セミリアイア「晩年」日記

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2024.10.28
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カテゴリ: 時評


自分が、過半数割れを確信したのは、例の非公認候補のいる地方組織に2000万円という政策活動費を支払ったという報道が出たときである。

国民の多くは、少し前の「老後2000万円」問題を忘れていない。大半の国民にとっては、老後年金を貰い始めるときに、2000万円という資産が持てるかどうか、不安になったはずだ。高齢者世帯の30%くらいは、そのくらいの資産はあるだろうが、残りの70%は、自分の老後はお先真っ暗だ、という強い絶望感を感じたはずである。

「政治とカネ」が主な争点だったこの選挙の投票日2日前に、その2000万円をこともなげに、支部にばらまき、それが報道されたことに、首相が「強い憤り」を表明する。ここで、庶民のルサンチマンが沸点に達したのは当然である。国民こそ「強い憤り」を感じ、それを投票行動で表明したのだ。

あ、これはひょっとすると自民200割れ、公明と合わせても233の過半数は割るな、とは思ったが、合計しても214まで落ち込むとは、さすがに思わなかった。

この後は、保守系野党と連携、妥協しながら、政権を運営していくほかないが、そのやり方に総裁選で敗れた自民党内のタカ派が文句を言い、さらに首相は身動きがとれない状況に陥るだろう。補正予算も、本予算も簡単には通らなくなる。

日本が全体として国力を失い続けてきた「失われた30年」よりもさらに過酷な30年の始まりになるのかもしれない。





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最終更新日  2024.10.28 07:38:54
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