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2009.01.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
( オリジナルは、中国の古典です。)

田舎町でインチキ漢方薬屋を営む智則という男、迷婦薬( めいふやく )という薬を作って、売り出した。その薬を女性の体に振り掛けると、自然に女性の方からよろめいてくるという効能が謳(うた)い文句の薬である。
或る日、一人の若者が智則の店へこの薬を買いに来た。主人の智則はおらず、紀香という女房が店番をしていた。女盛りの鄙( ひな )には稀な美人である。
「ご主人はお留守ですか?」
と若者が訊いた。女房が頷( うなず )くと、若者は更に、
「いつ頃お帰りになりますか?」
と訊く。
女房が、
「山へ薬草を採りに行きましたので、多分遅くなると思います。主人に何かご用でしょうか?」

「いいえ、ただ、迷婦薬という薬を頂きたいと思いまして・・・」
「その薬なら、ここに丁度、主人が調合したのがございます」
女房が薬を出して渡すと、若者は疑わしそうに、
「これ、本当に効くんですか?」
「はい。それはもう間違いありません。請( うけ )合います」
「そうですか、奥さんが請合って下さるのなら、きっと間違いはないのでしょう」
若者はそう言って、いきなりその薬を紀香というその女房に振り掛けた。女房が吃驚( びっくり )して、茫然と若者を見詰めていると、若者は、
「成る程、もう効いてきたらしい」
と言った。女房は慌てて奥の部屋へ逃げていったが、若者は慌てずにその後をついていって、女房を寝台の上へ押し転がし、
「まさか、こんなによく効くとは思わなかった」
と言う。女房は、仕方なく若者の言うがままになった。

女房が仕方なくありのままを話すと、
「何もそんな奴としなくたって・・・」
と言った。
すると、女房の言うには、
「だって、その人の言うことを若し私がきかなかったら、あなたの薬が効かないということになるじゃない・・・」




本編へのコメントです。
(Edelstoffさん)
漢方薬局の売り上げアップへの協力と称して、紀香は智則の留守にこの迷婦薬を売りまくって、男性客と愉しむようになったりして。
ただこの場合は、薬代以上は取れないので、おまけとして「迷夫薬」を付け、金離れを良くして、へそくりを溜め込むようにしているとか。

(偏屈老人)
Edelstoffさん
「迷夫薬」、今風に言えばバイアグラですか。
「ウンコの力」( 違った、ウコンだ )ならぬ「Spermの力」でも売り出しますか・・・。





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Last updated  2009.02.10 04:21:15
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