セミリアイア「晩年」日記

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2020.06.17
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カテゴリ: 仕事
昨日の朝刊一面で、中学校の教師の4割が過労死ラインを越えて労働しているという調査結果が報じられた。

さまざまな原因はある。保護者クレームへの対応。雑多な仕事。そして、一番の原因は部活だ。

自分も40年間この仕事をしてきたが、運動部の部活の顧問だけは、最初の2年を除いて回避してきた。当時は、自分で作った新たな運動部の顧問ばかりで、いやいややっていた自分は「異端」扱いだった。

運動部担当でない教員と比べると、2,3時間はたっぷりと学校に残ることになる。休日出勤も多い。練習時間を制限し、休日は休むことにすると、おそらく任せられないと思ったのか、2年で顧問はクビになった。自分としてはシメシメと思った。

HR担任なら、生徒が何かしでかした時、休日だろうが、夜間だろうが家庭訪問したり、ということはあった。それは、仕事なのでしょうがないが、部活が本来的仕事だとはどうしても思えなかった。

決して運動嫌いではない。自分も高校のときにアーチェリーでインターハイ全国に出場した経験もある。その時の顧問は、まったく練習に顔を出すことはなく、全国に行く列車の中で「キミが○○君か?」などと言ったのを覚えている。進学校の部活は当時そんなもので、グリー(合唱)の方は熱心な顧問だったが、練習は毎日1時間程度。後は、パートごとに勝手にやっていた。自分は、顧問がピアノは弾けなかったので、曲によっては必要な練習伴奏が役割。出番は全体練習のときだけ。それも、Nコンも朝日も(これがメインの全国大会だった)、出場曲はグリー本来の無伴奏曲。自分は、「オマエはバリトンの後ろで口だけ開けてろ」と言われたが、一応声は出していた。演奏前の音取りだけが、出番。まあ、しかし運動部、文化部両方で全国大会には出場したのである。

そこからみると、勤務校の部活は、全道にすらなかなか行けない。「オレは子どもの運動会なんて行ったことない」と自慢気に言う顧問もいた。それで、全道にも行けないのか、と思ったが、さすがにそうは言わなかった。

「部活」については、何度も書いてきたとおり、自分は明確に反対論者である。学校が、生徒の趣味の領域まで支配すべきでない、と考えるからだ。いくら好きなことでも、たいしたレベルの指導でもないのに、毎日長時間の練習を強要し、休日も何もなく練習させる。ほとんどの生徒は卒業後、部活でやったスポーツを趣味としていない。いったい何をしているのか、と思う。

しかも、部活動は学校のやる本来業務ではないことは、法的にも明らかなのだ。授業についての指導要領は、事細かく書かれているが、部活の部の字すら書かれていない。ところが、それが教員の過剰な労働時間の主原因なのだ。どう考えても本末転倒としか言いようがない。






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最終更新日  2020.06.17 06:01:57
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