『内緒にしてくれる?』

『内緒にしてくれる?』

2005年07月03日
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カテゴリ: ふたりきり暦
ネットカフェでのこと。

冷房がキツくてすごく寒かったので「どーしよ~寒い~」って彼に言った。
「店の人に言ってみたら?」と言うのでカウンターに繋がっている電話で無理を承知で温度を上げてもらうようにお願いしてみた。

「かしこまりました~」

って言ってくれたものの、ちっとも変わった様子は無い。
むしろ冷房がきつくなったような気がした(汗)

「…聞き間違えたのかなあ…すごい寒いんだけど」

椅子にひざを抱えて座り、冬に使っていて入れっぱなしだったひざ掛けで身体をくるんで震えながら彼に言った。

「言ってもダメだったしなあ…どうしようもないなあ」







そのままPCをいじり続ける彼。

(震えるくらい寒いんですけど。怒)

ほんとにむちゃくちゃ寒くて、手も足(サンダルで裸足だった…)もすごく冷え切ってた。
彼の腕に手を添えると「冷たい!」って驚いてた。



でも…何もしない彼。

(なによ……)


そのうち、耐え難いくらいになってきた。
もうお店出るって言いたいくらい寒かった。

ドリンクバーの暖かいお茶を飲んでも全然身体はあたたまらなかった。



それでも彼は何も言わない。しない。



(……)





彼のこと、しばらく無視した。



(なに、困ってるのに、こんなに震えてるのに、ほったらかし?
なにもしないの、ねぇ。
また店員さんに言ってみるとか、くっついてあっためるとか、なんかあるじゃん。
ほったらかし?

私が困ってるのわかっててほったらかし。
私、選択間違ったの????)




トイレから戻ると彼、寝てた。
絶対、寝たフリ。
だってわかるもん。
彼の考えてること。
私が機嫌悪いの絶対わかってる。
どうしたらいいかわかんないから寝たフリしてる。
私が席離れて戻ってきたら、絶対おきてる。
声かけてもらおうとして絶対そうしてる。

案の定お茶を取りに行って戻ってくると彼は起きてPCをさわってた。
何も言わず座ってお茶を飲んでいると、また彼は寝た。
もとい、寝たフリをした。

はぁ。

…なんだかなあ。
結婚相手と似たような行動しないでよ……
私が機嫌悪いのわかってるならさ…逆なでするような行動しないで…。
どうして機嫌悪い私から声かけなきゃいけないのよ…





無視しながらそんなことを悶々と考えてた。
これからもこんな風に続くの?結婚相手と同じ反応じゃないの、って。


しばらくして、ふと思った。



(比べてちゃダメじゃん、私)




こんなとき、結婚相手のときと同じ行動してるのは私も同じ…
そんなこと考えてお互い嫌な空気でいるのって…もったいないっていうか…
意味が無いことかも…???!

ましてや、結婚相手と比べてる私って…

「結局ほったらかすの?結婚相手と同じじゃん」
なんて言葉を浴びせてやろうかと考えたり。

声かけてほしそうにしてるなら、かけてあげればいいじゃないの…私…




優しくない。私。





いずれ、ふたりきりになるのに。

そんなこと考えてちゃダメだ。
比べるものは何もない。
だったらどうする?


彼は困ってる。でもきっと今の空気がイヤだってことには違いない。
私と同じコト感じてると思う…
だったら…
もし私がそんな空気を変えられる人だったら…
もっと彼にとって特別な存在になれるかもしれない…
彼の歴代の彼女がきっと出来なかったであろうことを、私が出来たら。


なんてまわりくどい事をくどくどと考え続け。

ふたたびお茶を取りに行って戻ってきたら案の定ふたたび彼は起きていた。
しばらく無視しているとまた彼は寝たフリをしだした。


そこへ近づいてって、彼のひざの上に乗っかってみた。
すぐ彼は目を開けた。

じろじろと彼の顔をにこにこしながら見てると、彼もにやにやしだした。
「おなかすいたよ~」
彼は私の胸に顔をくっつけながらそう言った。
「…すいてない?」
まだ無言の私に聞き返す彼。
「…うん、まだそんなには。でも頼んでおこうかなあ。もう少ししたら減りそうだし」
「あ…別にちゃんと減ってから頼んでも…俺は先に頼んでとか出来るし」

…なんて、ヘンなの。
妙に気を使った言い回し。

「…さみしかった、さっき」
「え?」
「ほったらかされて、さみしかったー」

そう小声で伝えると、彼もちょっと困ったような顔をした。

「だって、どうしようもなかっ(た)…」
「こうやってくっついて暖めたりとか出来るじゃんか」
彼がそう言うのを遮って私は言い返した。

彼はぶーたれた顔して
「…それは思いつかなかった…」と彼。

じーっと顔を見てると、彼は謝ってくれた。

私「ほったらかさないで」
彼「…ぁぃ」



そのあとすぐご飯を頼んだ。
彼の頼んだものが先に届き、美味しそうだなーと見てると、
「半分こにする?」って彼が言ってくれた。
一度は断ったけど、やはり美味しそうで…
結局半分こして食べました♪



そのあとは、通常通りの二人。




なんだか今思うと、
勝手に機嫌悪くなって勝手に考え込んで…なんか自分がバカみたいだなあ(汗)

けど…結婚相手と彼を比べたりするのはしちゃいけないことだとつくづく思った。
結婚相手のことは、彼と比べたりとかもうしていないのに。
彼だけそうするのもダメだし、
第一、意味が無いことだと……

彼は彼。
結婚相手と同じはずなんてない。
それは私が一番よく知ってるはずなのにさ。


にしても。

機嫌悪かった間の彼の行動は、私の思ったとおりの行動をした彼。
ほんと似てるんだ~、彼と私の思考回路って。
って感心するくらい。
同じ言葉を同時にしゃべるってのは日常茶飯事で、
「まねしないでくれる?」「そっちでしょ」
って、いつも言い合ってる。
さらに、彼のこともだいぶ理解できるようになったってのがあるのかなあ?
ドンピシャに予想通りの行動。
当たってました。


ごちゃごちゃ変な事考えすぎるのも良くないな…
目標を見据えながら、目の前にあること少しずつやっていかなきゃ。
そんなことも出来ずに、目標達成なんて無理な話だよね…


ネカフェの冷房がきつかったおかげで、いろんなことを考え改めることが出来ました。
風邪引きそうに寒かったけど…とりあえず感謝、かな。
はははは(汗)


ちいさなことでも、ちゃんと言葉にして伝えなきゃ。
そうでないと伝わらない。
我慢し続けられないことなら、なおさら…
(口先だけってのはまた別で、すごく嫌なことだけど)

伝えてダメだったら、そこからまた、考えよ。
わかってくれない、なんて思うのはすごく勝手だよな…。
そんなことを怒ったりしてイジケるよりも、
じゃあ自分はどれだけわかってもらおうと言葉にして伝えているかを振り返ってみなくちゃ…
大好きな人なんだから。
信じなくてどうするの…私…
伝えなくてどうするの…
わかってもらおうと努力しなくてどうするの……(汗)



多くを望んで困らせてしまったら…?

そんなのは、いや…



私が彼のひざの上に乗っかったとき、
彼もぎゅって私にくっついてきたじゃない。

ちゃんと謝ってくれたし。

信じればいい、信じれば!!

やっと、また人を信じられるようになったんだから…
私をそう変えてくれた彼のこと信じられなきゃ、ダメだよ私。



「あーあー。もう離れ離れになるのかー、やだなぁ。さみしい」
家の近くまで来て、私は彼にそう言った。
彼はいつもどおりの返事だったけど、そう伝えられるようになった事に私はすごくほっとした。


たくさんあったストレスも激減してバイバイ。

帰宅したときの気まずさは、今も相変わらず。







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最終更新日  2005年07月05日 18時23分54秒
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