ただし、SLVは米国SECのファンド規制である1940年投資会社法(Investment Company Act of 1940)に基づく登録投資会社ではないため、規制上はグレーゾーンに位置します。だからといって直ちに危険というわけではありませんが、一般的な投資信託と比べると、株主保護の枠組みが異なっていることは事実です。 さらに重要なのは、この金融商品の設計が、「自分は現物そのものではなく、その一歩手前のものを保有しているにすぎない」という事実を、投資家が認識しにくくしている点です。インフレ懸念や工業用途での供給制約、基軸通貨である米ドル不安といった局面では、この違いが特に重要になります。これらの要因は、いずれも銀価格を左右する大きな決定要因となるからです。