治天皇は、ミカエルの使者ともいえる。しかし、あまりに全体主義が行き過ぎると、太陽悪魔の物質悪魔、人智学ではアーリマンと呼ばれる存在が現れる。

 ガブリエルの時代の悪魔は、月悪魔で、人智学では、ルシファーと呼ばれる存在である。魔術的な悪魔である。善が行き過ぎ、中庸を失うと、悪になるから注意が必要である。)





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Last updated  2010年09月18日 09時33分52秒
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