『内緒にしてくれる?』

『内緒にしてくれる?』

2004年10月18日
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カテゴリ: むかし暦
「将来、絶対結婚するだろうね」



ほとんど毎日を一緒に過ごしていた2歳年下の元彼。
出会ったとき、私は社会人で元彼は大学生だった。

彼の卒業旅行もふたりで行った。

それが、最後の楽しい思い出だった。




元彼が就職して最初の夏にふたりで沖縄へ旅行に行った後ぐらいから、元彼がドタキャンすることが増え、私は不安になっていた。

その頃、私はある男性によく相談していた。

その男性は、私達を含む数人のグループでよく一緒に遊んでいて私と元彼のことをよく知っていた。

それでも「友達として仲良くし続けて欲しい」とその人に言われ、何事もなかったようにその後も変わりなく友達として続いていた。

そんなこともあって、少し甘えていたところもあったと思う。
飲み屋によく連れていってもらい、泣きながら話す私をずっと励まし続けてくれた。



最初にダメになりかけた時に、彼の所へわざわざ話をしに行ったり電話をかけてくれたりして、
その人のおかげで仲直り出来たこともあった。

でもやはり、ダメなものはダメだったようで…


今となっては「最後」に会ったときのこと。


私にとっては、突然の出来事だった。


人が違ってしまったかのような目線で私を見る元彼……

話し合いと言うよりも、一方的な通告。
はっきりとした理由も言葉も言わないまま(あるいは私が覚えていないだけ)、



私の手を振り払う元彼。
またつかまえる私。

何度もそのやり取りを繰り返した末…元彼は私の頭や顔を殴打して、引き剥がした。


そうまでしても、私と離れたいのかと感じたその時に……私の中の何かが切れてしまった。





死のうと思った。







目を離してはいけないと、私の側についていてくれた。


夜、横でうとうとするその人の目を盗んで腕を切り裂いた。
その時に流れた真っ赤な血の色は、今でもはっきり覚えている。






それまでの私の人生は、こなごなになった。






気がついたら、私は精神科の病院に入院していた。





3ヶ月位で退院し会社にも戻ったが、続けられずにすぐに辞めてしまった。
そしてまた再入院した。

その間、あの人は仕事が終わってから毎日病院に会いに来てくれた。
面会時間が残り5分しかなくても、毎日必ず来てくれた。




2度目の退院のあと…私はひとりで外に出ることが出来なくなった。
時々あの人が連れだしてくれる一緒の時にしか、出かけられなかった。


人が、怖くなってしまったのだ。


コンビニの店員にですら恐ろしくて、
お金を払うことも出来ず、私はあの人の後ろに隠れていた。








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最終更新日  2004年12月18日 03時49分10秒
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