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保育園に行く途中にある古本屋にいくと、「マニア本半額!」と書いてある。この店はチェーン店で、どっちかというとリサイクル系。が、一部高値の本を集めたコーナーがある。これが「マニア本」らしい。懐かしかったりちょっと見たかったりする本が多いものの、かなり躊躇する値段がついている。ためしにネットで何冊か調べてみたけど相場よりかなり高いものもある。こんな田舎で無理あるんじゃないかしら。いや田舎だから高いのかな。棚全部が高値ではなく安いものも混じっていてまぎらわしい。シリーズ本や関連本をまとめてあるからだ。そのほうが棚のつくりとしては好みだけど。おかげで、この間、間違って『名探偵who's who』(日影丈吉)という本を買ってしまった。なにげなく買ったら値段一桁見間違っていて、でもレジで「やっぱりやめます」っていえなかった。そんな珍しい本だって知らなかったよ。しかも読んでみたら内容に覚えがある。もしかして私が以前この店に売った本かも(涙)。それ以来、この棚の本を買う時は用心深くなった。半額なら買ってみるかな。期間限定だし。しかも今日までかあ~。洋服のバーゲンなんかには心を動かされない私なのに、こと本となると……。ということで『漫画大学』(手塚治虫)『植草甚一編集宝島』『大草原の小さな四畳半』(松本零士)の3冊を購入。他にも星新一の新潮社新書版や小川洋子の絶版エッセイ、室生朝子の『父 室生犀星』などを購入。個人的にはこっちだって少しはプレミアついてもいいと思うんだけど。「マニア本」は、ほとんど漫画やサブカルものでした。【今日の一冊】『植草甚一編集宝島』昔の若い人って、本を読んでたんだな~と思います。かっこつけかもしれないけど。でも、かっこつけって大事ですよね?
2004.11.30
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『廃市』(11/8の日記参照のこと)の時に続いてまたやってしまった。さっきから30分以上かけて感想書いていたのに、キーボードに本を落として消してしまったのだ。がっくり。ゴッデンといえば、児童文学界の純文学派(笑)。しかもこの作品、先にあとがきを読んでしまったのだが、かなり重いストーリーっぽかったのでどうも乗り気になれず、ずっと前に買ったまま放っていた。夕食後、えいやっと一気に読んだけれど、う~ん、やっぱり重かったです。このストーリーは子供より大人のほうがこたえると思う。人形を主人公にしながら、人間の心の優しさや邪悪さ、強さや弱さ、他者に寄せる愛情や憎しみなど、本当によくぞここまで書いたものだと感心する作品。ただ、自分の子に「これ読んでみて」と手渡すかといえばたぶんしない。これは自分で選んで読んでこそ生きる本じゃないかな。もう一度詳しく書く気力がないのであらすじとか全然書いてなくてなんですが、ぜひご一読ください。人形たちの世界と、彼らの持ち主である小さな姉妹の世界と、二つの別の世界のできごとが同時進行しながらラストに向かう構成になっていて、子供から大人までそれぞれの読み方ができる作品です。【今日の一冊】『ねずみ女房』(ゴッデン)ゴッデンのもう一つの傑作。いやこれはね、主婦の方は身につまされますですよ、きっと(笑)。こんな児童書ってありかなあと思う。(あ、ほめてます。絶賛です。)*『人形の家』はこちら文庫版なので値段も手頃です。
2004.11.29
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日曜日、娘が前行っていた保育園がバザーを開くので、久し振りに遊びに行くことにした。カレーがあるらしいので、一家みんなで行ってお昼をすませようという魂胆だったのに、夫も息子も乗り気じゃない。え~。じゃあお昼を用意していかなくちゃいけないのか。ちぇっ。我が家のお休みの日、定番ランチはトマトソースのパスタ。親戚がトマト農家なので、売り物にならないトマトを大量にいただくのだ。生ではとうてい食べきれず、シーズン中、何度も大鍋で煮る。ビニール袋に小分けし、牛乳パックに詰めて、冷凍。これを一年中使うわけ。海に近い畑で作っているせいか、ものすごく甘い。初めて生で食べた時にはあまりの甘さにびっくりした。適当に切ったタマネギとベーコンをいためながら塩こしょうをして、解凍したトマトソースをいれてぐつぐつ。酸味が足りないので最後にワインビネガーを少々。あきれるほど簡単にできあがり。「あとはシーチキン缶と、ソーセージ、ほうれん草があるから、適当に好きなのを入れてね」と夫にいいわたして娘と二人、保育園へ。先生方から「大きくなったねえ~」といわれてはにかんでばかりの娘。バザーでは本を数冊とシャボン玉、「魔女の宅急便」と「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のビデオ、編み棒セットにスノーマンのコップ二個を購入。そのあとは娘がプラパンをするのにつきあって、さあカレーを食べるぞ!ところが「ご飯がないんです~」ええ~。ショック。じゃあ帰るしかないか。と、そのとき小さめの炊飯器をさげたお父さん登場。「もう一つ炊けてたの忘れてた」よかった~。無事に食べられましたよ、カレー。いや、おいしかった。ほんとに。娘がカレーを食べ終わる間にマドレーヌとココア(セットで100円)もいただきまして、ごちそうさまでした。お土産にドライフルーツ入りのパウンドケーキを買って帰って満足満足。【今日の一冊】『古道具屋さんの経済原論』(魚柄仁之助/著)いまは料理研究家として有名な魚柄さんですが、もともとは古道具屋さん。この本を読むと古道具屋さんが夢の職業に思えてきます。『人が見たら蛙に化(な)れ』(村田喜代子)新刊本です。骨董にとりつかれた3組の男女のお話。こちらはなかなか大変です。
2004.11.28
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昔、父がこの人にはまってしまって、毎日のように読んでいた。おかげで私も「オヨヨ」シリーズは全巻読んだ。おもしろかった!! 今でも、あのシリーズが小林信彦の作品の中で一番おもしろいと思う。つい先日、この人のエッセイ『物情騒然 人生は五十一から』を読んだら、(たしか養老先生も言ってたけど)何かに怒っている話が多かった。機嫌悪すぎ。その怒りには同感する点も多々あったものの、やっぱりもっとすっきりと楽しい話が読みたくて、この本を購入。最悪の出会いをした男女の恋愛模様におとくいのコンゲームがからんだストーリー。たしかにすっきりと楽しいんだけど、あまりにも都合よく話が展開する。別に緻密な伏線とか意外などんでんがえしとかは期待していない。それ以前の問題。本当にもう強引なまでの都合よさ。もともと「JJ」に連載されていた話だとか。若い女の子をなめすぎてんじゃない? とはいっても文章がうまくて読んでて気持ちいいし、映画や雑誌づくりの話、東京生まれの故郷喪失感などが織り込まれていておもしろい。装幀や装画も好き。(この人の本の装幀、好きなものが多い。『極東セレナーデ』の装幀とか)もともと暇な時に読むジャンルの本だし、これはこれでいいのかもね。【今日の一冊】『オヨヨ島の冒険』(小林信彦/角川文庫)この頃は、古本屋でもなかなかお目にかからなくなった「オヨヨ」シリーズ。淋しいです。*『ハートブレイク~』と『物情騒然』、どちらか(両方でももちろん可)お買いあげの方には、この『オヨヨ島の冒険』をただで差し上げます。出品しているものとは別にもう一冊持っているのでそちらを。(こちらはカバー表紙部分に擦れがあります。)落札後最初のメールに「11/27の日記を読みました。おまけ希望」と書いてください。この特典は、本が売り切れるか、私がこの日記を削除するまで有効です。【おまけ】ぜひ一票を。復刊ドットコム
2004.11.27
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夜寝る前のお話タイム、今日は最終話「王女さまと小ネコの話」の最後の部分。この話にとりかかったのは先々週なのだけど、時間がとれなくて全く本を読まなかったり、数分しかなくて読む気になれず君平さんの短編を読んだりで、本当にとぎれとぎれになってしまった。ようやく終わって、「はい、これでこの本はおしまい!」というと、息子が「おもしろかったね~」としみじみと言ってくれた。ほんと? それはよかった。チャペックの話って、なんだかへんてこだし、この本は訳もかなり古くて聞き慣れない言葉もでてくるので、私は好きだけど子供たちはどうだろうな~と思っていました。特に最終話は、かなり長いわりにはなんだかとりとめがなく、最初と最後だけどうするか決めておいてあとは思いつくまま即興でつなげた感じすらします。そこがいいんですけどね。次の本は『ホビットの冒険』にしようかと思っていたところ、娘から難しすぎると反対意見がでたので却下。松谷みよ子の『日本の昔ばなし』(講談社文庫)になりました。これは短いから毎日一話完結でいこう。知っている話も多くて娘がリラックスして聞けそうだしいいかも。長い話はけっこう疲れると思うんですよね。ぼんやり聞いてたらどんな話なのかすら分かんなくなるんじゃないかな。まだ保育園児だもん。【今日の一冊】『昔話十二ヶ月』(1.2.5月の巻/講談社文庫)*売れましたすでに一セット持っているのにまたバラで購入。こういうとき、我ながら病気かな~と思ってしまいます。落札後「11/26付けの日記を見ました」と最初のメールに書いていただければ300円値引きしますので、よろしくお願いします。
2004.11.26
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販促日記第二弾(笑)。「その1」としてますが、「その2」があるかどうかは未定。楽天フリマに出品しているのに、なかなか売れない本たちについて語ります。日記を読んでくださった(そして該当の本を買ってくださった)方のみにささやかな特典もありますのでよろしくお願いします。栄えあるその第一号はこちら【今日の一冊】『世界をまわろう』(ヒルヤー作 光吉夏弥訳/岩波書店)*売れました。ありがとうございます*自動的に30回出品する、と設定していましたが、ついに売れませんでした。なぜこの本が売れないのかは、実は理由があって、これは「地理の本」なんです。原書は1929年発行。その後改訂されているものの、改訂年が1951年。どうしたって内容が古すぎる。子供のために買う本ではないです。でも、おもしろいんです。文章がとてもいいし、造本もすてき。挿絵もいいですよ。1500円分の価値はぜったいあると思うんだけどなあ~。といっても私の他にどんな人が何の目的で買うか、と言われると、まあ、ねえ。私がこの本を買うきっかけになったのは岩波書店の『図書』(2000年6月号~特集 岩波少年文庫)の清水真砂子さんのエッセイでした。この本には岩波少年文庫版もあって、それが清水さんの幼少の頃の愛読書だったのだそうです。今回、この『図書』をおまけにおつけします。表紙裏頁には川上弘美、その左頁には山田太一のショートエッセイ。冒頭記事は長田弘と池田香代子の対談、他にさまざまな人が自分と岩波少年文庫のかかわりについて書いた小文が収録されていて読み応えたっぷり。ファイルに綴じる際にシールを貼っていたので、表紙&裏表紙の背表紙沿いに一部はげがありますが他はおおむねきれいです。……と、これではあまりにささやかすぎるので、思い切って500円値引きいたします。ふつうにご注文のうえ、最初のメールに”11/26付の日記を読み、『図書』&値引きを希望”とお書き下さい。それではどなたかがこれに目をとめてくださることを願って。*この特典は期限なしです。私がこの日記を削除しないかぎり11/26以降いつでも受け付けます。しかし、第一弾からいきなり売れそうにもない本を選んじゃったな……。
2004.11.25
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もともと、この日記は楽天フリマで出品している本の販売促進(笑)のために始めたのですが、そんなこと考えてたんだっけ? というくらい当初から自分の備忘録になってしまってます。アフィリエイトとかもやってみようかな~と思っていたんですけど全然。根気がないです、自分。今日は初心にかえって(?)フリマ出品情報など。今日新規出品したのは、『つげ義春集』。独自に調査した結果(ってgoogleとかでちょこっと検索しただけですが)、相場は3000円くらいなので、少しお安くしてみました。つげ義春は、初期が一番好き。鬱がひどくなったのか、一時は読むのが痛々しかったです。(部屋の中に闇が入りこんでくる作品とか)数年前には作品が映画化されたし生活はいくぶん安定しているのでは? 関係ないのかな。今はどうされているのでしょうか。私は井伏鱒二なんかを思わせる、ひなびているけどくつろいだ感じの作品を読みたいです。他には前から登録していた杉浦日向子さんの本3冊を、まとめて再出品。つげさんの本に興味がある人が一緒に買ってくれないかな~とか。無理かしら。ちょっと方向違うか。あとは吉行淳之介の『童謡1』を出品。これはいいです。文庫なのでコンパクトだし。何度も読み直して楽しめます。ねむの木の子の絵もいいし。誰だったけ、エルメスのスカーフの柄に採用された子もいましたね。指導者(というわれるのは本意ではないかもしれないけど)谷内六郎さんの影響が(というかお互いに共鳴したのかも)見られる美しく懐かしく、でもどこかこわい絵。それが吉行淳之介の文章や、その核となった童謡とベストマッチです。なんか、長々と説明しちゃって肝心の本のアップは少ないんですが、よろしければご覧下さい。パソコン横の段ボール箱をかたづけるべく、今日からしばらくがんばって新規アップしますので。【今日の一冊】『つげ義春集』『童謡1』(吉行淳之介)*売れました「今日の二冊」ですが。
2004.11.24
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家から歩いて5分のところに大学があって、今日は学園祭。息子は、ちょっとした縁があって、屋台のお手伝いをさせてもらいに行きました。お昼時に、娘を連れて様子を見に屋台まで。息子がはりきって手をひいて案内してくれる。「○○くんのお母さんで~す!」「ありがとうございま~す!」といわれるのがちょっと恥ずかしいかも。でもおいしかった。そのあとは、息子は自由にうろうろし、娘と私は人形劇を見に。ちょっとしたお土産までもらって娘はにっこり。最後は息子は射的をし、娘は綿菓子を買って、満足して帰りました。夫も私たちが留守したあいだ、のんびりできたんじゃないかな。本当は、いろいろと教室の展示など見たかったのに、娘がぐずぐずいいそうで、ほとんど屋外をうろうろしただけ。今日、われわれ親子三人が食べたものは----唐揚げ、フライドポテト、カルピス、ホットドック、シチュー、コロッケ、自動販売機で買ったジュース2本----昔も今も、売ってるものはあまり変わらないような。学生さんたちが昔より幼く見えたのは、もちろん私が年をとったってことでしょう。しみじみ。【今日の一冊】『とても かわった ひげの ねこ』ビル・シャルメッツさく・え はせがわしゅうへい やく(福武書店)今日、娘と寝る前に読んだ本。残念ながら現在流通していません。----女の子が魚を釣っていたら猫が釣れました。とてもかわったひげの猫。ひげでなわとびをしたり、ボール投げをしたり。猫は女の子ととても楽しく暮らしていたんだけど、ある日猫さらいにつかまってしまって……。「とてもかわったひげ」をつかって窮地を脱する猫。最後は本当にほっとします。読み終えたあとで、折り込み付録「絵本の森」の長谷川集平さんがこの本に寄せた文章を読んでいました。 子供の頃飼っていた犬の話やボス猫の子猫の頃の話もよかったけれど、結びのところ "ぼく自身、ふつうの「猫」です。ときどきスーパーなひげが欲しくなります。ここに居ながら、だれかにさらわれちゃったように思うことがよくあるからです。努力すればひげは伸びるんでしょうか。うまく逃げられたとして、ぼくの帰るところはあったのでしょうか。気がかりです。"というくだりになんだかぐっときちゃいました。……長谷川さんって、きっと女の人にもてるんじゃない?(笑)*おまけ*シューへー・ガレージです。長谷川集平さんのHP。
2004.11.23
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息子の数学好きは、どんどん高じ、いろんな定理や法則を覚え込んでは「おもしろいよね、ね?」と相づちを求めるのですが、私にはそのおもしろさがあまり(いや全然)分からない……。息子よ、ごめん。たま~に「あ、それおもしろいね」というと、ものすごくうれしそうな顔になる。そういう顔されるとなんか数学の勉強しなくちゃって気になるなあ。でもむいてないのよ、お母さんの頭に数学は(涙)。最近「おもしろいね」といえたのは「9以上の任意の奇数は3つ以下の素数の和で表される」というもの。有名な話なんでしょうけど、全然知りませんでした。おもしろいです、これ。これだと私が「任意の奇数」をだして、それを息子が3つ以下の素数になおすという形で相手もできるし。今日は、そんな彼のために、お楽しみサイトを発見。「中学数学教室」「どう? これ」と見せたらかぶりつきで見てました。が。なんてこった!! 我が家のパソコンと相性が悪いらしく図形を動かしているとフリーズしてしまう。うなだれる息子。ごめん。かえってかわいそうなことしちゃった。
2004.11.22
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夜、グラタンを作ったら、人数分+軽く一人前分あった。お腹いっぱいだしどうしようかな~と思いつつ「えい、食べちゃえ」と一気におかわりして食べたら、あとでお腹が痛くなった。ほんと、子供じゃないんだから、しっかりしろよ、自分。動くのも難儀な状態でコタツに入ってうずくまったまま。痛いんだけど暇。そうだ、本でも読んだら気が紛れるかも。体をくの字に折り曲げ、顔をしかめながら本を読む私に、夫はあきれ顔。さて、今日チョイスしたこのシリーズは、子供の頃、図書館で山ほど読んだもの。古本屋で見つけて懐かしくて購入。その後ヴァン・ダインは全然読んでいないし、この本に収録されている「エジプト王ののろい」「スコッチ・テリアのなぞ」もどんなだったか忘れてしまった。最初、文中の「わたし」にひっかかってしまって(この人誰なの? 最後までよく分からなかった。腹痛のせいか?)、どうも話に入りきれなかったけど、読み進むうちに気にならなくなって。けっこうおもしろかった。犯人のたくらみ+思わぬアクシデントの作用がなかなか。といってもお腹痛くってあんまり頭使わずに読んでしまった私。ちょっともったいなかったかな。この頃の児童書らしく造本がよく、装幀や挿絵も凝っているのもgood。下記のサイト(充実してます! すごい)に、このシリーズについての詳しい説明がありました。懐かしいです~。「本棚の中の骸骨~藤原研究室通信」~【今日の一冊】*売れました*『まだらの紐(シャーロック・ホームズ全集 第4巻)』『ボヘミアの醜聞(シャーロック・ホームズ全集 第5巻)』この世で一番有名な探偵、シャーロック・ホームズもの。詳細な解説がおもしろいです。現在品切みたい。残念。
2004.11.21
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先号で定期購読が終わったと思っていた『クウネル』が届いた。振込手続きのタイムラグを考えて入金がなくても発送するらしい。継続しなくてもこの号の代金は払わなくていいようだ。ラッキー。でも、やっぱり継続するかも。表紙がバートンの『ちいさなおうち』柄の布で、かわいい。巻頭特集がバートンについてなのだ。「バージニア・リー・バートンとフォリーコーブ」という副題がついていて「フォリーコーブってなんだろう?」と思った。絵本作家としてのバートンしか知らなかったけれど、地元の婦人達と共に「フォリーコーブ・デザイナーズ」という染色の組織を作っていたのだ。初めて知った。もう少し詳しく知りたい。最近『ヴァージニア・リー・バートン「ちいさいおうち」の作者の素顔』という本がでているので、これを読んでみようと決めた。クウネルの記事からバートン絵の『びゅんびゅんきしゃをぬく』『はだかの王さま』が今秋、岩波から出版されていることも分かった。こちらもチェックしておかなくちゃ。他にも、鳥取の民藝館の話とか手製本の話とか楽しかったし、各地のおでんもおいしそう。傘やのおじいさんもダンディで好き。今月号はかなり気に入りました。【今日の一冊『クウネル2004.11.1号』*売れましたこの号読んで温泉に行きたくなりました。なかなか行けないけど。
2004.11.20
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娘が保育園からクリスマス発表会のお知らせをもらってきた。彼女は「春日傘」(なんか、和風で、クリスマスっぽくないが)というのをするらしく「浴衣と帯を用意してください」と書いてある。はいはい、浴衣ね~と押入から出してみると、「あちゃ~。揚げを降ろしてたんだ」次に着るのは来年なので、背ものびるだろうしと思って揚げをおろしてしまっていたのだ。この浴衣は母がつくってくれたもので、肩揚げとかしてくれたのも母。恥ずかしながらやったとこないんです、私。適当にやればいいんでしょ、とは思うものの、どう適当にするかが分からない(笑)。こんな時には、姑に聞きに行く。夕方の忙しい時間だというのに丁寧に教えてくれて申し訳ない。しかもその説明がよくのみこめなくてより申し訳ない。こことこことを合わせてここを山にしてうんぬん。すごく簡単なことを分かりやすく教えてくれているのに異常にのみこみが悪い私。結局、まち針うって、チャコで印をつけるとこまでしてもらい、ちくちく縫うところだけやりました。(んでいらんとこまで縫い込んでやり直したりする私……)丈と肩を揚げるだけに、約一時間半。われながらがっくり。まあ無事に終わったし、次回は一人でやってみます。(できるかな……)【今日の一冊】『秋の流行あみもの/主婦と生活昭和31年9月号附録』この頃の婦人雑誌には必ずこういう附録がついていたようです。そういう需要があったということですよね。私の母もしょっちゅう縫い物や編み物をしていました。私といえば、編み物なんて子供の時以来やってない。縫い物も娘の小物縫うくらいで。母や祖母が自作の洋服や小物のことで盛り上がっているのを見るとな~んか淋しい。私も仲間に入りたい。娘はかなり手作りが好きで小さなマフラーとかちゃっちゃとつくってしまいます(牛乳パックの周りに割り箸をたてたもので編んでいく。リリアンみたいなかんじ)。このままいくと私だけ仲間はずれ。それはいやだ~。
2004.11.19
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職場で雑談をしていたら、来年度予算の話になった。どこでも同じだけど、うちの職場も予算が削減されるらしい。で、非常勤職員(私を含む)の定数も減るかもしれないそうだ。なにげな~く話されたけど、ちょっとショックかも。薄々そうかなとは思ってたけど。でも、どういう形で減るのかしら。口頭で首を言い渡されるのか、採用になった時と同じく面接試験があって落とされるのか。どっちにしてもあまり気分がいいものではない。子供二人がどんどん大きくなって、親の相手をしてくれるのもあと少しだと思う。娘が来年は一年生だし、しばらく家にいてゆっくり相手をしたいなあと思っていた。でも、いったん辞めたらこの年で再就職はきびしいし、そんな優雅なこといえるほどお金持ちなわけでもないし、やっぱり続けたほうがいいかもと悩んでいた。が、望むと望まないとにかかわらず失職する可能性が高くなったわけだ。まあ、今から考えても仕方ないこと。自分で決めかねてたんだから、よかったのかも、ということにしておこう。【今日の一冊】『風と花びら』(平塚武二)名作『玉虫厨子の物語』の作者にして佐藤さとるのお師匠さんである平塚武二。その美しい文体が大好きな私です。この話は、風に舞う花びらのように、運命に逆らうことなく、でもしっかりと生きていくある女の子の一生を描いたもの。今日は、こんな話を読んで元気を出したい気分。子供よりも大人のほうが共感する話かも。品切みたいで残念。岩波少年文庫からもでていたようです。楽天フリマに数件出品されていました。図書館などで見かけたらぜひお手に取ってみてください。平塚武二は、他の作品もいいですよ~。*大阪府立国際児童文学館(http://www.iiclo.or.jp/)のサイト内に、この本についての記載がありましたのでご紹介します。http://www.iiclo.or.jp/100books/1868/htm/090main.htm
2004.11.18
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朝、娘を自転車に乗せて保育園へ。この頃、朝は少し肌寒い。風を切って走っているとのどの奥まですうっと冷たい空気が入っていく。通勤の車でいっぱいの国道の高架の下を抜けると一面の田んぼで、その真ん中の一本道をまっすぐ行くと団地に突き当たる。娘の保育園はこの団地のはずれにある。保育園のある団地は、駅からかなり遠くて車がないとちょっと大変かなあというところ。その分、敷地が広いけど。どの家も庭の手入れが行き届いている。かなり古い団地なので、木が大きくなっていてうっそうとした庭もある。私も場所は違うけれど、同じように山を切り開いてつくった団地で大きくなった。子供の頃は、段々畑のように整地された赤土の原っぱに点々と家が建ち、そのどの庭にもひょろっとした苗木が植わっていた。私の家が建っている時、大工さんが庭の隅に生えている小さな木を見て母に「奥さん、これはサクランボですよ。このままにしておいてごらんなさい」と教えてくれたそうだ。本当に、それはサクランボの木で、今はたわわに実をつける。もともと山にはえていたのだろうか。それとも誰かが山に植えたものなのだろうか。サクランボの木は、そのひこばえを分けて貰って、今私の住んでいる家にも植えている。毎年甘い実をつけて、子ども達を楽しませている。実家のある団地も今は年をとってしまった。住む人も家も、庭の木々も。昔は団地の周りは森や畑や田んぼだったのに、今は大きな道路が通り、ファミリーレストランやスーパーが立ち並ぶ。逆に団地の中は静かで緑が濃く、鳥の声がする。仕事帰りに本屋に寄って、『森の絵本』を立ち読みした。森に行きたいなあと思う。身近に森がなくても、感じることはできる。家のサクランボを見るとき、実家の白木蓮の大木に寄りかかるとき。でも、やっぱり、深い森の中へ行ってみたい。今度のお休みには、子供を連れて近くの小山に登ろうか。そして頂上でお弁当を食べながら海を眺めよう。【今日の一冊】『森の絵本』(長田弘/作 荒井良二/絵)長田さんの文が胸にしみます。荒井さんの絵、緑色がとてもきれい。深呼吸をして、おいしい空気を吸ったあとのような読後感。こちらは対訳版です。>>
2004.11.17
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いったいどうなることかと思っていた高村薫の連載小説が未完で終わり、次は渡辺淳一。さすがおやじの新聞、日経である。朝刊を見ていた夫が「渡辺淳一って、もしかして恋愛もの下手なのかなあ」という「なんで?」「だってさ~。出会ってからすぐこれ? そりゃないよ。あいだがないもん。」ストーリーは、落ち目の小説家が自分のファンだというご婦人と会い、初対面で連絡先を聞き出し、その後すぐに「京都で会いましょう」とメールを送る、そしてわくわくしながら再会を待つというながれ。(「必ずきてください、きっとですよ」と書いて文末にハートマークをつけた、という文章があって……朝から嫌なもん読んじゃったよ)「え? 男の人ってこういうもんなのかねえと思ったけど、違うの?」といってみると、「そんなわけないでしょ。変だよ、これ」とむっとしてた。まあまあ、怒らないで。渡辺淳一の小説をマジで読んでどうすんのよ。これ読んでる人は「いつベッドシーンがでてくるのかなあ」しか考えてないんだからさ。これでも展開遅くて「まだか~」といらいらしてるおじさんいるね、きっと。(今日が連載16回目)ああ、それにしても高村薫にもいらいらさせられたが、しばらくは朝からエロものかと思うと、がっくし。読まなきゃいいんだけど、活字中毒なもんで、新聞は隅々まで読まないと気分が悪いの。(株価欄だけはざざっとしか見ないけど)できるだけささっと終わって欲しい。あんまり濃厚なのは遠慮したいなあ。
2004.11.16
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私はだいっきらいです。どうして高校を卒業できたか自分でも不思議なくらい。(3年間で、テストで○をもらったことがあったかどうか……。部分点--おなさけ点ともいう--を積み重ねてなんとか)それなのに、なぜか息子が算数大好き。もう「数にとりつかれている」とすらいっていいほど。「数学の証明問題って呪文みたいだよねえ。数学者って魔法使いみたいだよねえ。すごいよねえ。」とうっとりとした目をしている。なぜだ~。(念のため、彼は優等生とかじゃないです。もう全然ちがう。11/6の日記を見てもらうと分かりますが。)必要にせまられて子供向けの算数&数学の本をかなり探しましたが、自分が苦手な分野だからか、なかなかおもしろいものがありません。その中でこれはというものをいくつかご紹介します。(本当はなにかおすすめがあったらお教えいただきたいのですが、私、掲示板の機能を停止しておりまして--すみません。管理する自信がないんです--、そうすると自動的に日記へのコメントもできなくなるみたいなんです。なにかよい方法がないかなあと思っているんですけど……。)*たくさんのふしぎシリーズ*(福音館の月刊誌/「かがくのとも小学生版」)これは算数関連に限らずどれもいいです。息子がこよなく愛するシリーズです。といっても実は定期購読しているわけではなく、ほとんどが娘が行っていた保育園の廃棄本を引き取ったもの。ありがたいです。その中で算数関連といえば・ぐにゃぐにゃ世界の冒険・フレ!フレ!100まんべん・その先どうなるの?・ぼくの算数絵日記といったところ。どれも現在は流通していないみたいなんですけど。最近の巻では「"豪華客船ミステリーツアー"へようこそ!」(2004年9月号)というのがあります。これは今でも入手可能です。覆面算や迷路、魔法陣やトポロジーのパズルがお話の中に組み込んであって楽しい。福音館の本では他に「数いまとむかし」という本があって(すみません、これも絶版です)この中の「数の手品」というのもおもしろかったです。数枚の数字板を利用して相手が思っている数字を当てるというトリック。息子が学校で披露して好評だったとか。今マジックブームですしね。もう少し学校のお勉強に準拠したものとしては「らくらく算数ブック」(太郎次郎社)というのが分かりやすいです。この中学生版で「数学ひとり旅」というシリーズもあります。こちらになるとけっこう難しい。数学が好きな人は好きだと思いますが。息子はまだまだよく分からないとこのほうが多いと思うのに夢中です。私は「お母さんも勉強したら」といわれて読みましたが、かなり苦痛でした(涙)。読み物系では(晶文社)『数の悪魔』。これは私も楽しめました。絵もかわいいし。今のとこなんとか息子の話についていってますが、そろそろあやしくなってきました。この年で数学の勉強はつらいなあ。
2004.11.15
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今日は破れた障子の張り替えをした(破れたとこだけ)。9月にも貼り直したのに、もうあちこち破れている。かなり面倒。破れた時すぐにそこだけ貼ってればこんなに面倒じゃないのに。分かっちゃいるんだけどねえ。障子は格子の大きさがまちまちで、一段ずつ貼ろうとすると量販店で売っている規格品と高さがあわない。一枚ずつ包丁で切っているとため息がでてくる。次回は全面貼りに挑戦してみるか。我が家は昔ながらの木と紙の家で、気に入ってはいるものの、けっこう手間がかかる。床は杉板。まだ建てて数年だが傷だらけだ。それに拭き掃除をさぼっているのであまり艶もない。普通のワックスがかかったフローリングと違って、手入れすればするだけきれいになるし、手を抜けばその分それなりになってしまう。前住んでいた家は築40年以上の小さな木造家屋だった。(元もと夫が小さな頃住んでいた家)当時は息子がまだはいはいをしていた時期で、毎日拭き掃除をしていたから床はぴかぴか光っていた。その時の経験から「二ヶ月も拭けばぴかぴかになる」と思っていたのだけれど。この夏休みせっせと拭いたけどぴかぴかまではならなかった。考えてみると前の家は、私たちが住み始めた時こそ、長年空き屋で床もくすんでいたけれど、元は姑が磨き上げていたはず。そうすぐにはあの床は手に入らないのかあ。ふう。【今日の一冊】『小住宅の庭(カラーブックス351)』*売れました家を建てる時にはいろいろと夢が広がり、庭はああしよう、こうしようと思ったものですが、数年たってもぽつぽつと草木が植わっているだけ。なかなかうまくはいかないものです。まあ家の中も外もぼちぼち楽しみます。
2004.11.14
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今日は朝から、ビデオに撮っていたシュレックを見て子ども達は大受け。上の子が「お城の場面、指輪(物語)にそっくり」と言ってました。そういや似てる。パロディ? たしかにこの映画、パロディ満載だけど。でもシュレックと指輪はどっちが先なんだっけ? たまたまなのかな~。息子と夫は例によってカードゲームのイベントへ。私と娘は私の実家へ。長いこと飼っていた犬が昨日死んでしまったのでなんだか勝手が違う。淋しいもんです。さて、いつものとおり公園に行って砂遊び。そのあとは「鬼ごっこしようよ」「う~ん、おばちゃんはあんまりしたくないなあ」と抵抗したものの押し切られ、肩で息をするほど走り回らされる。子供って元気だよ、まったく。夜、「お風呂に入るよ」と何度行ってもだらだらとする息子に娘。いいかげんガミガミ母さんになるぞ、という時に内線電話が。姑から「外から火の用心って聞こえてるよ」ああ!! 今日は夜回りの日だったんだ。(子供会の子たちが役員さんや保護者有志と夜回りするんです)お風呂入ってなくてよかった~。あわててとびだして一緒に回る。男の子たちは懐中電灯で遊んでばかりだし、女の子たちは静かに歩くだけ。で、大人が「火の用心!」と声かけをして、子ども達が「マッチ一本火事のもと!」と続ける形に。20分ばかりつきあったけど娘が鼻たれになってきたので、先に失礼する。あとから帰ってきた息子は「おもしろかった」と満足してました。夜のイベント(ってほどのものじゃないけど)は楽しいものです。【今日の一冊】『はじめてのキャンプ』こちらは夏の夜のお話ですが。*「指輪」も「シュレック」も同じ年に公開されたことが判明。やっぱり偶然の一致? 見直してみるとまあ似てるっちゃあ似てるけど、こういう場面は誰が作ってもこんな感じかも。「シュレック2」のほうはあきらかにパロディですけどね。
2004.11.13
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テレビで「シュレック」があっていたので見た。これってスタイグの『みにくいシュレック』が原作なのかな? と半信半疑。(映画のストーリーは全然知りませんでした)あのストーリーでどういう映画になるか想像もつかないし、「きれいな」お姫さまもでてくるし、関係ないのかなと思ったけど、結末からいって、やっぱりそうなんだろうな。映画の絵は好きになれなかったし、悩むシュレックって不思議な感じだったけど、これはこれでおもしろかった。関西弁も気になりませんでした。我が家は9時就寝なのですが、まだお布団に入る前にスイッチをいれてしまって。冒頭部分から子供たちにおおうけ。特別に30分遅く起きて見てました。名残惜しそうだったけど、残りはビデオにとって明日のお楽しみ。【今日の一冊】『みにくいシュレック』スタイグの絵本はどれもおすすめ。「おじいさんのほら話」というかんじ。シュールでしゃれた味わいがなんともいえない。ただ、この作品は本当にあっけない短いお話。映画の原作と思って読むとめんくらうと思います。ネットでシュレック関連を検索していたら、この絵本のこと「後味が悪い」って書いている人もいた。そう。原作のシュレックは悩んだりしない。臭くて醜くて強い怪物なんだもん。そういうのだめな人は読まないほうがいいかも。
2004.11.12
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吉行淳之介って十代の頃は大好きだった。たぶん「大人」な感じがしたからだろうなと思う。ここ何年も読んでいなくて、最近『夢の車輪~パウル・クレーと十二の幻想』を読んだら懐かしく、この本も買ってしまった。童謡に触発されて創った短編集で、ねむの木学園の子の絵がたくさん収録されている。「病気をしてやせ細ったり太ったりしたあげく元の体重に戻る。けれど、昔の自分とは違う。」という話は、たしか中学の国語の教科書に載っていたなあ。ねむの木の子の絵は、昔は嫌いだった。今は好き。色づかいがきれいだし、造形もいいなと素直に思う。手軽な文庫サイズで、美しい絵と美しい文章。久し振りに楽しませてもらいました。【今日の一冊】『夢の車輪~パウル・クレーと十二の幻想』(吉行淳之介)*売れました『クレーの絵本』(谷川俊太郎)と見比べてみるのも楽しいと思います。
2004.11.11
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沢木耕太郎は、一昔前にかなり読んだ。『バーボン・ストリート』のようなエッセイが好きだったし、『路上の視野』とか、もちろん『深夜特急』もおもしろかった。が、いつの頃からか読まなくなってしまった。「沢木耕太郎が好き」と人にいうことすら恥ずかしく思う。すでに好きとはいえないし。なんでなんだろう。独特の沢木節というか、かっこつけた文章が鼻についたのかなあ。自分でもよく分からない。今思ったけど「小田和正が好き」という恥ずかしさと似てるかも(あ、別に好きじゃないです小田和正……って断るところがあやしいぞ、自分)。『檀』はかなり話題になったので、どんなものかと読んでみた。結論としては、私はあまり好きになれなかった。「ノンフィクションとフィクションの境界線上に、新しいスタイルの伝記文学」という宣伝文句どおりの本だったけど、どうしてこんなスタイルにしたんだろうと思う。きっちりとノンフィクションとして書いたほうがよかったのではないか。 実は、私は檀一雄の作品を読んだことがないし、その人についてもよく知らない。でも、ああいう生き方をした人の妻として過ごすというのは大変なものだろうと思う。その長い人生の持つ重みとかすごみとかがあんまり伝わってこなかった。同じように妻が物書きの夫について語っている『キジバトの記』(上野晴子/著 )のほうがずっといいと思う。『檀』はきれいにまとめすぎなんじゃないかな~。「お話」になってしまっているのが残念。【今日の一冊】『キジバトの記』物書きの男どもが震え上がった一冊。こわいです(笑)。
2004.11.10
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『かわいいからだ』がおもしろくて、その後この人の本を何冊が読んだけれど、そろそろもういいかな~という気分に。最初は実用書っぽかったのに、だんだん生き方本(それも実用書だけど)になってきてつまんない。この人は、絵本作家の五味太郎と親しいようだ。そういえば、五味太郎も昔(まだ未成年の頃ですんで大昔)は好きで、『言葉図鑑』とか愛読してたのに、今は子育て系の教祖様のようになってしまって、どうも……。今でもリブロの『ジャズ ソング ブック』だけは手元に置いてますが。知り合いがこの人のファンクラブ(という名称ではないけれど)に入っているので「ごめん。本当いうと、それほど絵が好きじゃないんだ」というと「あ、私も絵はどうでもいいの。五味さん本人が好きなのよ~」といってた。それって五味さんが聞いたらちょっと悲しいかもよ。【今日の一冊】五味太郎・言葉図鑑(10巻セット)なんのかんのいっても、これは名著。その昔、母が親戚の子の入学祝いに買ってました。当時小学校は卒業していた私ですが、うらやましかったです。自分の子にも買ってくれよ~。ちなみに、わが息子は、この母からブックオフで100円で買った「ことわざ絵本」2冊セットをもらいました。(母の名誉のために言っておくと、我が家は本だらけなのであまり贈り物として本はくれないんです。これはたまたま「すごく安かったので買っちゃった」らしい)ぼろぼろになるほど愛読してます。あと、図書館で読んですっごくおもしろかった、と説明してくれた本は(内容思い出しながらげらげら笑うんで説明がよく分かんなくて時間かかったけど)『正しい暮し方読本』であることが判明。ある種(どの種?)の子供にはかなり受ける人だと思います。
2004.11.09
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さきほどからながながと感想を書いていたのに、間違って消してしまった。ショック。今日は、仕事で遊園地に行って来たのでかなり疲れてしまった。眠い。そのせいだろう。寝なくては。せっかくなので要点だけ書き直し。いいたかったことは、この作品は映画化されたけど、原作と映画では随分印象が違うということ。白秋が郷里柳川をさして言った「廃市」という言葉を題名にしながらも、福永武彦は「nowhereとして読んでいただきたい」〔『廃市』単行本後記より)と書いている。そのとおり、どこだか分からない地方都市と、そこに住む旧家の姉妹の悲劇を描いた美しい幻想的な短編。ところが大林宣彦の映画では、はっきりと柳川だ。いや固有名詞はでてないと思うけど、登場人物が筑後弁だし(おぼろな記憶だけど、たぶん)。キャストも私のイメージとはかけはなれ、臈長けた姉が根岸季衣、姉妹二人に愛されて苦悩する姉婿が峰岸徹なのだ。初めて映画を見た時は、いくらなんでもそんなのないよ~!!と思った。ショックだった。が、悲しいことなのかうれしいことなのか、今日はこれはこれでありなんじゃないか、という気がしてしまっている。久し振りに原作を読み返してみると、けっこう科白や筋がそのまま映画に生かされているに驚かされる。そして、読みながら映像を脳裏に浮かべている自分に愕然となる。前は、なんか野太いかんじのキャストが気に入らず、低予算だから仕方ない、とあきらめた私。でもでも今は標準語をしゃべる原作の登場人物が、嘘くさく偽物っぽい感じすらしてしまう。う~ん、おそるべし映像の力。【今日の一冊】といいながらDVDです。『廃市』(大林信彦)パッケージがかなりコワイですけど、内容はいいです。特に風景が抜群にきれい。運河を舟で行き交う(そしてお互いに言葉を交わし合うのです)場面とかいいです~。
2004.11.08
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夫と子供たちのあいだで、いま、紙飛行機がブームになっている。ケント紙でつくって、ゴムでとばすもの。かなり飛ぶみたい。今日は、夫が仕事で一日いない。なんとなくつまらないので、近くの公園に紙飛行機をとばしに行くことにした。おにぎりとゆで卵、ウインナー、梨とおやつ少しを持って出発。バスで15分弱で到着だ。田舎の利点を生かしたとにかくだだっぴろい芝生広場。ここならどんなに飛んでも大丈夫。が、全然とばない。「昨日、お父さんととばしたときはすご~く飛んだよ」と娘は容赦ない。そんなこといわれたって。翼を少しさげてみたり、逆にあげてみたり、いろいろ調整してみるけれど、あてずっぽうというか、でたらめにやっているのでとぶはずもない。息子は少しはとんだものの、これくらいなら家の庭でもオッケーだったかも、というくらい。そのうえ広場に流れている人口のせせらぎに落っことしてしまった。しかたないので紙飛行機はあきらめてお弁当を食べる。天気もいいし、まあいいか。しばらく広場で遊んでプラネタリウムへ。ちょうど子供向け番組があっていてよかった。ついうとうととなる私。その後、レストランでソフトクリームを食べてバスに乗って帰宅。楽しかったけど、飛ばなかったのはくやしい。ちょっと練習してみようかな。【今日の一冊】『にちようびはピクニック(キンダーおはなしえほん)』*売り切れました*にちようびはやっぱりピクニック! 今日みたいなありあわせものでも外で食べるとおいしいです。
2004.11.07
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今日は、息子の小学校の「おまつり」だった。(地域の方々や先生方、父兄が講師になって、「パソコン」「科学マジック」「お手玉つくり」など、いろいろな教室を開き、生徒が好きなものを受けるというもの。市内の各小学校がそれぞれ開催するので講師の方は大忙しだとか。一緒にやれるといいんだけど、なかなか難しいんだろうな。この教室、ほんの少し自由参加のものがあり、生徒以外の子も受けられるので、娘も連れて行った。低学年の頃は息子も私と一緒に回ったけれど、今年は友達と回ることにしたらしい。大きくなったな~としみじみ。さて、娘を連れて「プラパン」(プラスチックの板に絵を描いてオーブンで焼くと小さく固くなるもの。穴をあけて紐をとおしてアクセサリーのようにする)を作っていると、校内放送で息子が呼ばれている。きっとチケット落としたんだろうな~。それか友達とはぐれたのかな。やれやれ。お昼ご飯の時間となり、娘と食品バザーで買い物をして食べる場所を探していると息子がいた。「おかあさ~ん」と元気よく手を振っている。さっきの放送はやっぱりチケットを落としたらしい。まあ、でてきたんだし友達と一緒で楽しそうだし、よかったか。が、私は気がつかなかったが、夫(教室のお手伝いに参加)によると昼過ぎにまた放送で呼ばれていたらしい。近くにいた奥さんたちが「自分の子が呼ばれたらいやね~」と話していたので「うちの子なんか二回も呼ばれましたよ」といおうかと思ったけど黙っていたそうだ。うん、黙ってて正解。【今日の一冊】『プチ・ニコラ(1)集まれ、わんぱく!』( ジャン・ジャック・サンペ /ルネ・ゴシニ )*新刊の紹介です。よその悪ガキはどうしてこんなにかわいいんだろう。読んでてほんと楽しいです。くすくす(げらげら?)笑ってばかり。
2004.11.06
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初めてこの「学研文庫」を見ました。しっかりしたハードカバー本。岩波少年文庫よりほんの少し背が高い。函の真ん中が丸くくりぬかれて本体の表紙が見えるのがしゃれている。いいな~と思って購入したものの、マゼランって確か航海中に死ぬんだよね。暗い話なんだ、きっと。そう思うとなんか読む気がしない。たぶんしばらく手元に置いておくだけの気がする。こういう買い物はよくないな~と思うんだけど。昔の児童書は造本や装幀(に造本も含まれるのかな)がよくて好き。岩波少年文庫も、ソフトカバーになった時はとても悲しかったのを覚えている。小さいサイズでハードカバーというのが、半分大人になったような気分で好きだったのになあ。最近、福音館が「福音館文庫」というのを出しているけれど、これもソフトカバーだし(だと思う。たしか)。やっぱり費用の点から無理なんですかねえ。でも長く大切に読むにはハードカバーだと思うんだけどな。【今日の一冊】『とうぶつしんぶん』(岸田衿子/松竹いね子/谷川俊太郎・文 堀内誠一・絵)*新刊のご紹介です。福音館のホームページを見に行って発見。なんと『どうぶつしんぶん』が復刊しているじゃないですか。例によって「限定出版」(これ嫌ですねえ。すぐなくなりそうであせります)です。数年前にやっぱり「限定出版」で購入して一冊持っているんだけど、壁に貼って楽しみたいし、もう一冊買おうかなあ。思案中です。絵本といっても4枚の壁新聞。とてもかわいいです。楽天には画像がありませんが、福音館のHPで表紙と本文の一部が見られます。(TOPの「復刊絵本・童話限定出版」をクリックすると書名がでますので、そこをもう一度クリック)
2004.11.05
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近くの古本屋で購入。思い出の全集なんでつい。母の実家にこの全集が揃っていて、遊びに行く度に読んでました。子供だったので、よく分からない話もあったし、読んでいいのかな~とどきどきする話もあったけど。好きだったのは「初茸がり」「ほんやら洞のべんさん」「長八の宿」など。「海辺の叙景」もなんかかっこいい気がしてました。今読み返してみても、やっぱりこれらの作品が好き。適度にユーモアがあて、くつろいだ雰囲気がいいです。今回この本を購入して巻末についている全15巻の収録作品(一部しか挙げてないですが)を見ていたら、いろいろ思い出しました。「アカチバラチ」しかいわない子供がでてくる話とか、漫画の「ゲゲゲの鬼太郎」と比べると格段にダークな「墓場の鬼太郎」とか。今でもまだあるのかなあ。母の実家に寄る機会があったら見せてもらおうっと。【今日の一冊】『SFファンシーフリー(手塚治虫漫画全集)』*売れました筑摩の全集第6巻は手塚治虫。この人だけは名前を知ってました。子供向けの漫画の人だ~と喜んで読んでみたら、鉄腕アトムが載っていたのはよかったけど、他はけっこうアダルトな話が多く、かなりがっかりした記憶が。親戚のお姉ちゃんの家に『手塚治虫全集』があって、こっちのほうがいいなあと思いました。全巻揃えてあって、相当うらやましかったです。
2004.11.04
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今日は、子供二人を連れて「こどもまつり」へ。市が主催(たぶん)のイベントで、子供にとって楽しいことがいろいろとあっている。会場までは車だと20分弱なのだけれど、私たち親子はJRとバスを乗り継いで行くのでけっこうかかる。こういうとき、田舎はやっぱり不便だな~と思う。息子は、「よくとぶ紙飛行機づくり」コーナーに行き、ひとしきり広場で遊んだあとは、「ひみつ基地づくり」へ。会場となった市の建物の中庭に段ボールが山ほど用意されていて、ガムテープやカッター、マジックを借りて自由に基地をつくるというもの。たまたま友達が来ていたので、楽しそうに作っていた。娘は、広場で「ガールスカウトと遊ぶ」コーナーに行き、テントに入ってみたりマシュマロを焼いてクッキーではさんで食べたり。そのあとはホールであっている「スライムづくり」に挑戦。他にも、以前行っていた保育園がひらいているコーナーで古タイヤのけんけんとびや竹でつくった平均台渡りを楽しんだ。昼はバザーのカレーを食べて息子はまた秘密基地へ。娘はかなり疲れたみたい。図書館に行ってビデオを予約し、絵本を見て待つ。そのうちあきて帰ってきた息子(友達が来なくて盛り下がったみたい。本当はたくさん一緒に遊びたかったけど娘のテンションが下がっていてあまり相手できずに残念)と一緒にワニのライルとマイクマリガンとスチームショベルのビデオを見る。最後は紙飛行機コーナーの係をしていた夫の元へいって一緒に帰宅。こうやって書いてみても、彼らにとっては楽しかったことでしょう。親は疲れちゃったけど。秋は学校でも地域でもイベントが多くて大変。でも、こうやって一緒に遊んでくれるのもあと少しかな。【今日の一冊】「世界絵本箱(4) すてきな三にんぐみ」本ではないのですが、このシリーズは子供たちが大好きです。どれもかなり出来がいいと思います。おすすめ。私たちが今日見たビデオも、このシリーズのうちの一巻です。それは見あたりませんでしたが、絵本ナビさんのサイトを見ていたら、大好きな「三にんぐみ」のビデオがあったのでご紹介します。
2004.11.03
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「はてな」(http://bk1.hatena.ne.jp/)を見ていたら、あなたの「見せ本」と「隠し本」を教えてください、という質問があった。おもしろい。「見せ本」と「隠し本」で、すっごくギャップがある人とか「え~これが見せ本かよ」とか、逆に「え、隠しちゃうの?」とか。でも、これ答えるとしたら、やっぱりちょっと格好つけてしまいそう。本当の「見せ本」や「隠し本」は、なんか人には言えないです。匿名でも。そんな変な本を読んでいるわけじゃないんですけどね。今思いつく(そして人に言える)「隠し本」は『東京青年』(片岡義男)かな。愛読書というほどではないけれどけっこう好き。でも、これ前にも書いたけど、帯の惹句が恥ずかしいので。「少年を鍛えて世に送り出す。年上の女の醍醐味」みたいなこと書いてあって。読んだ本はけっこう古本屋に持っていく私ですが、これは自分で売る。楽天に出品してます。だって、古本屋で店員さんの前に出す勇気がないもの。(このおばさん、いったいなにを思って……)と思われそう。片岡義男は、学生の頃、けっこうはやっていたような。角川文庫の赤い背表紙の本がずらっと新刊本屋に並んでました。この人に感化されてバイクに乗る女の子が増えたとかいわれていた気がする。同級生の男の子たちが「勘違いした女多いよな~。ヘルメットとったら、すげ~ブスでよお」とかいうのを聞いて「おまえらにいわれたくないぞ~」と思ったものです。いや、私は乗ってなかったんだけど。【今日の一冊】『ノートブックに誘惑された』(片岡義男)この頃は、アメリカや日本について論じた本なんかも出しているみたいです。(『影の外に出る』とか)読んでみようかな。
2004.11.02
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