セミリアイア「晩年」日記

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2020.06.19
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カテゴリ: 時評
6月12日の本稿で次のように書いた。



「高校の7割希望」という見出しもある。その理由として「今後の感染状況が予測できない中で、入試日程を変更するのは不安」というのが一番多くて8割。どう見ても、おかしい。「感染状況が予測できない」=「第二波が来て休校になるかどうかわからない」のだとすれば、「日程をそのままにしておく」方が「不安」なのではないか?少なくとも「2週間以上延長すべきだ」という答の方がまともな思考である。

しかし、記事をよく読むと、一番多い答えは実は「現時点では予定通りで、実施できなかった場合の予備日を明確にすべきだ」と「2週間以上延長延長」がともに31%と同数。単に「予定通り」は30%。だから、変更の必要を認めている高校が実は6割なのだ。


それで、出た結論は、昨日の新聞によると1月16,17日に予定通り実施。ただし、学習の遅れのある学校に配慮し、2週間後に追試。さらに2月中旬に二回目の追試。これは従来通り、体調などの問題で本試験、一回目の追試験を受けられなかった生徒が対象となる。

最初の追試は、個人の希望なのか、学校ごとの選択なのかは記事からは分からない。どちらにしても、何らかの制限がかからなければ、追試を選ぶ受験生は多いと思われる。

理由はこれが初めての大学入学共通テストである、ということだ。しかも、外部試験導入や記述式問題導入を検討し、試行試験問題まで作り、モニタリングまでした挙句に、土壇場で両方とも導入を見送ったという経緯がある。しかし、試験問題内容は、センター試験とはかなり違うものになりそうだ。

一回目の本試験は公開され、予備校等の分析が加えられる。その結果を見てから、追試験で受験する方が有利ではないか、という判断はすぐできる。なによりも、大体の形式が分かっていれば、試験場で慌てなくていい、という要素は大きい。

ただし、一回目の追試験が本試験と同レベルで作られれば、という前提がある。センター試験では、追試の方が明らかに問題としての出来が悪く、難易度も上がっている。今回はコロナ対策としての追試だから、そういうことはないだろうと考えるのはあまりにもお人好しに過ぎる。実際、慌てて作問する作問者は、そこまで考えて作るとは思えない。彼らは「追試だからこれでいいよね」という気分で粗雑な問題を作るかもしれない。

結局、すべてが曖昧なまま日程だけが決まり、いかにもコロナで休校措置を命じられた学校に配慮したように見えるが、それはポーズだけの話だ。と書けば、ここまでの現政権のやり方と何も変わらない。





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最終更新日  2020.06.19 04:24:23
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