現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

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2020.07.27
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青草の上に座る人々
              豊原清明

鉄の扉を開けてその中に入ると
木が立っている
その木は何かを語っている
足がぴくぴくと動く
体が
震える

願いを秘めて青草の上に座ろう

食事を分けて頂く為に

青草の上に座って胸に疼くわたしの腫瘍を
彼に
取り除いて貰う為に

青草が風に揺れている
その風とは暑い風である
沈黙の颱風のように頭に圧し掛かる、
瘤のような颱風よ
世の中は終わって行く風のなかの青草

何かを彼に乞う
それは願いであって清らかなものではない

存在は荒々しくそして不可思議で不可解な人間の牙
その強さ

獰猛な者に恵みなどあるのか あり得ないのだから
沈黙を家にするしかない

魂の漂流は例えば絵に描かれない、端っこの素材


それでも彼に願うのは好きなのだろう
その眼に見えぬ幻との対峙が
赤ん坊が沈黙し窓が薄く開く 不安だけど
揺籃のなかで安息を得たのなら
今は一瞬の倖せ 安堵を楽しみ 普通の親の元に
産まれたことを喜ぶのだが
自分がハッピーでもよその子は尖がった顔
よって 苦しむ

青草の上に座ろう





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最終更新日  2020.07.27 09:43:53
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