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2005.04.18
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カテゴリ: カテゴリ未分類
“Have You Ever Loved A Woman”by Derek and the Dominos 1970

 土・日、一泊で東京に行って参りました。
 4月1日に、上野・秋葉原へ行ったので、今月2度目の東京行きでした。滅多に行かなくなっているので、僕にしてはきわめて珍しいことです。
 今年は桜が遅れていて、場所によってはまだ散りきらないソメイヨシノが見られました。ヤエザクラが満開でしたよ。

 昨日(日曜日)は時間があったので、ちょっと必要なものを買おうと、お茶の水の楽器屋さん巡りをしました。
 ところがお目当てものが見つからず、新宿に移動。
 お茶の水は、楽器屋さんが固まっているので、あまり歩かなくてもいいんですが、新宿は数カ所に点在していて、ちょっと歩くのが辛い。
 そこで、最もありそうなところから見てゆこうか、それとも一番遠いところから徐々に駅よりに戻るコースを取ろうか、少し迷ったんですが、結局全部見たくなるだろうからと、後者を選択。これが間違いの始まりだった。
 駅から一番離れた店は、打楽器の売り場の規模を極端に縮小して、何もなし。

 ここではいくつか迷うものがあったが、結局買わずに駅の近くまで来てしまった。駅の近くの店には、2週間前に秋葉原に行った帰りに見かけた、今回一番欲しいと思っていたものがあるから、寄っても徒労には終わらないと、幾分ホッとしながら売り場に行くと、・・・ない。目指していたものがない。
 店員は、今注文すれば、明後日には入ると言ってくれるが、それならうちから近所のお友達の楽器屋さんに頼んでも同じことだから、注文はせず、小物を買って渋谷に移動です。

 I 楽器店が移転して、ずいぶん大規模にやっているようだったので、だいぶ期待して行ってみたら、打楽器は端っこの方で、品揃えも新宿店の方がはるかに充実しています。ここにもなし。
 ついていない日には、結局良いことなしで終わる予感が、・・・。
 時計を見ると1時半。このあたりで昼飯だね。
 渋谷に来て「ムルギー」のカレーを食べるのは、今回の目的でもあったので、迷わず百軒店を目指す。
 ようするに、どんなにツイてなくても、これが成し遂げられたら一応は東京に来た意味はあると言い聞かせながら、懐かしいドアを開けた。
 もう2時近くなのに、店内はほぼ満席で、若いカップルが2組、やはり若い女性の二人組と、後は一人で来ている若者と中年の男性客が四人ほどだったでしょうか。
 いずれにしても若者が多いのは、うれしいです。存続のことを考えるとね。
 ここで、ムルギーでの注文の仕方を。
 「ムルギー一つ」あるいは「ムルギー大盛り」ね。

 数年前にも食べましたが、もちろん味はほとんど変わらぬ昔のままで、ここがある限り、一瞬にして30数年前に戻れてしまう。文字通り、僕にとっては、深い味わいのカレーライスなのです。
 「深い」というのは、思い出深いということとか、思い入れが深いなど、様々な個人的なことですけどね。
 何だか食べているうちに涙が出そうになって、気がつくと鼻水が垂れかかっていました。けど、駅前でもらったポケットティッシュが役に立ったじゃありませんか。何だかツイて来たと思いません?

 食べながらいろいろ思い出していたんですが、すぐそばにあった日本のロック喫茶の草分け「ブラックホーク」で初めて聴いた、デレク・アンド・ドミノスの "Have You Ever Loved a Woman" が、ずっと頭の中で鳴りやまなかったです。
 そう、Derek and the Dominos とかクラプトンとかって、ちょうど70年から71年頃の渋谷とつながっているんです。

 Derek and the Dominos の "In Concert" というアルバムがその後発売されて、これも「ブラックホーク」で聴いたという記憶があるんですけど。
 このライブ盤の方が、ずっと重い感じがするのは、デュアン・オールマンがいないせいなんだということに、ずいぶん後になって気が付きましたよ。

  久しぶりにおいしい思いをさせてもらったので、精算を済ませてから、厨房に向かって「ごちそうさま」と大声で言ってしまいました。
 いや、ムルギーのカレーは元気が出ます。
 後二軒だけ、南口の方にある楽器屋さんに寄る気になりました。足取りもずいぶん軽くなりましたよ。
 途中、古書センターはどうなったかなあと思ったら、まだありました。シャッターは降りていましたけど。
 そうなんですよ。以前、勇んで行ってみるとよく定休日でね。ほら、東京の古本屋って、日曜日休みっていうのが多いでしょ。神田でも戸塚でもね。ここも日曜が休みなのだ。覚えておいてください。
 でも、渋谷古書センターがつぶれていなかったのは、ちとうれしかったな。どうやら、上の方の階は古本屋じゃなくなっているみたいだけど。
 目指す2軒の楽器屋さんのうち一件目に、何と今回買う予定だったものがあったんですが、色違いで、ちょっと残念でした。
 でもね、もういいんです。ムルギーと古書センターのおかげで、気分がきわめて良好で、腹が立ちませんもの。

 いよいよラストのお店です。このお店を最後に選んだ理由は、駅に一番近い。ただそれだけです。
 ここは、近くにあった店をギター関係専門にして、打楽器部門が独立した形でビルのワンフロアを使っています。あまり広くはないですがね。
 ここにも欲しい物がなかったんですが、それでも最後の店だからと、いろいろ値段調べなどしたり、新製品を眺めたり、試奏する若者の演奏を聴いたり(うまい!)、ちょっと時間をつぶして、さあ帰ろうかと思ったんですが、何となく店員のお姉さんがヘッドを張っているスネアに目が行ったんです。
 あの小ぶりのスネアって、12インチかなあ、今回の目的ではないけれど、ずっとYAMAHA の12インチのスネアを探していたので、気になってよく見ると、どうもあのタムホルダーが YAMAHA のようだ。しかも、僕が一番狙っていたタイプのようにも見える。
 ヘッドを張り終えたスネアを、お姉さんは、ずらりとスネアが並んだ棚の下の床の上に無造作に放置して、向こうへ行ってしまった。
 そこで、おそるおそる近寄ってみると、ああっ!ピーター・アースキンの12インチだ!
 まさにずっと欲しくて、ここ数ヶ月ネットオークションで待ち続けていたものが、目の前にあるではないか。10インチのものは2度オークションにかかりましたけど、この12インチにはお目にかかったことがなかったんです。
 別の店員に思わず声をかけて聞いてしまいました。
 「すみません、あのピーター・アースキン、中古ですか」
 「はい」
 この「はい」に反応して、次の瞬間、思わず「おいくらですか」と聞いてしまったのです。
 ちょっと調べてから、なんと、こちらが驚くようなリーズナブルな値段が提示されたではありませんか。オークションの10インチでさえ、もっと高いのに!しかも「ソフトケース付きですよ」のだめ押し。つい「カードでお願いします」と言ってしまったのは、当然ですよね。
 滅多に見ないものが見つかったと告げると、店員は「ラッキーですね。たった今入ってきたところです」って。うれしいこと言ってくれるじゃありませんか。
 足が棒のようになっても、お目当ての物が手に入らなくても、すべてはこの上ない掘り出し物が手にはいるための、序章だった。
 確かにほんのちょっと早くこの店に着いていたら、手に入らなかったかと思うと、無駄な一日に大いに感謝したくなってきました。

        **********************

 "Have You Ever Loved a Woman" のオリジナルって、誰ですかね。
 僕の持っているフレディ・キング版がかなり Derek and the Dominos に近いので、やはりクラプトンはフレディ・キングのやつを下敷きにしたんでしょうねえ。
 でも、ライトニン・ホプキンスなんかもやっていましたっけ。
 オリジナルは誰か、ジョンリーさん、ご存じですか。

 あれれ、今日もつい長くなってしまいました。
 皆さんのところにも徐々に伺うつもりではいますので、当てにしないでお待ちください。
 Derek and the Dominos の続きは、また今度。





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Last updated  2005.04.18 12:09:12
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