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December 18, 2008
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カテゴリ: カテゴリ未分類

昨年天に召された平岡忠雄牧師の「恩寵(みめぐみ)の流れの中で」という本を送って下さった。

平岡忠雄牧師は昨年12月26日に召されたと書いてあった。
私の父も1978年12月26日だった。
父と平岡先生は親しかったので、天に召された日まで一緒だったのか?

2000年のクリスマスに、名古屋の数名の牧師でエッセイ集を出した。
その中の一つに私は星野栄一牧師のことを書いた。
高校生から大学生の時期にかけて私は聖都教会に下宿し星野栄一牧師から大きな影響を受けて今日がある。5年の下宿生活のうちの一つのエピソードを書いたのだが、平岡先生はそれを喜んで下さった。
星野先生はたいへん個性の強い方で多くの人と衝突し、星野先生を悪く言う人は少なくない。

個人的には結婚式を司式していただいた。星野先生が司式した結婚式には何度か出席しているから、式辞(説教)も知っている。しかし私の結婚式の式辞(説教)は通常のものではなかった。
まるで、自分の息子の結婚でもあるかのような個人的な色彩の強い式辞だった。
それで私は星野先生のもとで過ごした5年間を思い起こしながらエッセイを書いたのだが、平岡先生はそれを喜んで下さったのだ。

その時は、私は当たり前のことを書いたのになぜ平岡先生がそんなに喜んで下さったのか、よくわからなかったのだが、「恩寵の流れの中で」を読んで少し理解できたような気がした。
エッセイの文中では示されていないもっと本質的な部分で私が星野師から受け取ったものを、平岡師は読み取って下さったのだろうと思う。
そして、それは平岡師も星野師から受け継いだものであったのだと思う。

この本は平岡先生が亡くなってから、生前にさまざまなところに書いたものを集めたものだ。
内容は説教あり、時事評論あり、神学論文あり…である。
時事評論といってもそこは牧師の書くもの、常に福音という視点からの評論である。
その中で真っ先に私が目を通したのは、神学的な文章だった。

「聖化論」1960年


「愛とホーリネス」1964年
 ホーリネスの侵攻と実存を、愛を視点として、探求し解明する。

「旧約聖書における愛について -契約の愛と選びの愛と-」1971年
 エレミヤ書31:3「主は遠くから彼に現れた。わたしは限りなき愛をもってあなたを愛している。それゆえ、わたしは絶えずあなたに真実をつくしてきた。」に出てくる『愛(アーハブ)』と『真実(ヘセド)』をめぐって。
ちなみにこの箇所は、この論文が書かれた2年後に私がHi-B.A.キャンプで信仰と献身の決心をするきっかけとなる聖句だ。高校生の私が感覚的に受け止めたものを平岡師はきちんと言葉にしてくださっていた。


 岩本助成師の論文「主の晩餐におけるキリストの現在-今日のエキュメニカルな神学的対話へのジョン・ウェスレーの貢献をめぐって-」に触発されてホーリネス教会の聖餐観を問う。ここで取り上げられている「たえず聖餐を受ける義務」というウェスレーの説教は、私も神学生の時に読んだ。そして、それ以来ずっと私の課題となってきた問題でもある。

「現代社会と宗教」1980年
 世俗化社会と宗教の果たしうる役割を問う。

こうしてみると、平岡先生の視点と私の視点は共通が多いように思う。
特にメソジズムに関わるあたりは。
おそらくそれは星野先生から受けたものなのではなかろうか。
あまり今まで意識したことはなかったのだが、平岡先生は私の先輩だったのだと感じた。





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Last updated  December 18, 2008 08:20:42 PM コメント(2) | コメントを書く


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