『内緒にしてくれる?』

『内緒にしてくれる?』

2005年03月31日
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カテゴリ: ふたりきり暦
会ってすぐ、彼は病院で言われたことや検査のことを話してくれた。



彼の話を聞く限りでは、今日やった検査結果が出るまでまだどれくらい重症なのかわからない、という感じだった。
悪戯に血の気の引く単語を医者が口にしたのでは…と思った。
(私がそう思いたいからかもしれないけど)


ノドが痛いので食事が大変。
何を食べても痛そうな顔をしてる。
一緒に住んでたらな。作ってあげられるのに。

Hしてる時にも気づいてた。

顔色が悪いことも多い。




せっかくお昼から会っているし天気もいいし。
気分転換しなくちゃ。

…ということで新しく出来た中部国際空港セントレアを見学しに行くことにしました☆

海沿いをドライブして到着!
道路、建物、何もかも新しくてキレイだな♪と喜んでみていると、彼はムッとしている。
「…なんでそんなカオしてんの??」
「…遠いっっ!(怒)」

前の名古屋空港は彼の家からとても近いところにあった。
毎年行ってる北海道旅行で空港を利用するため、来年からは不便になると彼は去年からぶーたれていた。

「じゃあもう行かなきゃいいじゃん」

「だって、また待たされなくってすむもん」
「○×◆%#&…」

なんかブツブツ言ってた(汗)
来年もまた待たされるのかぁ。。。。
って、今からブルーになっても仕方ないか…




正直、ニュースやワイドショーとかで見てたより小規模に感じました(汗)。
(スカイタウンの話ね。)
開港当初に見学でおしかけた人たちもきっとそう思っただろうなあ…
あえてここだけを目的に遊びに行くことはもうないだろう…

気になってたチョコレートを購入して、スカイデッキに出るとものすごい暴風にビックリ。
「さ、寒~~~っっっ!!」
向かい側に急ぎ足で渡りました。
海沿いだけに吹きっさらし(汗)。風も冷たいです。

スカイタウンに戻ってカフェで一休み。
お粥のお店を発見したので、彼のノドにも優しいと思いご飯を食べることに。
おいしくて食べやすかったせいか、あっという間に完食してました。


日も暮れてきたので、いつものネカフェに行くことにしました。




高速に乗ってから。

彼は黙っていました。

しばらくして口を開いたときに出たのは、やはり病気のことでした。
医者に対する不信感や、症状の話…
「もし手術になったら何日くらい入院しなきゃいけないのかな…?」

彼はとてもとても不安そうに見えました。




下の日記を書いた後、あまりのショックで私はふらふらと座り込みました。
手は震えて冷たくなって、どうしたらいいかと混乱しながら友達にメールをしました。
返ってきた言葉に…とても励まされ、馬鹿みたいに泣きました。
彼の前で泣くわけにいかないので、今のうちに思い切り…と。


私がしっかりしてなくちゃダメ
一番不安なのは私じゃなくて彼なんだよ


もうひとりの友達にもらったメッセージにも、感動しました。


彼を支えてあげて欲しい
その私を、友達は支えてあげる


私はまだまだ小さい人間だなあと感じました。

ほっとしたのと、嬉しかったのと…
すごいな、と思いました。


彼の支えになりたいと言っていた私がとてもちいさく思えました。
なにをもって支えになろうとしていたのか。

今までの自分の考え方の小ささに落胆しました。






彼は病気に関することを話している途中、彼はポツリと言いました。
「へこむよなぁ…」



ああ、こんなとき。
一緒に泣いているようではダメなのだ。


ぐっと不安をこらえて
「頑張って一緒に治そう。」
彼の頭をなでて、できるだけ優しく言いました。
「うん」
小さい声で彼は返事をしました。

それからもしばらく黙っては病気のことを話す彼。
私も甲状腺の病気のとき不安だったから…よくわかる。
専門的なことは私にはわからないけど、いろいろとアドバイスをしてあげました。


ネカフェでもサンドイッチを食べようとしたけど痛くてダメ。
彼は少しだけ食べてお皿を私に渡しました。


ゲームをしている彼の背中を見ました。

この肩に、いろんなものが乗っているんだろうな…

髪を見れば、白髪が少しあって…



優しい故に、背負わなくてもいいものまで背負ってしまったりするんだよね。




後ろからぎゅっと抱きしめました。
離れようとしたとき、ふと彼が私の胸に顔をうずめてきました。

照れくさかったのか彼からすぐ離れましたが…




彼の不安を全部受け止めてあげたいって思った。

私を支えてくれる友達もいる。だから、出来るはず。

その友達の存在で私が強くなれるように、今度は彼にそうなってもらいたい…!




帰り道はほとんど無言でした。私も彼も疲れていたみたい。


「しばらくマン喫行くのやめたほうがいいかな…」
空気が悪くてノドに悪いから、と彼。
「そうだね。しばらくは身体休めることに専念したほうがいいよ」

夜遅くまで遊ぶのも考えなくっちゃな。

もしかしたら、会うのもしばらく控えたほうがいいのかもしれない…



と思ったけど、言うのをやめた。

きっと彼もそう思いついただろう。何も言わなかったけど。



私も、言えなかった。


言えない私は…まだまだ弱いかな…

せめて今度会ったら、「しばらくは早めに帰ろう」と言おう。
いや…
身体つらくて休みたいときは無理に会ってくれなくてもいいよとちゃんと言おう。
それくらい、言わなくちゃ、私から…
会えなくてつらい気持ちを優先させて。。。彼が疲れてしまうのはイヤだ。。。。。
我慢しなきゃ。そんなわがまま、こんな時まで通してちゃいけない…




家の近くになって。

今日どうしても言わなくちゃと思ってた言葉があった。
言えなかったらメールで…と思ったけど、ちゃんと直接言わなきゃと思ってたけど…
タイミング逃してずっと言えなかった。


車が止まった。

「ありがと…」
「うん」

「…○○(彼)」
「ん?」
「あんまり考え込まないようにね」
彼のしているマスクを下げてキスをして、抱きしめたあと、ようやく言えた。


「私がちゃんと支えるから。大丈夫」


「…うん」
ちょっとだけ彼、ニッコリした。





車を見送って帰宅してすぐシャワーに入って、めちゃくちゃ泣いた。




そうは言ったものの…、私が出来ることっていったいなんだろう。
こんな中途半端な関係で…!
どれだけのことをして支えてあげられるだろう???!
………とてつもなく無力だ、私。
あんなこと言って、ほんとはなんにもしてあげられないんじゃないのか…??
あんなこと言って、かえって彼をつらくさせているんじゃないのか…??

こんなんじゃ、いけない。私、早くこの家を出なくちゃ。
死ぬ気になって、行動しなくちゃ。
やらなくちゃ。

やらなくちゃ。やらなくちゃ!!!!
















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最終更新日  2005年04月01日 10時07分31秒
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