セミリアイア「晩年」日記

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2022.01.03
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カテゴリ: 日々雑感


二人ともIT関係の会社なのだそうだが、彼女の方は、フルの在宅ワークだそうで、何でも車の自動ブレーキとか、そういう新しい技術のプラットホームの作成をやっているそうだ。よく理解できていないのだが、どこのメーカーというのではなく、あらゆるメーカーが汎用的に使える基本的なソフトを作っているらしい。外大卒の彼女が、そういうSEのような技術を大学で習うはずもなく、仕事をしているうちに習得したようだ。後は、もちろん英語で海外と自由にやりとりできる能力。特にインドとのやりとりが多いのだという。今の会社にもヘッドハンティングで移ったのだとか。

彼も同じようなIT関係の仕事で、こちらは毎日出社するそうだが、テレワークでも一向に構わないらしい。

親世代とはまったく「働く」ということの感覚が違うような気がする。「組織」に属するのではなく、「個人」の器量で生計を立てている。いわゆる人間関係のシガラミから完全に自由だ。

考えてみれば、終身雇用が成り立つのは、多少能力の劣る個人でも、出世はしないが定年までは面倒を見るというメリットがあったからだ。しかし、そういう時代は完全に終わったのだな、ということを実感した。

毎日、何でも自由にしていいよ、と言われれば、大抵の年金生活者と同じく、ダラダラとテレビの前で過ごすことにはならない世代が現れたのだろう。彼らは、それこそ「自由に」、「しなければいけない仕事」をこなしているのだ。

「自由」がそのまま「必然性」であるのは、ニーチェが描いた超人やツァラトゥスタラの在り方なのだが、それをいとも軽やかにやってしまう世代が登場しつつあることを実感した。





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最終更新日  2022.01.03 07:16:40


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