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川瀬七緒さんの書いた「4日間家族」を読みました。結構はらはら・どきどきしてスリリングで面白かった。山の中で練炭で集団自殺をしようの呼びかけで、集まった男女4人。還暦を迎えた男、男子高校生、70代の老女、そして28歳の私。私は小さな村で起こした詐欺事件で、ヤクザに追われている身、執拗に追っかけてくるそのヤクザから逃げたくて、死のうと思った。それぞれが追い詰められて死にたいと考えていた4人。ネットで繋がっていただけで一緒に死のうと決意して集まった夜、練炭に火をつけようとしたその時、赤ん坊を捨てていった女がいた。内容はショッキングで社会の片隅でこんな歪んだ世界があるのか?と気持が悪くなりましたが、死を決意した4人が赤ん坊の命を守ろうと、4人それぞれが必死の知恵を絞って、悪い奴らを懲らしめる物語です。SNSの恐ろしさ、ネット界の不透明さ、読んでいて身がすくみましたが、死のうとした4人の変身が面白く、身がすくむような快感を覚えました。死のうと思い詰めていた4人、最後は「生きてやり直そう」と決心します。四日間家族 [ 川瀬 七緒 ]3本だけ植えたキュウリ、採れて、採れて、悲鳴をあげてしまう程です。ご近所さんに配っても、次々採れるの「Qチャン漬け」を作りました。胡瓜1K;醤油300cc・砂糖大匙3・味醂50cc・酢50㏄の味付けが我が家流。生姜の千切り、赤唐辛子も入れて、ジブロックに小分けして冷凍しました。
2024.09.13
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ドラ・トーザンさんの「フランス人は年をとるほど美しい」を読みました。ドラさんは、日本で最も有名なパリジェンヌだとか、知りませんでした。フランス人は年をとるほど美しい[本/雑誌] (だいわ文庫) / ドラ・トーザン/著パリ生まれのエッセイスト・国際ジャーナリストで生粋のパリジェンヌ、NHKテレビ番組「フランス語会話」に5年間出演していたそうです。2015年に出版された本ですが、2018年文庫本になりました。最近、近所の本屋さんで人気の本として紹介されていました。「美しい」ということが顔の美醜だけでなく、生き方を指しています。日本では、若くて可愛いということがとても大事にされていますね。もちろん、70代の私が若い方の肌を目にすると、その張りがあり、生き生きとした表情に「美しい」とハッとすることがよくあります。若い、と言うことだけでも魅力的で、見る方も嬉しい気持ちになります。シミ・シワの多い顔を眺めているより、同性か見ても数倍楽しいでしょう。でも、フランス人のドナさんは、こう言い切ります。もちろん若い時のほうがかわいいし、若い時のほうが元気です。でも、だんだん年をとると、自信を持ち、そして自由になる。だから人生が面白くなり、また違う美意識が養われるのです。誰の人生でもなく、自分の人生を生きると、年を取っても変らない。「好きなことだけで生きる」とずっと若い。この「好きなことだけで生きる」というのは、身勝手なふるまい、ではなくて、好きなことを存分に楽しむということなんです。「自分らしく、好きなことをして今をいきているか」が大事。フランス語では「やりたいこと」と「生きている」という単語の発音が同じだそうで、生きるとは、してみたいことはためらわずすること。もう年だから、と「してみたいことを諦めない」ということなんですね。私も好きなことばかりしてきた方ですが、それでもまだまだ…です、フランス人のように魅力ある年寄りになりたいと読んでみました。フランスと日本では文化も違い、発想に途惑う部分もありますけれど、素敵な女性として老いたいと考えている方は、ぜひ読んでみて下さい。フランス人は年をとるほど美しい[本/雑誌] (だいわ文庫) / ドラ・トーザン/著好きなことだけで生きる [ ドラ・トーザン ] 楽天で購入
2024.09.10
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細井恵美子さんの「93歳でわかったこと」を読みました。老いを感じるこのごろ、参考にしたいと思い購入しました。読んでみて解ったのですが、細井さんは長く看護師さんとして働いていました。49歳のとき通信教育課程社会福祉学科に入学、卒業してからは老人施設を開設、定年退職してからは、別の老人施設の施設長などを経て、今は93歳の介護職員さん。今迄週3回働いていたのですが、大腿骨を骨折してからは週に1回だけ働いています。すごく立派な経歴の方なので、読むうちに凡人の私には参考にならないと思いました。◎「元気で長生きするための大切な6つの心がけ」を唱えています。1.きちんと睡眠をとる。2.食事に気をつける。3. 健康をチェックする。4. 整容に気をつける。5. 身体を動かす。6. 常に平静の心でいるようにする。これは当たり前ですが、なかなか出来ることではありません。ご自分にとても厳しい方と思いました。でも、1,2,4,5,は心がけたいですし、3はとても大事ですね。ただ、この本は別の角度から読むと、とても参考になりそうです。家族が認知症になったら、胃ろうを勧められたら、介護の心得、親を看取るということ、また家族の老いに直面した時など、介護の現場にいるからこそ言える言葉に素直に頷けることが多くありました。例えば…胃ろうを勧められたら、胃ろうとは食べられなくなったら、胃に穴を開けて器具を取り付け、そこから栄養を注入するのです。意識のないまま胃ろうで栄養を補給することは、本人にとって良いことなのか?と悩む家族の方も多いそうですが、少しでも長く生きていて欲しいと望む家族もいる。そんな時は、どんな選択がいいのか?86歳で亡くなった私の母も胃ろうを勧められましたが、体力がなくて出来ませんでした。その時は、鼻からの栄養で生きていましたが、それも苦しそうで可哀想でしたが、今でも体力がなかったから胃ろうにならなくて、良かったと思っています。老いは誰にもきますが、病気があっても元気で生きたいですね。年だからと甘えないで、自分らしく生きる。93歳の人生の先輩が厳しいけれど、温かい励ましを綴っています。フジテレビ、NHKで話題になっているそうです。93歳でわかったこと ひとり暮らしで元気に生き抜くための本 [ 細井恵美子 ]93歳、支えあって生きていく。 [ 細井恵美子 ] 楽天で購入
2024.09.06
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中山七里さんの東日本大地震を舞台にしたサスペンス「境界線」を読みました。2011年の大地震から既に13年過ぎた今、この作品は様々なことを問いかけている。2018年5月29日、気仙沼市南町の海岸で女性の遺体が発見された。7年前の東日本大震災で行方不明になった女性の運転免許書を持っていた。その名前は、宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻の名前と一致した。しかし、笘篠が現場で目にしたのは、妻ではなく見知らぬ別人だった。笘篠の脳裏に浮かんだ、別のところで妻は生きていたのか?という思いは消えた。女性が持参していた免許書は偽造したものと判明、個人情報の流出の疑いが浮かんだ。しかも、女性は自殺らしいという線が強まり、捜査は簡単に幕を下りそうだった。笘篠が妻の名前をかたっていた遺体の身元を探っているうち、さらに事件が起きた。あの東日本大地震の発生直後の段階で行方不明者は、一万人を超えていたそうだ。東日本大震災のことは、テレビの映像から驚愕しながら見つめていた。とても現実に起こっていることとは思えなくて、映画の一シーンかと思った。実際にあった災害を余すことなく描きながら、戸籍売買の裏ビジネスを絡め、人の弱みに付け込んで生きる悪い奴ら…読んで虚しさを感じてしまいました。「どんでん返しの帝王」といわれる中山七里さんの他の作品と違って、この作品のどんでん返しは…主人公は「大震災」と思えた事でした。そして、あの震災のことは決して忘れてはいけないことだと思いました。境界線 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 中山 七里 ] 楽天で購入
2024.08.31
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楽天ブログ(健康・ダイエット)で紹介されていたので、買って読んでみました。小説の形をした自伝小説かな?と思いましたがフィクションでした。沖仲士とは、沖に停泊した貨物船の貨物を艀(輸送船)で岸壁に運んだり、陸の荷物を艀で貨物船に運び込む作業員のことを言うそうです。農家の長男として生まれ、農業を継ぐものと農業高校へ入学した若者がいました。入学してみたら、高校に対して持っていたイメージが違っていました。退学を考え出した生徒に言った先生の言葉、それが彼の人生を変えました。先生は、「退学してどうするのだ?」と聞きました。「何も考えていません」と答えると、「目的もなく退学した生徒は、大体みんな不良になっているぞ。不良になりたいのか?」「不良になりたいのか?」と先生、「不良にはなりたくないです」と若者。先生は、この学校から東門大(多分東大)者もいる、お前もやればできないこともない、この学校から東門大を目指したらどうだ?と思いがけない言葉を続けました。若者は、農家を継ぐのに大学に行くことなど考えたこともなかった。しかし、先生の言葉から、彼は東門大を目指して受験勉強に励む道を選んだ。東門大は不合格、一浪したがやはり不合格、静岡の国立大学に行くことにした。教養課程2年を終える頃から、彼の中にまた迷いが出てきた。初めは医者になることは考えていなかった若者が進路を真剣に考えた末、紆余曲折ありながら医者になることを選び、突き進んでいく物語です。私は、若いころは「何になりたいのか?」解らなかったのですが、70歳を過ぎてから「こんな仕事がしたかった」と思う事があります。若い人は勿論、親御さん世代にも読んで欲しい本だと思いました。沖仲仕が医師になって [ 青山 光太郎 ]
2024.08.24
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大崎梢さんの「キミは知らない」、図書館で借りて読みました。大崎梢さんの作品を読むのは2冊目、ドラマチックで面白かったです。主人公・水島悠奈は高校生、父は亡くなって母と二人暮らしだった。12年前父は亡くなり、母娘の中で父の話は何となくタブーだった。ある日、図書館で数学の非常勤教師にばったり会う。パッとしない外見、やぼったい服装、つまらないトーク、と生徒たちが評価する津田先生は、一冊の本を手にしていた。それは、悠奈の父親が書いた「万葉集の解釈」の本だった。数日後、図書館でまた会った時、「面白かったよ」と津田は言った。悠奈は、その本を書いたのは父で遺作なんです、と打打ち明けた。それから悠奈と津田先生は、図書館で時々会うようになっていた。ある日、突然津田先生がいなくなったと級友から告げられる。先生の実家に送る荷物に書かれた住所を偶然見つけて驚く悠奈。それは、悠奈の父の手帳に書き残された住所と同じだった。悠奈の母親は、ちょうど外国へ1週間の出張で留守だった。悠奈は、憧れの津田先生に会おうと、そこの住所を訪ねる決心をした。キミは知らない (幻冬舎文庫) [ 大崎梢 ]女子高校生と教師のラブロマンスではなくて~亡くなった父親の面影を追って教師の住む街に乗り込んだ悠奈に降りかかった事件…先生はほとんど別人だった。ついていけない所もありだけど、頭を使わず、純粋に楽しめる作品です。大崎梢さんの作家デビューした本↓です。配達あかずきん 成風堂書店事件メモ (創元推理文庫) [ 大崎梢 ]
2024.08.23
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柴田哲孝さんの安倍元総理の狙撃事件をモチーフにした「暗殺」を読みました。この物語はフィクションだそうですが、どこまでが創作?と考えてしまいました。2022年7月8日、奈良県近鉄大和西大寺駅前に立った安倍元総理が、演説中に銃で撃たれ死亡した事件は、2年前のことなのにすでに遠い。犯人はすぐ取り押さえられて、逮捕され、単独犯行と確定された。テレビの画像から安倍氏が倒れ、犯人が抵抗もなく捕まった様子が全国に流れ、暗然としながら見入っていた方が殆どだったでしょう。今の日本で「暗殺」ということが起ったことに衝撃を覚えた事件でしたが、宗教絡みの「個人の恨み」が原因だったとして、一連の捜査は終了した。作者の柴田哲孝さんは「下山事件 最後の証言」を書いた方で好きな作家、最新書「暗殺」が発売されたと知って、ためらわず買ってしまいました。読んでみると、「これって本当なのかな~?」と信じられない内容で、一口に言えば、アメリカのケネディ暗殺を模倣させた事件だという。陰の支配者がいて、言うことを聞かなくなった安倍元総理を暗殺した、これが本当なら現職の政治家とは何だろうか?という疑問が浮かぶ。単なるミステリーと読むか、あの事件の真相は別にあって目を向けよ、という作者の意図を組むか?ガーンと殴られた思いがしました。暗殺 [ 柴田 哲孝 ]「下山事件に兄さんが関係しているかもしれない」と大叔母のつぶやき。その言葉で柴田哲孝さんは、大好きだった祖父のことを調べ始める。完全版 下山事件 最後の証言 (祥伝社文庫) [ 柴田哲孝 ]母親の記憶、大叔母の記憶、一つひとつ丹念に調べ上げ…下山事件も調べ出した。そして柴田氏がたどり着いたのは、「祖父が関係していたのか?」という疑い。こちらはノンフィクションで読みごたえがあり、何度も読みました。下山事件暗殺者たちの夏/柴田哲孝【3000円以上送料無料】こちらも「下山事件」を扱った作品で、「小説だから書けた」そうです。未だに「下山事件」の真相はわかっていませんが…「暗殺」を読むと、政治とは誰のための政治か?わからなくなりそうです。
2024.08.20
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再び、高田崇史さんの「采女の怨霊」を図書館で借りて読みました。高田崇史さんの作品は、古代史の勉強のようで、難解だけど面白い。「猿田彦の怨霊」の時代をかなり過ぎた、「壬申の乱」が物語の中心です。登場人物も「猿田彦~」と同じく、小余綾俊輔・加藤燈子・堀越誠也の3人で、登場人物ではないけれど、「奈良町」が重要なポイントになっています。「奈良町」とは行政上の町名ではなく、元興寺の旧境内地を中心とした広い地域を大まかに呼ばれている、庶民の町といえるもう一つの奈良。作品を読みながら、奈良の街を旅するような愉しみが得られました。この物語は現代で殺人事件が起こらないが、古代の歴史的事件が背景です。フリーの編集者・加藤燈子が奈良・猿沢の池の畔の小さな神社を目にして、ふと覚えた奇妙な違和感から過去への謎解きに発展する作品になっています。燈子が京都駅で偶然目にした春日大社を背景にした「采女祭」のポスター、「中秋の名月の日」に開催されるという案内を見て、明日ではないか?東京に帰らず奈良まで行ってみようと、ちょうど来た新幹線に飛び乗った。采女とは誰のことだろうと調べるうちに…日本の歴史の陰の部分に触れて、やがて「壬申の乱」の天武天皇の謎にたどり着くが、テーマが大きすぎる。たいして根拠があるわけではないのですが、天智天皇は悪い人で、天武天皇は正義の人と単純に思い込んでいました。それが、この作品は全く逆で天武天皇が如何に腹黒かったか?天智天皇の弟と言われているが、実は兄だったとか?謎だらけ。どこまで真実かは疑問だけど、奈良の街を旅して、過去の歴史の町を歩く、頭の体操をしているようで、難解であるけれど面白かったです。采女の怨霊 小余綾俊輔の不在講義 (新潮文庫) [ 高田 崇史 ]QED 神鹿の棺 (講談社文庫) [ 高田 崇史 ]
2024.08.15
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高田崇史さんの歴史ミステリー「猿田彦の怨霊」を読みました。難解ですが、今の皇位継承問題を含む古代史の謎に迫る内容です。これが全部真実なら~皇位継承もすっきり解決するだろうと思ったが、この作品は完全なるフィクションです、と本の後ろのページにあった。ただ、古事記や日本書紀に書かれたことは全くでたらめと読むか、ある程度の史実の反映だと考えるかで、受け止め方が違うと思った。題名にある「猿田彦」というのは、天孫降臨のとき迎えに出た地主神で、奇怪な死に方や謎の多い人物でありながら、奈良に多く名が残っている。私もむかし奈良に行った時、猿田彦神社を探したことがあった。神社はなくて、猿田彦神社と書かれた柱が立っていただけだった。(もう50年前のことなので、記憶があやふやになっているが。)内容は~ある大学の民俗学科の助教授の小余綾(こゆるぎ)俊輔、歴史学研究室の助手の堀越誠也、大手出版社の契約社員でフリーの編集者・加藤燈子(とおこ)の3人が古代史の陰に隠された猿田彦の謎を追う一方で、皇位継承問題が全体のテーマ。「男系天皇と女系天皇」の違い、分かりますか?難しい内容で完全理解は難しかったけれど、この違いは素直に納得できた。今まで女性天皇はいなかったと言われてきたが、猿田彦の謎を追うことで導かれたのは、応神天皇の母親の神功皇后が天皇だったのでは?という指摘。もし神功皇后が…天皇であったなら(各国の「風土記」は天皇と書いてあるとか)応神天皇は仲哀天皇が崩御して、大分経ってから誕生しています。仲哀天皇が崩御した日、神功皇后と竹内宿禰が夫婦の秘め事をしたという、書物も存在しているそうだから…応神天皇は竹内宿禰の子ともいえる。そこで、応神天皇は女系天皇では…と導かれていくのです。ま、これはあくまでも小説の世界、真偽のほどは微妙な問題が含んでいるので、あくまでもフィクションとして楽しみながら、古代史も学べる作品です。→猿田彦の怨霊 小余綾俊輔の封印講義/高田崇史【3000円以上送料無料】かなり専門的な話題が多いので、私にはついていけない所もありました。古代史が好きな方なら、面白いと思いますよ。QED 龍馬暗殺 (講談社文庫) [ 高田 崇史 ]坂本竜馬の暗殺も謎が多いですね。暗殺されないで…生きていたら、日本はどう変わっていただろうか?歴史に「もし」はない、と言われていますが、時々頭に浮かんでしまいます。
2024.08.12
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2006年デビューの大崎梢さんの「ドアを開けたら」を読みました。大崎梢さんは、初めて読む作家さんで、ぐいぐい引き込まれました。本の断捨離をしていた鶴川佑作は、借りっぱなしの本を見つけた。親しくしている同じ階に住む串本から借りたカメラ雑誌だった。夜の9時過ぎだからと少し躊躇ったが、裕作は返しに行くことにした。何度インターホンを押しても返事がなくて、ドアの鍵はかかっていない。もしかして、倒れているのかもしれないと裕作は考えた。お互い独身だから、何かあったらよろしくと話していた。佑作が名前を呼びながら部屋に入ると、串本が倒れていた。すでに死亡していることが佑作にも分かった。一瞬、救急車か警察かに連絡しないと…と思ったが、逃げだした佑作。しかし、その様子を写真に撮って脅迫してきた高校生がいた。初めからぐいぐい引き込まれて、一気に読んでしまいました。登場人物がみな普通に暮らすお隣さんみたいで楽しい。ミステリーながら、ほのぼのとした余韻が残る作品でした。ドアを開けたら [ 大崎梢 ]【中古】 ドアを開けたら 祥伝社文庫/大崎梢(著者)用事があって赤レンガ北海道庁近くに行ったので寄り道しました。赤レンガ道庁の前の池にいるマガモを撮りたかったのですが、いませんでした。道庁の正面門を出ると、外にカフェテリアがあります。いつもは混んでいますが、この日は空いていました。【ふるさと納税】 北海道札幌市の対象施設で使える楽天トラベルクーポン 寄付額20,000円 旅行 宿泊 ホテル 旅館 チケット クーポン 6000円分 トラベル 観光 ビジネス 出張 旅行券 国内旅行 予約 宿泊券 rakuten 北海道 札幌市
2024.08.05
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食べるだけで幸せになる「いのちのごはん」を読みました。「ゆにわ」は、大阪府枚方市楠葉にある自然食を出すお店で、自然食という枠を超えた、古くて新しい料理店だそうです。ランチだけでも4千円以上もするお料理にびっくりしました。でも、素材を厳選して作られたお料理は、誰もが幸せになるとか、そんな「ゆにわ」のお料理を一度は食べてみたいです。この本は、「ちこさん」と呼ばれている村田聡美さんの体験から生まれた食の大切さが綴られています。毎日毎日料理を作らなければならないシニア主婦の私、いつまでご飯作りから解放されるの?という不満がありました。若いころは「御飯さえちゃんと食べていたら不満はもたない」という気持ちで家族の食事を作っていましたが、もうくたびれた。そんな思いが頭を横切るこの頃、若い人に教えられました。食べることは「いのちをまもること。」ということ。老夫婦だけになると、すっかり忘れてしまった思いです。今まで大病もしないで生きてこられたのは、和食中心の食事、自分で作った野菜を食べ、素材にあまり手を掛けないから。眼からウロコの気持ちになりました。私が読んだ本は、2009年に出版、もう楽天では手に入りません。【中古】いのちのごはん 食べるだけで幸せになる 新装版/青春出版社/ちこ(単行本(ソフトカバー))価格:4,401円(税込、送料無料) (2024/7/25時点)新装版の中古だけど…すごいお値段になっています。図書館で借りた本なので手元に置きたいと思ったけれど、買うのは、ちょっと悩んでしまいました。<私の暮らしメモ>生シイタケが安いとき買って、天干しして乾燥させています。こんな手間で簡単に乾燥シイタケが作れます。(炎天下の日2日ばかり)>
2024.07.26
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麻加朋さんの「青い雪」を引き込まれるように読みました。2021年第25回日本ミステリー文学新人賞受賞作です。少女の誕生日、レストランで食事してから帰ろうとした時、少女はいきなり突き飛ばされて転んでしまった。気がついたら、すぐ横に母親は倒れていて動かなかった。避暑地・土筆町に暮らす11歳の柊寿々音は、養女だった。その事は、きちんと養父母から告げられていたから知っていた。不安や寂しさがないと言えば嘘になるけれど、養父母の愛情はちゃんと感じて暮らしていた。寿々音は、年に一度避暑地にやってくる3組の家族の子供たちと夏を過ごすのが何よりの楽しみであった。ある年、一番年下の幼女が失踪して、行方不明になった。その幼女は発見されず未解決事件となてしまった。行方不明から6年後、寿々音は一通の手紙を目にする。「すずねはあくまのこ ははおやはブルースノウ‥‥」その手紙が意味することは…未解決事件が動きだす。謎解きの面白さでぐいぐい引っ張っていきますが、切ない結末、題名の「青い雪」の意味が明かにされます。青い雪【電子書籍】[ 麻加朋 ]もあります。この本は、麻加朋さんの4作目の作品で、デビュー作です。他には、↓の「ブラックバースデイ」があります。ブラックバースデイ[本/雑誌] / 麻加朋/著価格:1,870円(税込、送料別) (2024/7/19時点)
2024.07.19
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大沢在昌さんの「晩秋行」を一気に読みました。新聞広告で「大人の恋愛」という紹介に惹かれました。ハードボイルド作家として名前は知っていましたが、「冬芽の人」を読むまで興味がなかったです。「冬芽の人」を読んでいたので「晩秋行」も面白いかな?と思って図書館に予約して読んだ、2022年の作品です。「冬芽の人」は女性が主人公ですが、こちらは男性。30年前に失そうした恋人の行方を捜す初老の60代の男性、若さを失った自分を見せたくないと会うのを拒否する女性。30年前、上司と自分を二股をかけられたと疑いながらも忘れられないでいた女性がどこかで生きている。男性の一途な気持ちが切ないですが…最後がいい。恋愛とも哀れみとも違う、寄り添いたいという心境。粗筋は書くと野暮になるので…やめました。晩秋行 [ 大沢在昌 ]「冬芽の人」はテレビドラマになったので見た方もいるでしょう。冬芽の人どちらかというと「冬芽の人」の方が良かったです。父親と噂のあった年上の女性を好きになる若者。その心情が無理なく描かれていて、清々しい。
2024.07.05
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セロリをサラダに使った後、葉っぱを眺めていたら、かき揚げにしてみよう~と思い立ちました。葉っぱだけでは物足りなので、人参・タマネギ・しらす干し、てんぷら粉に全部混ぜて~揚げてみると意外と合いますね。大根おろしを添えて、今夜も我が家の和食おかずです。原田ひ香さんの「古本食堂」を読み終わりました。古本食堂 (ハルキ文庫) [ 原田 ひ香 ]両親を看取り、のんびり帯広で暮していた鷹島珊瑚、東京で小さな古本屋を営んでいた兄が亡くなった。珊瑚は、そのお店とビルを相続することになり、そのお店をどうするか?急遽上京することにした。兄は独身でお店の中で倒れていたのを発見されたが、そのままあの世に旅立ってしまった。このお店をどうしたらいいのか?ぼんやり考える珊瑚だけど、いい知恵も浮かばないで一応お店は開いて客を待った。そこへ親戚の国文科大学院生の美希喜が尋ねてきた。彼女は、この本屋屋がどうなるか?心配だった。頼りない珊瑚を助けようと、自然とお店の手伝いをする美希喜、彼女の持ってくる美味しいお土産と客との交流が楽しい。「古本食堂」という題名から想像したのは、喫茶店と古本屋が一緒のお店かな?と思ったのですが、見事外れました。珊瑚に食べさせたいとあれこれ美希喜が買ってくる美味しいもの、客との交流する中で、その美味しいものが客の口に入ってしまう。ちょっと現実では考えられない人情秘話の短編からなる作品で、こんな古本屋さんがあるものか?と思ってしまいました。兄の遺した古本屋を続けようと決心した珊瑚、そして兄の秘密。難しい国文學の世界と美味しい食べ物が興味をそそりました。古本食堂 新装開店 [ 原田 ひ香 ]
2024.07.01
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2016年、88歳のおばあちゃん写真家として「ひとりじゃなかよ」を出版した西本喜美子さんの新しい本がでていました。ひとりじゃなかよ【電子書籍】[ 西本喜美子 ]72歳の時、お友達に誘われカメラ教室に参加します。この時、初めてカメラに触れたそうです。足腰が弱くなって、外出が億劫になったことで思いついた「自撮り」、その写真はユーモアたっぷりで、添えてある熊本弁の詩も暖かい。この本を読んだ時、私は70歳少し前だったから興奮しました。何歳になっても新しいことできるんだな~と、励まされました。94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし [ 西本 喜美子 ]新しい本の題名、「自撮りばあちゃん やりたい放題の一人暮らし」ああ、ご主人を亡くされて、94歳になられてもお元気だった。まだ、お元気で写真のお仲間たちとも交流がある暮らしを楽しんでいる、写真が好きな私にとってもとても嬉しいことでした。写真を撮る暮らしは、認知症予防にも大いに役立っているようです。ユーモアたっぷりの自撮り写真も楽しみましたけど、若々しい感覚の斬新な写真にも随分驚きました。西本さんは、74歳からパソコンも覚えてたそうです。新しく始めることに年齢は関係ないのですね。本書は『ひとりじゃなかよ』以降の撮り溜めてきた写真、喜美子さんの日々の生活や長生きの秘訣を綴っています。キミちゃん流写真加工法のテクニック、制作過程も大公開!写真講座もついているそうです。カメラが好きな私は、人生の先輩として憧れている方です。私のカメラの腕は平凡ですが、是非読んでみたいです。●題名や文章に誤りがあったので、後日訂正して、少し書き直しました。
2024.06.24
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夏の暑い時でも鍋料理が好き、というより作るのに楽できるから。生の鰯がスーパーで売っているのをみたら、鰯のつみれ汁が食べたくなる。生ごみの処理が面倒だから、内臓を取り出して開いたのを買うんだけど。フードプロフェッサーなんて使わないで、まな板の上で出刃包丁で叩くだけ。生姜の摩り下ろしと片栗粉と味噌少々混ぜて、味付けして。お豆腐とエノキダケ、自家製の春菊入れて、ビールがあれば最高ね。5月に庭の小さな畑に種を蒔いた春菊、今が丁度食べごろ。いつもはクリアアサヒだけど、鍋だから奮発してスーパードライの生ジョッキ缶を買って来たら、やっぱりこちらの方が美味しい!炎天下での庭仕事の後だったから、よけい美味しかった~!6/20ポイント4倍 【買い回りで最大ポイント10倍】【先着順 最大600円OFFクーポン取得可】アサヒ スーパードライ 生ジョッキ缶 340ml 24本 1ケース【送料無料(一部地域除く)】 アサヒビール価格:4,899円(税込、送料無料) (2024/6/20時点)
2024.06.20
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北海道在住の直木賞作家・桜木紫乃さんの「氷の轍」を読みました。直木賞受賞の「ホテルローヤル」より、この刑事ものの方が好きです。氷の轍 (講談社文庫) [ 桜木 紫乃 ]【中古】氷の轍 / 桜木紫乃2016年、テレビドラマ化された作品なので見た方もいるでしょうね。最初にテレビドラマを見てから原作を読み、何度か読み直しています。北海道釧路市の千代ノ浦海岸で男性の他殺死体が発見された。被害者は札幌市の元タクシー運転手、一人暮らしの80歳。男性の住まいから古い北原白秋の詩集が発見された。詩集に挟まれていた札幌の古本屋の領収書。その領収書を頼りに男性の足取りを調べる刑事・大門真由。大門真由の父もまた元刑事で、脳梗塞で倒れ入院中だった。真由は戸籍上は養女となっていたが、父とは血が繋がっていた。父が他の女性に産ませた子供を、離婚もしないで育ててくれた母。しかし、母とはひんやりとした溝があるのを感じて育った真由。事件を追う背景には、そんな孤独感が彼女を占めていた。北原白秋の詩集から、殺された男性が青森・八戸出身と分かりる。生涯独身で、身寄りもなかった男性の孤独感と親切さが悲劇を招く。何度読んでも飽きないミステリーで、心に残る作品でした。アイヌの血筋をもつ女性を描いた「谷から来た女」谷から来た女 [ 桜木 紫乃 ]桜木紫乃さんが「誰にも書かせたくなかった」作品だそうで、背中に父親が彫ったアイヌ文様を背負った女性を巡る短編集です。昨日、梅干しにしようと梅を2キロ買いました。小粒ですが…半額に惹かれて買ってしまいました。
2024.06.17
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東野圭吾さんの「人魚の眠る家」を読みました。臓器提供という重いテーマを追った作品で、終盤で救いを感じました。人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) [ 東野 圭吾 ]【中古】 人魚の眠る家/東野圭吾(著者)幼い娘がプールでおぼれ死んでしまった夫婦、病院はおそらく脳死と告げた。臓器提供を問われた両親は、娘の心臓は動いているから死んではいない、そう苦悶しながらも一度は臓器提供を受け入れたが、直前になって断った。「娘が小学校受験が終わったら離婚する」はずだった冷え切っていた夫婦だが、娘の命の軌跡が起きる事信じて、医師も驚くような方法を考え出すのだった。初めは気の毒な両親、自分が親だったらそう思うのも当然と読んでいたが、余りにも母親の軌道を逸した振る舞いに違和感を抱いて、ついていけなかった。でも、その娘がとうとう息を引き取った、という夢のような体験をした母親、その時が、奇跡となって心臓移植を虚しく待つだけの少年へと生かされた。難しいテーマで上手く説明できないですが、少年を助けるために、脳死した幼女は眠るまま存在していたのでは~?と思えました。「どんな事にも意味がある」、という事を作者は言いたかったのかな?脳死判定という重いテーマを扱いながら、そんな風に感じた作品でした。自分がその立場ならどうするか?考えさせられた内容でしたが、お金があるから出来たという側面もあるから…難しいですね。東田圭吾さんの新しい本/休暇中の加賀恭一郎が活躍あなたが誰かを殺した [ 東野 圭吾 ]我が家の庭の花ミヤマハコベ
2024.06.15
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桐野夏生さんの「メタボラ」を読みました。私には難解で、読むのに手こずった作品でした。メタボラ (文春文庫) [ 桐野 夏生 ]【中古】メタボラ /文藝春秋/桐野夏生(文庫)<僕>は、どこかわからない密林をさまよっていた。何時間歩いても途切れれることのない密林の連なり。どのくらい歩いただろうか…足を滑らし硬い地面に落ちてしまった。そこで、<僕>は独立塾から脱走して来た伊良部昭光と出会った。<僕>は、自分の名前を言おうとして、自分の名前が出てこない、自分の事が誰なのか、さっぱりわからない記憶喪失になっていた。こんな出だしで始まる<僕>と伊良部昭光が沖縄で出会い、名前を変え、過去の繋がりを絶ち、新たな人生を歩もうとする。しかし、二人の前には甘くない現実が待ち構えていた。ニート、請負労働者、バックパッカー、ホスト、風俗等、社会の底辺で生きるしか道のない若者を描いています。しかし、そこから這い出し、逞しく生きようとする二人。結構ハラハラ・ドキドキしますが~救いがありました。<燕は戻ってこない>は、NHKでドラマ化されていますね。燕は戻ってこない [ 桐野 夏生 ]日本では認められていない〈代理母出産〉の誘い…。正規社員になれず、困窮していく女性を描いています。庭に咲く花サクラソウ
2024.06.13
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2019年3月101歳で亡くなった吉沢久子さん、著書を読むと「菜めし」のことがよく出てくる。食いしん坊の私は、大根の葉を見たら作ってみみたくなった。大根の葉っぱを刻んで塩でもんで、炊きあがった御飯に混ぜるだけで、大根の葉の青臭さと塩味で、意外と美味しいものだった。それからは、「菜飯」が食べたくて、春になると庭に大根菜の種を蒔く。時々は、葉っぱのついた大根があると上の部分を切って、水を入れて葉が育つのを待って、これも菜飯にして食べる。【中古】 大切なことは時を経ても変わらない/吉沢久子(著者)吉沢久子さんの本から様々なことを教えられました。できないことより「できること」を大切に。甘えず、あきらめず、ちょっと努力して。好奇心と感動する心を持ちつづける。雑草とは呼ばず、庭にある小さな命にも目を向ける吉沢さんの優しさ、狭くても庭で野菜を作ることができる喜びを教えてもらいました。
2024.06.10
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早見和真さんの「イノセント・ディズ」を読みました。創作とはいえ余りにも無慈悲な結末、怒りを覚えました。イノセント・デイズ (新潮文庫) [ 早見 和真 ]【中古】イノセント・デイズ / 早見和真元恋人の家に放火して、その妻と1歳の双子の幼児を殺した、その罪で田中幸乃・30歳は死刑を宣告されていた。誰もが大人しく、影の薄い女性だったと告げる。しかし、彼女にも明るい少女時代があった。彼女は、何故そのような残酷なことが出来たのだろうか?田中幸乃が出会った人々がそれぞれの触れ合いから証言するが、誰もが彼女がそんなことをするだろうか?と疑問を抱いた。最後は、どうして作者はこんな結末にしたのだろうか?しばらく、そんな疑問が頭から離れなかった。今、この本が人気です。店長がバカすぎて [ 早見和真 ]アスパラが1本だけ、庭の畑になっていた。この1本、どうしたらいいかな~?と考えて、お昼にアスパラと人参だけのチャーハンにした。久しぶりだったから、それなりに美味しかった。
2024.06.08
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東野圭吾さんの「真夏の方程式」を読みました。天才科学者・湯川が活躍する哀しい物語でした。読んでいるうち、記憶に引っかかる部分があって、テレビでみたからだと気がつきました。夏休みの間、伯母一家が経営する旅館に預けられた少年・恭平。そこで出会った博士「湯川」、彼も同じ旅館に宿泊していた。湯川のことを「博士」と呼んで、彼と親しくなっていく恭平、宿題を見てもらったり、実験をしたり、楽しい夏休みだった。しかし、もう一人の宿泊客が海に落ちて死んでいるのを発見され、その男性が元刑事だったことが分かり、気が滅入る夏休みになった。両親が仕事の関係で大阪に行かねばならない夏休み、少年が預けられた旅館で起きた事件と辛い体験。小学5年生の少年が体験するには、あまりにも可哀そうなものでした。変人と言われる湯川と少年の触れ合いが心を和ませる作品です。読んでみたいと図書館に予約した「魔女と過ごした七日間」、余りにも待たないとならなくて、キャンセルしてしまった。魔女と過ごした七日間 [ 東野 圭吾 ]文庫本になるのを待とうかな~と思っている。
2024.06.06
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今年の春はスナップエンドウが美味しくて、かなり買って食べた。それで、庭の隅の小さな畑でスナップエンドウの種も蒔こうと思いついた。スナップエンドウ 種 【スナック】 1dl ( 種 野菜 野菜種子 野菜種 ) ★価格:682円(税込、送料別) (2024/6/3時点)えんどう豆やグリーンピースは作ったことはあるが、スナップエンドウは初めてである。なかなか芽が出ないので、随分とヤキモキしたが、5月の下旬になったら、やっと芽が出てきた。スギナやドクダミが蔓延る畑だけど、私の小さなキッチンガーデン。私が野菜作りに目覚めたのは、早川ユミさんの本を読んだから。早川ユミさんは布作家として活躍している方で、四国の山のてっぺんで野菜や果樹を育てています。初めて読んだ本:種まきノート ちくちく、畑、ごはんの暮らし [ 早川ユミ ]この本にすっかり感化されて、市民農園を借りて野菜作りを始めました。ちいさなくらしのたねレシピ 改訂新版 [ 早川 ユミ ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/6/3時点)今は市民農園は辞めていますが、15年位借りていたでしょうか?15坪の畑を1万円位で借りて、いろんな野菜に挑戦しました。その頃、まだ夫は現役だったので、土日祝日が楽しみでした。今は、庭の片隅で葉野菜の種を蒔き、トマトやキュウリを育てています。朝起きて、野菜の様子を見るのがすごく楽しく、胸がときめきます。土があれば、種を蒔いて野菜を作る、嬉しい気持ちが起きてくる。早川ユミさんの本と出合ってなかったら、野菜を作っていたかな?ふと、そんなことを想いだし、考えた今日の朝でした。種まきびとの台所 [ 早川ユミ ]
2024.06.03
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知人からワラビを沢山頂いたので、保存用に干すことにした。塩漬けと違ってコリコリしていて、その触感が好きである。食べ方は、お昼ごろから水から煮たてて、そのまま放置して、一度水を取り替えてから、煮物料理に使っています。塩漬けは、前の日から塩抜きしないとならないけれど、干ワラビは使う日に用意すればいいので便利です。ただ、最近は陽射しが強いせいか?去年はかなり硬かった。干すと黒いひげのようになり~タッパなどに保管しています。やわらかい方が好き、という方にはお勧めできませんが、食べるとコリコリした触感も捨てがたいですけどね。干しワラビ、今ではネットで買えるみたいです。干しわらび 80g↑こんな風に干すと黒くなるんです。ワラビ採りは面白いですけど、だんだん山道を歩くのが大変。1本見つけると、周囲にいっぱい生っている所が面白い。旬の山菜を採りに行くのは~愉しみでもあるんですよね。私も行きたくなって、うずうずしてきました。北海道ひっぱりダコ
2024.05.31
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我が家の庭に咲く、梅花イカリソウ。[山野草] イカリソウ庭の仕事で半日潰れ、中々本を読めない日が続いていました。やっと、麻加朋「青い雪」を読み終わりました。第25回・日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品です。避暑地・土筆町に暮らす11歳の柊寿々音。彼女は、年に一度、この町に集まる3組の家族の子供たちと夏を過ごすのが楽しみだった。寿々音が12歳の年、最年少の幼女が失踪した。何日も捜査が続けられたが、幼女は見つからなかった。その6年後、寿々音は一通の手紙を目にした。寿々音が知らなかった、それぞれの家族の秘密が徐々に暴かれる。青い雪 (光文社文庫) [ 麻加朋 ]親が子を虐待する事件が後をたたない。幼い子供を虐待する気持ちがわからない。でも、それは暮らしに困らなかったから~?とふと思う。暮すのにも精一杯、いや食べるのも困っていたら…。いや、親自身も愛に飢えていたからだろうか?ブラックバースデイ [ 麻加朋 ]
2024.05.29
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夫と夫の友人と3人で、近くの山にタケノコ採りに行ってきました。タケノコと私たち道産子は言うけれど、細い笹の子のことを言います。クマ出没のニュースを聞くので、ちょっと怖かったけれど無事でした。茹でて、皮剥いて、この作業が一番大変ですが~毎年5月の楽しみの一つ。年々体は辛くなるけれど、タケノコを食べたい気持ちの方が勝っている。全部一度に食べ切れないから、細かく切ってお砂糖をまぶして冷凍保存。瓶詰より少量欲しい時便利、半年ぐらいはそんなに味が変わりませんよ。厚揚げがあったから、採ってきた日の我が家の定番、銀鮭と炒め煮にする。これ、時鮭でしたら生臭くてダメ、銀鮭でないと美味しくないです。唐辛子を入れて、ちょっと辛味を付けてね。この日の我が家の夕食でした。(ジャガイモと豚ひき肉入りのオムレツ+ナスの漬物、奥がタケノコの煮物)
2024.05.27
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山口恵以子の食堂のおばちゃんシリーズ・5「真夏の焼きそば」読みました。軽く読めるけれど、「食は人なり、人生なり。」こんな食堂があったらいいな。姑の一子(いちこ)と嫁の二三(ふみ)が営む「はじめ食堂」は、昼はランチ、夜は居酒屋、お馴染みさんで持っている素人食堂で、客だった万里も料理人として、今では大きな戦力となっていた。「はじめ食堂」は、お客さんの注文に応じてメニューも変わる。美味しいものを食べて笑顔で帰る常連客が多いのも人気の一つ。ある日、万里の提案で「焼きそば」をメニューに加えることになった。その焼きそばが大好き、という新しい客が毎日のように来るようなる。二三の娘がその客を見て、「爆破事件の逃亡犯にそっくり」と言い出す。二三の娘は、要(かなめ)と言って、ちいさな出版会社に勤めていた。夜遅くクタクタになって帰ってくる要は、「はじめ食堂」で食べる事が多い。担当している作家がその事件を執筆する予定だから詳しく知っている、学生運動の行きがかりで爆破事件に加わり30年も逃亡していると言う。その男はやがて姿を見せなくなった…。他に、禁断のチーズ和え・初めてのハラール・過ぎし日のカブラ蒸し・気の強い小鍋立て、の短編集からなっています。(真夏の焼きそば 食堂のおばちゃん(5) [ 山口恵以子 ])巻末に、簡単に作れる著者のレシピがついています。調理済み焼そば10食山口恵以子さんの大好きなお母さまを自宅で看取った介護する日々、時には鬼となる自分自身、介護する苦悩もカラッと書いています。いつでも母と 自宅でママを看取るまで [ 山口 恵以子 ]
2024.05.24
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直木賞作家・河崎秋子さんの「颶風の王」を読みました。北海道別海町で羊飼いをしながら小説を書いている作家です。この「颶風の王」で三浦綾子文学賞を受賞しています。2024年「ともぐい」で第170回直木賞を受賞しました。「具風の王」の内容はショッキングでブログに書くの躊躇いました。でも、親が子を思う気持ちが根底にあるので取り上げてみました。明治の初め、捨造という18歳の青年が実母と会うのは雨の日が多かった。母は、祖父母の暮す屋敷の奥の薄暗い部屋で、ひっそりと暮らしていた。捨造が母を訪ねていくと、母は嬉しそうに「捨造が来た~」と喜んでくれる、自分を生んでくれた実母がいるのに、捨造は小作農家に養子に出されていた。捨造の母は裕福な庄屋の娘で、父親の認めない男と子をなし、駆け落ちをした。母が起こしたその事件が母の父親の怒りをかって、母と息子は親子として一緒に暮らすこともできず、祖母の優しい計らいで時々は家で会うことは許されていた。貧しいながらも大事に育ててくれた養父母は、やがて相次いで亡くなってしまう。一人になった捨造は、小作人としてこのまま一生を終えるのか?と悩み考えた。ある日、新聞記事に載っていた「北海道への開拓民募集」の記事が目に留まる。北海道へ行ってみたい、強い衝動を覚えて、その新聞を持って母の元に駆け込んだ。北海道へ行く決心をした捨造に、母は厚い手紙の束を持たせ、祖母は選別を渡した。家を出てから捨造がひろげた母の手紙には、捨造を産んだ経緯が書かれていた。なんとなく噂話で耳にした話とは違い、捨造は母の切ない心を知って涙を流した。やがて捨造は根室に住み着いて、馬と共に生きる道を選び、その子孫も馬と生きた。6世代にわたって馬と共に暮らした人たち、哀しくも数奇な人生を描いた作品です。颶風の王 (角川文庫) [ 河崎 秋子 ]ともぐい [ 河崎 秋子 ]ウドを知人から頂きました。早速、穂先を天ぷらにして食べました。青いのがウドですが~わかりずらいですね。刺身用の海老を買ってあったので、海老も天ぷらにしました。少し余ったので、翌日のお昼は天ぷらそばにしました。【即納】【2024春夏新作】AGAWD アガウド ドレープスカート タックスカート ロングスカート タイトスカート タイト ハイウエスト レディース 春夏 夏 ゆったり ロング ロング丈 きれいめ 大人可愛い ホワイト 白 黒 ブラック
2024.05.23
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2~3日前、お天気がいいので清田区にある樹木センターに行って来ました。思いがけず、まだ八重の桜が咲いていて、ゆっくり楽しんできました。藤の花を目当てに来たのですが~藤の花はまだ少し早かったです。その代わりに、ヤマブキの花が新緑の中でとても綺麗でした。樹芸センターの横に「山野草」の園芸屋さんがあります。そこのお店を覗くのも楽しみの一つです。サクラソウの苗が売っていたので買ってきました。平岡樹芸センター:清田区平岡4条3丁目(1ポット)日本サクラソウ 二色咲きバイカラー園芸種 9cmポット苗 桜草/プリムラ/※今季開花終了 5/18葉が展開中帰ってからは、読みかけの「正体」を読みました。染井為人「正体」のページはこちら
2024.05.19
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亀梨和也さん主演連続ドラマ原作・染井為人さんの「正体」を読みました。ドラマは見ていないのですが、たまたま本屋さんにあったのが目に留まりました。正体 (光文社文庫) [ 染井為人 ]読み終わった時涙が出て、親しい人を亡くしたような気持になりました。2歳の幼児とその両親の一家3人を殺し死刑判決を受けた少年が脱獄した。彼は転々と居場所を変えて、職を変えて、名前を変えて生き延びていた。殺された夫の母親が同居していたが、押し入れに隠れた彼女だけ助かった。一時娘の所に身を寄せていたが、グループホームに入所して暮らしていた。彼女は認知症と思われ、物忘れが多く、事件の記憶をなくしていた。逃亡中の少年は、中々見つからず、様々な場所で潜伏生活が続いていた。発見されそうになると…上手に逃げ切り、また違う場所へと逃亡した。逃亡先で一緒に働いたことのある人々は、皆一様にいい人だった、という。彼が殺人犯だとは到底思えないし、思いやりのある優しい人だったとも言った。次第に少年が何故そんな惨殺な事件を起こしたのか?人々は疑問を持ち出した。工事現場、スキー場の旅館、新興宗教の説教会、グループホーム等で働く少年、誰もが信じられない思いであったが…一人の弁護士が彼を助けようと立ち上がる。それぞれの職場、きちんとした履歴書の必要のない劣悪の条件の職場でも文句を言わず働く少年は、何故か分厚い法律書を持ち、人々の窮地を救うのだった。転々と職場を変えて、犯人に似ていると疑われ、発見されそうになると逃げる。まるで昔あったアメリカのテレビドラマ「逃亡者」を見ているようでした。無罪なのに有罪、それも死刑判決を受けた少年の冤罪事件を扱った作品です。「無実」を訴える少年、警察の在り方、最後の悲しい結末に涙を誘います。正体 (光文社文庫) [ 染井為人 ]染井為人さん:1983年千葉県生まれ、芸能プロダクションにで、マネジャーや舞台のプロディーサーを務める。2017年「悪い夏」で横溝正史ミステリー賞受賞デビュー。悪い夏 (角川文庫) [ 染井 為人 ]海神 (光文社文庫) [ 染井為人 ]正義の申し子 (角川文庫) [ 染井 為人 ]
2024.05.17
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村山由佳さんの吉川英治文学賞受賞作「風よあらしよ」を読みました。女性解放運動家・伊藤野枝の激しく生きた28年の生涯を描いています。風よ あらしよ [ 村山 由佳 ]福岡出身の伊藤野枝は、英語教師だった辻 潤と駆け落ちして、嫌な婚家を飛び出す。暮らしに困り、平塚らいてうの主宰する「青鞜」で働くようになり、仕事に没頭する。やがて、妻と愛人を持ち自由恋愛を理想とするアナキスト大杉栄と出会います。二人はしだいに惹かれあい、夫と幼い子がいながら大杉と恋愛関係になります。作品の中で野枝は身なりにあまり構わず、いつも垢じみた着物姿である、という描写がよく出てくるから、そんな女性に男の人が惹かれるのかな?と不思議だったし、大杉も描写が魅力的ではないし、理解できない部分でした。野枝は、辻潤と駆け落ちする前にも結婚していて、嫌で仕方なかった気持ちを辻潤に相談しているうちに、教師だった辻潤を好きになり、押しかけている。写真を見ると、きりっとした彫の深い顔立ちだし、美人の部類に入ると思う。でも、大雑把で飾らない性格が、かなり男性からも好かれていたようだ。妻と愛人にも野枝との恋愛は認めろ、という大杉栄は随分と勝手な人間に映る。そして「ひっひつひ~」と笑う、という大杉栄にげんなりしながらしながらも、最後まで読むと、二人は同志愛で結ばれていたのかな~?と腑に落ちた。3度の結婚、7人の子を産んで、最後は憲兵大尉・甘粕正彦に二人は殺されます。名前だけしか知らなかった伊藤野枝という人の慟哭が聞こえてくるようでした。28歳という年齢で激しくも短い生涯を終えた伊藤野枝という女性の一生の物語で、大杉の愛人だった人は野枝の存在を嫉妬して、四角関係の果て大杉を刺してしまう。自由恋愛のテストなどと言って随分と無責任で嫌な男という印象しかなかった。このようなドロソロした男女関係があり、そんなことに躊躇しないで大杉との間の子供を次々産んでいく逞しさは、圧倒されながらも見事だと思いました。途中で読むのをやめようかと思いましたけれど、読んでいるうちにだんだんと、どんな批判を受けても自分の生きたいように生きた野枝に魅了されていました。歴史の教科書からは得られない明治・大正時代の日本人の生の歴史が学べます。風よ あらしよ [ 村山 由佳 ]村山由佳さんの作品は、以前は魅かれ随分と読みました。でも、最近は内容についていけなくて読んでいません。久しぶりに村山由佳さんの作品を読んで、また読んでみたくなりました。こちらは、結婚した男女のありそうな気持ちのすれ違いが描かれています。Row&Row [ 村山 由佳 ]この作品が好きです:【中古】天使の柩 / 村山由佳
2024.05.11
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映画「ドラゴン・タトゥー」のハリゥッド版DVDを見たら、原作も読みたくなりました。ドラゴン・タトゥーの女 【DVD】図書館で映画の原作「ミレニアム1、上・下」を借りてきて読み終わりました。殆ど映画と同じ内容ですが、翻訳物特有の難解さで中々読み進めませんでした。何度も後戻りしながらも読んでいるうち、映画を見ていたから理解できたかな?背中一面にドラゴンの刺青、それを取り囲むような小さな刺青をしていて、顔や身体にピアスをいくつもしている小柄なリスベット・サランデル。彼女はフリーの調査員で、何故か弁護士の後見人がついています。無表情で黒づくめ、殆んど笑わないドラゴン・タトゥ―の女・リスベット。映画を見ていて彼女に惹かれ、彼女の人生に何があったか?知りたくなります。それで、今は2作目「ミレニアム2、上・下」を読んでいるところです。この2作目でリスベットの過去が暴かれて、痛みと共に怒りも覚えました。作者のスティーブ・ラーソンは、この「ミレニアム・3部作」を書いて亡くなりました。スエーデンでもベストセラーとなり、今では色んな国々の読者が増えているそうです。我が家の小さな畑では、アスパラガスがぽつん、ぽつんと顔出しています。アスパラをサランラップに包んで、電子レンジでチンしてサラダで食べました。ほんの飾り程度だけど、自分で作った野菜を食べる愉しみを味わっています。晴耕雨読…晴れたら庭仕事、雨の日は読書して、「ミステリー」は疲れ治し、やっと北国の春の喜びを嚙みしめることができるようになりました。
2024.05.03
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昨日、車で買い物へ行く途中、桜が一気に満開になっていました。写真を撮りに行きたいけれど…もう散ってしまうのでは?と心配。桜を見ると、お赤飯が食べたいな~と決まって思うんですよね。二人きりの暮らしで赤飯を作るのって面倒だと思っていましたけれど、電子レンジで作れると知って、もち米もあるから、と作ってみました。ちょうど煮豆を作ってあったので、一度水洗いしてそれを使う。もち米1カップを洗って30分程度水に浸しておいて、その後はザルにあける。耐熱容器に煮豆の汁大匙1杯半入れ、もち米も入れて、水はひたひたに入れる。容器にサランラップをふわりとかけて、レンジ(500w)で8分加熱、そこに豆を入れて、こんどはきっちりラップして10分蒸らす。これで出来上がり~初めて作ったわりには上手くいったし、超簡単~!もち米に芯が残るような感じあるけれど、味は悪くなかったです。次回に作るときは吸水の時間を長めにしてみようと思うけれど…、やっぱり昔の様にせいろで蒸かしたお赤飯の方が絶体美味しい。れんげの里で選ばれ続ける米屋さん札幌市豊平公園の桜
2024.04.28
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102歳で一人暮らし、すごいな~と思いながら読みました。石井哲代さん、今103歳でも一人暮らしを続けているそうです。103歳、名言だらけ。なーんちゃって 哲代おばあちゃんの長う生きてきたからわかること [ 石井 哲代 ]しばらく入院されていて、退院後は親戚の家で過ごしていたそうですが…、やはり出来ることは段々少なくなってきて親戚や近所の人に支えらた暮らし、弱気の虫を退治して自分を励ましながら、明るく生きるよう心掛けている。なんか読んでいて、こちらの方がが励まされるように思いました。いくつになっても前向きで、笑顔がとてもチャーミングです。不幸を数えないで、小さな喜びを見つけながら、老いと向き合って暮らしたい、100歳まで生きることが出来るかどうかは、神様の采配でしょうが思いました。
2024.04.27
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これは知人が畑で栽培している行者ニンニクで、今年もたくさん頂きました。畑で作っているから匂いは薄いと思っていましたが、結構つよいです。行者にんにくを食べるのは、春の楽しみの一つなんですよね。醤油漬けした行者にんにくを冷ややっこにかけてのも美味しいですし、茹でてそばつゆに浸けておいて、これを小分けして冷凍保存しています。ご飯のおかずにも美味しいし、元気がモリモリ出るかな?と食べている。この行者ニンニクは、亡き父が庭の畑で育てていた苗を分けてもらい移植したもの。土があっていたのか?どんどん増えるので、去年少し整理したのですが、今年もまたあちこちに生えてきて、自家製を食べるのも楽しみです。若いころは、行者ニンニクを頂いても食べるのは苦手でした。匂いがきつく、どうして美味しいんだろうと思っていました。実家で亡き父が育てていた苗をもらうとき、父から聞いた言葉です。たくさん採ってはダメで、3分の一ぐらいを採って食べ、後は残す。たくさん採ると行者ニンニクは弱くなり、その後採れなくなってしまう。これってアイヌの人たちの自然に対する考え方なんですよね。父はアイヌの人から聞いたのか?本を読んで知ったのか?今では知りようがないですが…その頃は無関心だったことが残念に思う年代となりました。行者ニンニクが食べられるようになったのは、60代を過ぎてからでした。「こんなに美味しいの?」と最初はびっくりしました。それでも、時々匂いを思うと食べるのが躊躇うことがあります。今では、いつまでも健康でいたいから食べるようになりました。健康のため散歩もするようになりました。近くの自然公園に咲いている水芭蕉です。散歩は、いろんな季節の花と出会えるのが楽しみです。【先行予約】★稀少な天然物を送料無料でお届け★北海道の野山に群生する『天然行者にんにく』500g【収穫日発送】【 送料無料 】( 野菜 きのこ その他野菜 行者にんにく アイヌネギ 限定 北海道 山菜 )
2024.04.25
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直木賞作家・河崎秋子さんの「絞め殺しの樹」を読みました。根室へ最初に入植した屯田兵であると誇りにしてきた吉岡家。その吉岡家へもらわれてきたミサエの数奇な運命を描いている。初めは絞め殺し…という言葉にギョッとして読んでみたいとは思いませんでした。でも、最初に颶風の王 (角川文庫) [ 河崎 秋子 ]を読んだんですよね。この本も内容はショッキングな物でしたけれど、意外と良かった。それで、「絞め殺しの樹」も読んでみたくなったのです。根室で生まれたミサエは、父母のことは知らされず祖母に育てられました。母はミサエを生んですぐ亡くなり、父の名前は頑として明かさなかった。その祖母もミサエが3歳の時亡くなり、新潟の遠い親戚に引き取られました。農家だった親戚の手伝いしながらも、10歳まで新潟で楽しく暮していました。ある日、根室の吉岡家から「ミサエを引き取りたい」という手紙が届きました。吉岡家はミサエの母が奉公していた家で、その母の縁で引き取りたいという。しかし、その手紙の丁重な内容からは信じられない運命が待っていたのです。絞め殺しの樹 [ 河崎 秋子 ]寝起きする部屋もなく、廊下の隅で寝かされながら、強いられた家事全般。ボロ雑巾のように扱う吉岡家、しかしミサエに暖かく接してくれる人がいた。理不尽な扱いにただただ耐えるミサエ、手を差し伸べてくれた富山の薬売り。その人がミサエの支えとなり、また数奇な運命を生きることになるのでした。北海道根室に屯田兵として入植した吉岡家に翻弄される人々と一人の女性、母としての自分を殺して生きて来たミサエとその息子の哀しい物語です。我が家の庭で咲いているクリスマスローズ。雑貨・Outdoor サンテクダイレクト
2024.04.21
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去年の11月頃から咲きだしたクリスマスローズなんですよ…。冬に雪が降って埋もれていたのに、今も元気に咲いています。前は雪が解けて春になって咲いていたから、クリスマスローズという名前が不思議だった。暖かい地方では、クリスマスのころ咲くからクリスマスローズと呼ばれると知つて納得。温暖化の影響で寒い北国でも11月は暖かいから、今はクリスマスのころ咲いている。我が家には白いクリスマスローズもあるけれど、ちょっと変わった種類も欲しい。クリスマスローズはこぼれ種で簡単に増えるし、花の咲いている時期が長いから、もっと増やして、クリスマスローズで一杯の庭にしたいと欲張りな計画を立てている。SHOP:千草園芸花ごころ クリスマスローズの土 12L お一人様3点限り【HLS_DU】 関東当日便ものぐさガーデニングのススメ新版 失敗続きのガーデナーが最後に開く本 [ 斉藤吉一 ] 楽天で購入
2024.04.20
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自家製酵母で食パンを焼いてみようと思い立ちました。お天気があまり良くなかったので、二次発酵がイマイチでした。それと、食パンを焼く容器が丁度いいのがなかったのが残念。出来上がった食パンの写真も失敗でした。この間焼いたレーズンのリュスティックは、まあまあでした。食パンは初めて焼いたので、もっと経験が必要ですね。酵母エキスは、レーズンで作りました。「自家製酵母」のパン教室 こんなに簡単だったんだ!マイペースで楽しく続けられ [ 高橋雅子 ]高橋雅子さんのこの↑本を参考にしています。冷凍生地で焼きたてパン [ 高橋 雅子 ]発酵したパン生地を冷凍しておけば好きな時にパンが焼けるそうです。パン種を育てていますが、作るタイミングが合わず無駄にする所でした。
2024.04.14
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山本文緒さんの「ブルーもしくはブルー」を読みました。1996年初版の大ベストラーで、2003年にドラマ化されています。あの人と結婚していたら…と、ふと過去をふり帰り後悔とも言えない思い、どんな人生になったのかな~?そんな思いに駆られたことありませんか?高収入で見てくれもいい男性を選んだ佐々木蒼子は、幸せと程遠い暮らしだった。こんなはずではなかった~、冷たい夫に虚しい気持ちを抱きながら愛人を持つ蒼子。ある日、その愛人と旅行に行った帰り、気まぐれをおこして一人博多に寄る。そこで、偶然街中でかっての恋人河見の幸せそうな姿を見かけ驚いてしまう。一緒にいた女性は、自分とうり二つの女性だった。好奇心を抑えきれず、二人の後をつける蒼子だったが、その自分そっくりの女性も同じ蒼子という名前だった。ブルーもしくはブルー (角川文庫) [ 山本 文緒 ]山本文緒さんは、2001年に「プラナリア」で直木賞受賞しています。
2024.04.13
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知人からお土産に頂いた「喜多方ラーメン はせ川」がとても美味しかった。丁度遊びに来ていた孫に食べさせたらペロッと食べて、まだある?と聞く。残念ながら2食入りを一袋頂いただけだから、もう残っていない。じいさんとばぁーさん、二人で一袋分けて食べたのに、孫(小学5年)は夕食を食べた後にさらに足りなくて食べた。小さい時は食が細くて食べられるものがラーメンだけ、ということもあったから逞しくなった!と嬉しくなった。ネットで注文出来たら買っておいてあげる、と約束する。まったく孫バカだと思うけれど、食べさせてあげたい。福島県喜多方市の中心街から少し離れた大荒井地区に実店舗がり、行列のできる人気ラーメン店「食堂 はせ川」のラーメンです。正直食べてみるまでそれほど期待していなかった。鶏ガラと煮干しで作ったスープはあっさりしていて、平べったい麵ももちもちして驚くほど美味しい。私達も又食べたいし、5月の連休に来たら食べさせてあげたい。年を取るとラーメンの濃い味が苦手になってくる。「はせ川」の味はあっさりして年寄りや子供にも食べやすい。ラーメン 有名店 喜多方福島県 食堂 はせ川 喜多方ラーメン4食入(生麺110g×4袋、スープ47g×4袋)実店舗で食べてみたいですが、せっかちだから待つのは苦手。【ふるさと納税】福島県喜多方市の対象施設で使える楽天トラベルクーポン寄附額150,000円でも、暖かくなってきたから旅に出たいですね。ラーメン 有名店 喜多方福島県 食堂 はせ川 喜多方ラーメン12食(3箱セット 1箱 生麺110g×4袋、スープ47g×4袋)
2024.04.08
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伏尾美紀さんの「北緯43度のコールドケース」を読みました。第76回江戸川乱歩賞受賞作で、札幌が舞台の幼児誘拐事件です。北緯43度のコールドケース [ 伏尾 美紀 ]この作品、新刊で出た時にすぐ読みたいと思って図書館に予約したのですが、あまりにも順番が遅いので中止、もう文庫本になっていたので購入しました。3歳の女の子が自宅の庭から姿を消して、何者かに連れ去られてしまった。2日後身代金の要求があり、受け渡しの場所は夕刻の札幌駅に指定された。しかし、犯人は逃げる途中で電車に引きずられ死亡、誘拐された幼児は不明、未解決事件となって月日が経ってしまったが、5年後8歳の死体で発見された。宮部みゆきさんが「新人離れしている」というコメントを添えていますが、すいすい読み進めないのが難点といおうか~事件を追いながら、先に進まない。博士号を持った異色の刑事・沢村依理子が何故刑事になったか~?という面と、警察という男社会の組織の中で女刑事としてどう向き合ったらいいか?という悩む姿も盛り込んでいるから、中々事件の核心までたどり着けないもどかしさ。そして、人として老いていくにつれ家族に頼らないと生きていけない現実があり、認知症になったら、介護されるようになったら…等身大の悩みや苦しみを味わう。女刑事が「結婚だけが~」という力みはないけれど、やはり女が働くということに視点を当てて生きずらさ、苦しさを織り込んで描いたミステリー作品だと思った。筋を追うだけで一気に読んでしまったが、もう一度ゆっくり読みたい作品です。(写真・札幌郊外)北緯43度のコールドケース [ 伏尾 美紀 ]
2024.04.04
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ほしおさなえさんの「金継ぎの家」を読みました。「金継ぎ」とは、割れた器を漆で修復することです。祖母と暮らす高校2年生の真緒は、進路に悩んでいた。母と父は真緒が3歳の時に離婚して、母は今は単身赴任中。祖母の千絵は、割れた器を修復する「金継ぎ」の仕事をしていた。春休み、真緒は祖母の「金継ぎ」の手伝いをすることになった。割れたところに漆を入れて、そして仕上げに金とか銀、器の色に合わせて違う色を入れたり、真緒はしだいに「金継ぎ」という仕事に魅せられてしまう。金継ぎから漆の世界へ日本の伝統文化の奥の深さを背景に、高校生の真緒の進路の悩み、女が働くということ等が、年代が違っても興味深く、頷くことが多い作品でした。金継ぎの家 あたたかなしずくたち/ほしおさなえ【1000円以上送料無料】ほしおさなえさんは、1964年東京都生まれ。1995年、「影をめくるとき」で群像新人文学賞小説部門優秀賞を受賞しています。他には活版印刷を題材にした「活版印刷三日月堂」、古民家と養蚕の世界を描いた「菓子屋横丁月光荘」、和紙の新しいあり方を巡る「紙屋ふじさき記念館」、日本の古からの文化を下敷きにしたシリーズがある。↓ほしおさなえさんの新刊「まぼろしを織る」草木染や藍で染めた糸で織る染色家の祖母と娘、その孫たち。それぞれが織る布に込める思いを模索しながらもたどり着く。まぼろしを織る (一般書 440) [ ほしお さなえ ]まぼろしを織る【電子書籍】[ ほしおさなえ ]
2024.03.29
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山口恵以子さんの「おばちゃん介護道」を読みました。山口さんの実のお母様を介護された日々を綴るエッセイ。山口さんが還暦を迎えた年、お母様は91歳で要介護2。若く溌溂としていたお母さまがご主人を亡くされてから、急激に老い衰えていく様を笑いを交えて書いた作品です。だんだんボケていく母親を情けなく思う感情といつかはこれも我が道…と、交差する複雑な感情を余すことなく暴露していますが、笑いがある。実の娘でもこんなに親身な世話は出来るものか、と半分疑ってしまいました。でも、母が大好きで自慢だった、一番私を理解してくれて人だから、という山口さんの言葉に何となく納得できるような気がしました。大変なのは私だけでない、同じ思いの仲間がここにいる、そんな気持ちになりました。【中古】おばちゃん介護道 独身・還暦作家、91歳母を看る /大和出版(文京区)/山口恵以子(単行本(ソフトカバー))
2024.03.24
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多良美智子さんの「88歳ひとり暮らしの元気をつくる台所」を読みました。「80歳。いよいよこれから私の人生」を書いた多良久美子さんのお姉さんです。80歳の時、ご主人を亡くしてからは、食べる事を楽しみながらの一人暮らし、栄養が偏らないように工夫して、あまり手は掛けないようにしているとか。65歳で調理師学校に1年通って免許を取っているので、お料理は得意の分野。それでも食が細くなってきているのでシンプルが一番、とおっしゃる。朝ご飯は、コップ一杯のスムージー(小松菜・りんごの皮・すり胡麻・おからパウダー・オートミール・プロティン・アマニ油・牛乳をミキサーにかけ)、茹で卵・リンゴ半分。お昼だけはしっかり料理するそうで、夜は晩酌するので軽くつまむものだけとか。素敵な食器にきれいに盛り付け箸置きも用意、一人でも優雅で豊かなさを感じます。私はまだ一人暮らしではないですが、老夫婦二人でもたくさん食べられません。生野菜を冷凍する、市販の冷凍品、缶詰を使った料理とか参考になりました。一人でする食事は面倒くさいからと、スーパーで総菜を買ってきたり、適当に済ましがちですが、毎食手を抜かない暮らしは素晴らしいです。いろいろな素材は、美味しく手軽に食べられるレシピが載せられています。この本は2冊目で、写真が多いので見ているだけでも楽しくなりました。最初の本→87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし [ 多良美智子 ]巻末に在宅栄養専門管理栄養士の塩野崎淳子さんとの対談が載っています。70歳以上の方の食生活のポイントわかりやすく説明して下さっています。この対談でちょっと気になることが塩野崎さんが話されていました。夜に炭水化物をとらないと、睡眠中に低血糖になる「夜間低血糖」になり、寝ている時に悪い夢を見やすくなったり、寝汗をかいたりするそうです。私も夜ビールを飲むので、ご飯を食べないので気をつけようと思いました。小さなお握りとか雑炊、うどん半玉やイモ類やカボチャでもいいそうです。嫌な夢を見た時は、そのせいだったのか?と納得しました。→70歳からは超シンプル調理で「栄養がとれる」食事に変える! [ 塩野崎淳子 ]88歳ひとり暮らしの元気をつくる台所(仮) [ 多良 美智子 ]
2024.03.19
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伊勢谷武さんの「アマテラスの暗号」を読みました。日本とイスラエルの古代史をテーマにしたミステリーです。詳細は:アマテラスの暗号(上) (宝島社文庫) [ 伊勢谷 武 ] アマテラスの暗号(下) (宝島社文庫) [ 伊勢谷 武 ]昔から「日本人はどこから来たか?」に興味があって様々な本を読みました。その中で「日本人とユダヤ人同祖」説に惹かれて、あれこれ読んだものです。ユダヤ人、というのは今のユダヤ人を指すのではなくて、「失われたイスラエル十支族」のことを言います。紀元前722年(又は721年)北イスラエルはアッシリア帝国に征服され、ほとんどの人々はアッシリアに強制移住させられました。イスラエル人の父祖にヤコブという人がいて、ヤコブは後に自分の名前をイスラエルと改め、彼の子孫がイスラエル民族と呼ばれるようになったのです。彼には12人の息子がいて、その子孫がそれぞれ「イスラエル十二支族」を形成。この十二支族が「イスラエル人」と呼ばれる人々で、カナンで暮していました。やがてイスラエル人は、紀元前10世紀なってソロモン王のもとで大いに繁栄、しかしソロモン王の死後、王朝は南北に分裂、二つの国になってしまいました。十二支族は「北王国イスラエル」と「南王国ユダ」に分かれてしまいます。北王国は「サマリヤ」とも呼ばれ、南王国が「ユダヤ」とも呼ばれました。そして、アッシリアに連れ去れた「北王国イスラエル」は解放されることなく、いずこかへ消えてしまったという歴史の謎が残されていました。イスラエル人が日本へ来ると不思議な懐かしさを覚えるそうです。日本人が説明できない風習、彼らには意味が理解されるとか。多くの神社の形式、祇園祭りとか諏訪神社の祭りなどに古代イスラエルとの類似、日本書紀にも旧約聖書に似た出来事があり、古代の日本に十支族がたどり着いて、当時そこへ住んでいた人たちと混血して、今の日本人となったのではないのか?と、多少荒っぽいですけど巷で言われている「日本人、ユダヤ人同祖」論です。粗筋~ニューヨークで暮す賢司・リチャーデイーは、日本人の父とはイタリア人の母と離婚したせいで、40年以上会っていなかった。その父からニューヨークで賢司に会いたいと手紙をもらっていたのだが、会う予定の日に殺されたと、ニューヨーク警察から連絡が入った。父は籠(この)神社の第八十二代宮司をしていた海部直彦といい、次男だったからアメリカに留学できて、そこで母と会い結婚。しかし、長男が早くに亡くなってしまって籠神社を継ぐことになった。母は敬虔なキリスト教徒、宗教が邪魔して離婚となったと聞いていた。父の死を知って、イタリアに里帰りしていた母も慌てて帰って来た。そして、「あなたのお父さんは、日本のタブーのために殺された」と青ざめた。賢司は友人たちとともに真実を知りたいと、日本へ行くことを決意した。題名の「アマテラスの暗号」とどんな関係があるの?と思うかな?それは読んでのお楽しみ~と言いたいので、触れませんでした。翻訳物みたいで言い回しが難しく、テンポが速いので何とか読めました。十支族が古代日本との繋がりがあるのでは?という知識があったので、何とか読みこなせた~という面もあり、皇室の謎が暴露される作品です。これは小説だから書けた「古代イスラエル人が日本人になった」ということで、いろんな本も出てますが、これが事実ならすごい問題がはらんでいます。宮内庁が古代天皇の陵墓を調査させないのも意外とこれが事実だったりして、と考えてしまいますが、知らない方がいいのかな?とも思いました。2020年10月に出版された作品の文庫化したものです。いろんな本を読みましたが、もう売っていないだろうと思っていたら、検索すると中古でありましたから、興味のある方は是非読んで下さい。【中古】 聖書に隠された日本・ユダヤ封印の古代史 失われた10部族の謎 Natura‐eye Mysteria/マーヴィン・トケイヤー(著者),久保有政(訳者)【中古】 大和民族はユダヤ人だった イスラエルの失われた十部族 たまの新書/ヨセフアイデルバーグ(著者),中川一夫(訳者)【中古】 驚くほど似ている日本人とユダヤ人 / エリ コーヘン, 青木 偉作 / KADOKAWA(中経出版) [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】
2024.03.13
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酵母エキスに全粒粉を加え、準強力粉と水を加えて酵母を起こして5日過ぎたら完成。6日目からパンが焼けるので、さっそくレーズン入りパンを焼いてみました。上手くできたかドキドキしながらガスオープンを何度も眺めていた。(210度15分)ちょうど夕食の支度をしながら焼いたので、つい食事前なのに食べてしまった。いける、こうばしさがあってレーズンの甘味が美味しい。(^-^)すっかり嬉しくなって2個も食べてしまう。酵母をおこすのに使った全粒粉は、↓のを使いました。このお店で買いました:ベーカリスタ(旧北海道のめぐみ)室蘭に工場があります。<酵母エキス+全粒粉>を瓶に入れ、毎日準強力粉+水を足していきます。5日目でこんなになります。(5日過ぎると完成です)パンを焼くのは、それほど経験もなく得意でもないのですが、高橋雅子さんの(「自家製酵母」のパン教室)はわかりやすく、丁寧なのでとても良い本だと思いました。自宅でパンを焼く、というのは幸せな気持ちにしてくれますね。この本↓を参考にして自家製酵母のパンを焼きました。「自家製酵母」のパン教室 こんなに簡単だったんだ!マイペースで楽しく続けられ [ 高橋雅子 ] 楽天で購入 【ふるさと納税】治部坂高原のおまかせ天然酵母パンセット(9種類) | 自家製 手作り 天然素材 クロワッサン ベーグル パン チョコパイ 詰め合わせ 長野県 阿智村
2024.03.10
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山口恵以子さんの「月下上海」を読みました。痛快で面白く、一気に読んでしまいました。昭和17年、矢島海運の令嬢で人気画家の多江子は、中日文化協会から招かれ上海を訪れた。ホテルの部屋に入ると、一人の男が待ち構えていた。協会に潜入中の槙という憲兵だった。槙は中国人の夏という実業家に接近して、その動向を知らせよ、といういわば命令に近いことを強要した。夏は、政府転覆を企んでいるという。従わないと、多江子のスキャンダルの真相を公表するという。彼女には、亡き夫のことで知られたくないことがあった。槙の脅しにしぶしぶ同意したタ江子。しかし、彼女はしだいに槙に惹かれてしまう。そして、槙も彼女を真剣に愛するようになっていく。ラブロマンスのような一面がありますが、第二次世界大戦を前に上海を舞台に繰り広げられる陰謀、スパイ活動、スリリングです。主人公多江子の逞しさ、強さ、そして優しさ、令嬢としての品格、読んでいて魅了されました。松本清張賞を受賞した作品です。楽天で買う:月下上海 (文春文庫) [ 山口 恵以子 ]
2024.03.09
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宇佐美まことさんの「月の光の届く距離」を読みました。月の光の届く距離 [ 宇佐美まこと ]望まない妊娠をしてしまった真面目な高校生の美優。相手の男に告げたら、及び腰で逃げてしまいます。大切な娘の妊娠に激怒した父親には、堕胎することを拒否した娘を怒りのあまり家から追い出してしまいます。途方にくれた美優は、気が付くとフラフラとビルの屋上に立っていました。そこで偶然出会った児童保護の人に助けられて、とりあえず奥多摩のゲストハウスに身を寄せることになりました。そこには深刻な事情を抱えた子供たちが暮らしていました。堕胎するには遅すぎた美優は、お腹の子は産む決意をします。ゲストハウス「グリーンゲイブルズ」を営んでいる明良と華南子、二人には惹かれあいながら結婚できない事情がありました。美優の出産まで、彼女の成長と両親との和解までの1年間を描きながら、明良と華南子が苦しみを乗り越えて選んだ家族としての暮らしの物語。生まれた子は里子に出して、また学ぶことを選んだ美優。子供を産んでも育児放棄をしたり、虐待したり、揚句殺したりする親。ニュースを見る度に何故そんなむごいことをするのか?と思う。血の繋がりだけが家族ではない、縁あって家族になった、こんなに優しい思いが持てる人っていいな~と思い乍読みました。こちら↓の作品も家族をテーマにした作品です。展望塔のラプンツェル [ 宇佐美まこと ]
2024.03.06
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昨日はお雛様だったので夕食にちらし寿司を作りました。シニア夫婦二人になってから初めて作ったかな?私が楽できるからと思ったのですが…久しぶりに作ったので、結構ドタバタしてしまいました。シイタケと干ぴょうを煮て酢飯に混ぜて、焼いた鮭の身をほぐし、卵の薄焼きと海苔を散らしただけだけど、疲れてしまいました。だんだん御飯支度が億劫になって楽することばかり考えてしまいます。でも、食べる事は大事なことだから、頑張らないとね。免疫力を上げる食事も心がけるようにしています。
2024.03.04
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自家製酵母でパンを焼いてみたくて酵母を作っています干しブドウを使った発酵エキスが出来上がりました。高橋雅子さんの「自家製酵母」のパン教室を参考にしました。発酵エキスレーズンが水に浮くと完成①酵母づくり②酵母づくり酵母エキスが出来上がったら粉をつなぎ、さらに粉と水をたして何度か発酵させます。ステップ一、こちらは発酵エキスと全粒粉を混ぜたところ。①は↑瓶に入れて24時間以上おいたもの②は上の生地に準強力粉と水を混ぜて発酵後2回ほど工程がありますが~パンが上手に焼けるかどうか?ワクワクしながら見守っています。「自家製酵母」のパン教室 こんなに簡単だったんだ!マイペースで楽しく続けられ [ 高橋雅子 ] 楽天で購入
2024.03.02
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