『内緒にしてくれる?』

『内緒にしてくれる?』

2006年01月22日
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カテゴリ: つぶやき暦
本当は彼はこの土日スキーで私とは会えない予定だった。


木曜日。
「明日、済ませたい用事があるから仕事の後に少し会おうか?」
とメールがあった。
彼からこういう風に誘うのってなかなかないし、来週末まで会えないと思っていたから私はすごく嬉しかった。
なので先に約束していた友達との約束を延期してもらい、彼と約束の時間や待ち合わせを電話で決めた。
なのに…
寝る前になって、

って…メールがきて…
私が、友達との約束を断ったことも知ってたのに。
「えっ…友達の約束断ったのに…」
「ごめん!!」

こんなことは初めてだったから、かなり腹が立ってしまった。
前日に忘れるような飲み会なんて行かなきゃいいのに。
そうも思ったし。

あんまり頭に来たから次の日ほとんどメールを返さなかった。

「○時くらいに終わるから、それからでもいいかな?」
「会社が終わったら、家に帰ります。」

○時には終わると聞いていたから、家のほうに来てくれると期待していたのでいつでも家を出れる格好で待っていたのに、結局それから1時間半オーバーしてやっとメールがきた。


「家に帰って寝てください」

絵文字も無く冷たく言い放つメールを返した。
それから、彼からのメールも無かった。

ゲームにログインしてみると彼の姿があり…
なにか言ってくると思ったら何も言ってこない。


結局何も言わないまま彼が落ちてしまい、もうなんかガッカリというか…ずっとイライラしてたのはなんだったんだろうとバカバカしくなって力が抜けた。

一緒にいた仲間にグチってた。

こんなことがあって、すごくむかついたっっ

その中には、彼の後輩もいて…
なんだかグチってる途中でなんか自分が情けなくなってきちゃって…
もうみんなの前ではグチるのをやめようと思った。

グチることによって心配して、みんなが彼に色々言うと彼がカワイソウだとも思ったし、彼の価値も落としてしまうような気がして…
「もうやめようと思う」と発言すると、彼の後輩の一人が私に直接話をしてきた(他の人には見えない方法でできる会話で)。

後輩は彼と一緒に飲み会に参加していて、
「飲み会は盛り上がるから時間が延びたりすることもあるじゃない。教は特に席立ちづらい雰囲気だったし」とか、彼をフォローする発言をしてきた。
「でもトイレに立ってメールくらい出来るよね?」
「強制参加させられるとか言ってる飲み会で盛り上がって帰れないってどういうことなのよ。」
等々私も反論をした。
「今日のことより、昨日のことのほうを私は怒ってるんだよ。約束の破り方が。前日に忘れるような飲み会ってどうなのよ。」
結局飲み会に行ってしまった彼にも腹が立っていた。
「それは先に飲み会を約束してたからでしょ?」
「会おうかって言い出したのは彼のほうだったんだから。」
と言って彼の後輩に反論を続けた。

実はその彼の後輩も彼女に怒られてしまい、ふて寝されちゃったと言っていた。
それで、どうするの?と聞くと、
「でも、ちゃんといっぱい謝ったし許してもらえるまで謝る。」
と言った。
「私、一言も謝ってもらってない。」
と私が言うと、後輩も「それはいけない」ってそこから私の気持ちを酌んでくれるようになった。

それからいろんなこと話してた。
まだ会ったことの無い彼の後輩。
私の知らない彼のことを色々話してくれた。

こないだ会った水曜の翌日に実は彼は会社を休んでいたとも教えてくれた。
「先輩、あんまり飲み会でも食べてなかった。前日まで倒れてたから」
「え?倒れてたって…??」
「風邪で休んでたんですよ。無理して飲み会にも参加してた」
「…そんなの私知らなかった…」
とかなり凹んでいると、
「オトコはそういうの言わないんだよ。心配かけたくないから」
と言った。
「……飲み会やスキーのために会社を休んだっていうこと?」
「そういうわけじゃないと思うけど」
「水曜に会ったときにだって、大丈夫?って聞いたら大丈夫って言ってたんだよ?」
「それでも、会いたかったんだろうね」
「……」

なんとも言えない気持ちになった。
それを聞いて、飲み会のあとに「もう遅いよね?」と言う彼のメールを思い出した。

『会いたい』とは書かれていなかったけど、彼はきっと…そう思っていたはず…
なのに私はあんなに冷たいメールを返し、ゲーム内でも彼を無視し続けてた。

「オトコってバカなのよ」
後輩が言った。
「無理してでも会いに行こうとしてしまうし、好きな女の人といるときは手を抜きたくないから頑張っちゃうし」
「……」

体調悪くても会いたいからって会いに行っていた事があるのは、私も同じだ。
会いたいから、会いに行ってた。
彼に、会いたくて……

婚約者のいる、その後輩。
婚約者とのケンカ話とか織り交ぜつつ、「オトコってそういう生き物なの。」なんて言ってた。


彼はこの後輩にだけは私のことを話しているらしく。
「なかなか詳しくは話してくれないんですよ。色々聞いてもごまかされるし。」
「どうやってごまかすの?」

(ごまかすのは、しょうがないだろうな…。私まだ結婚してるし。)
後輩の次の言葉で、そう思ってた私の考えは…実は違うことに、気づいた。


「照れくさそうに笑ってごまかすんですよ。
なんだか、それを見てると『ああ~幸せなんだな~』って思います」


「……そう…なんだ」


違った。
そうじゃなかった。

彼は本当に本当にシャイで、恋愛ごとを誰かに話したりするのがニガテなだけだったんだ…

かつて彼が他の人と付き合ったことがあるのも後輩は知っていたが、その時は何一つ経過を話したりすることは無かったそうだ。



…どんな顔して彼は後輩に私のこと話してるんだろう…
想像したら、心が暖かくなった。

「私が見たことない顔で話すんだろうなあ。でも、○○(後輩)が知らない顔を私の前ではしてくれてるんだろうなって自信はあるよ」
「だと思います。でも先輩のことで、僕と○○(私)さんが共通して知っているところは…」

なんだろうなと思って続きを待った。

「凄くいい人だってこと」

嬉しくてホッとした。

「うん。そうだね。」
素直に答えられた。

「冷たい態度を取られて、どうしていいか悩んでると思いますよ」
「うーーーん…かなあ??」
「ひとつ聞きますが」
「ん?」
「それでも先輩のこと好きですか」

聞かれて、ドキッとした。
ここでそれを聞くのはずるいっと思ったけど…

「スキだよ。ずーっとスキ。それは絶対変わらない」
って、正直に伝えた。
「じゃあその気持ちをずっと忘れないでいてください」
「うん…昨日と今日の彼はきらいだけどね」
「あらら」

それからも話は続いた。
合計4時間くらいは話してたかな…
その後輩とはこんなことは初めてでした。

「先輩にちょっと言っておきますよ」
「あ…それは、ほどほどにね…。それより、できるだけ彼の話を聞いてあげてね。なかなか話すのニガテな人だから」
「はい」

まだ会ったことも無いのに、不思議な感じでした。
「会ったら、マジマジとお互いの顔見ちゃったりするんだろうね~」
なんて話してた。
「○○さん(私)には、話ちゃおうかな~?」
なんて、後輩が私に打ち明けてくれる秘密の話もあったり。

途中、夜遅かったけど彼にメールしました。
起きたら、見てくれればいいやって思って。
なんて送ろうか迷った末…
「会えなくてさみしかったです。体、無理しないでね。
私の体だと思って大切にしてね」
って送りました。

「どうして謝ってくれないの?どうして何も言わないの?」
って送る気にはなりませんでした。
どうしようって悩んでる、彼の顔しか思い浮かばなくて…

「甘やかしてるかな?」って言ったら、後輩は笑ってた。

「いつでも連絡してください。話を聞くことくらい出来ますから」
って、メールアドレスを教えてくれた。
彼の知らないところでいいかな?って思ったけど、私からも送りアドレスを交換した。

「すごくいいひとだってこと」
後輩にこう言わせる彼。
本当に優しい彼。
冷たいコトしてる私の方が悪く思えてきた。
反省しない彼じゃないだろうに。
最初のメールで、たくさん謝っていたのに。

夜が明けそうになるまで話して私も後輩も落ちた。
とても、心が軽くなった。
また、彼のことを話せる人が増えたって嬉しかった。
たくさんたくさん、「ありがとう」って伝えました。


そして土曜。
目が覚めると、
「色々あって、スキーはやめました。○○でご飯食べてます♪」
と彼からメールがあった。
私がメールすると、彼から電話がかかってきた。

なんだか終始敬語の彼。
「なに?その話し方っ」て、笑えるくらい。

結局私が彼の家の近くの駅まで出向いて会いました。
最初に会って何言うかと思ったら
「おなかすいた~」
…だって。
まぁあとでしっかり言わせてもらうとして…と車へ向かおうとすると、彼は私の手をいつもより強い力でぎゅっと繋いできました。



それだけで、いろんなことが伝わってきた気がしました。



翌日、
「なんでスキーやめたの?」
と聞いたら、少し間をおいて「風邪気味だったから」と彼は言った。
(…
もしかしたら、その後輩が何か言ったのかな?
それとも、反省してやめたのかな?
本当に体調悪いから?
…)
と彼の顔を見てると、「大丈夫。気にしなくていいよ」と言って頭をなでてくれた。
私もそれ以上聞かなかった。





なんでもかんでも聞きだせばいいってもんじゃないかな、なんて最近思う。
気になって仕方なかったら、また聞いちゃうかもだけど。


こうやって、優しい彼を信じていつも受け止めていけたらいいな。



そんな風に信じていって、また裏切られないかと…
不安にもなるんですけどね。


結構今、不安のが大きいです…






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最終更新日  2006年01月23日 02時36分14秒
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