2004年03月29日
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慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において

アッサラーム アライクム

「聖クルーアンの心」と言われ、毎日読誦するように推奨されている章です。
また死に瀕している者にヤー・スィーン章を聞かせることになっています。

これはアッラーから言葉を預かる預言者ムハンマド様(サッラッラーフ アライヒ ワ サッラム)が言ったことやしたことなどを書き留めた「ハディース」(言行録)というものの中で「これは信頼できるものであろう。」と思われているものがいくつかあり、(「満月通信」本館に具体的なハディースの名前がありますので、ご興味があれば、そちらで)そのひとつである「アブー・ダーウード」にこう書かれているからです。

「お前たちの死者にヤースィーンを唱えよ」

前置きが長くなりましたがそのヤースィーン章の82節の最後に

「クン ファ・ヤクーン(「有れ」(と御命じになれば、)即ちある」

「クン」は「カーナ(である・・「be」に相当するかな)」の

「ファ」は接続詞です。「ワ(そして)」も同じ様な意味を持つ接続詞ですが、
「ファ」は「すると、そしたらすぐに、すかさず」という反応が早い印象があります。
「ヤクーン」は「カーナ」の未完了形の3人称複数形です。

アラビア語の動詞には「完了形」と「未完了形」があります。
英語で言うと「完了形」は「過去形、現在完了形」
「未完了形」は「現在形、現在進行形、未来形」と考えるといいでしょうか。

アッラーが「有れ」とお命じになったらそういわれたもの(複数)はすかさずそう「有る」ということです。

ムスリム(イスラームの信者)は日に5回の礼拝をするのが義務だということはご存知だと思います。何時何分にぴったり始めるというわけではなく、定められた時間内に、もっと言えば次の礼拝の始める少し前でもセーフなわけです。
しかし、このアーヤでは「クン ファ=ヤクーン」と言っています。
「礼拝の時間がきたら、だらだらと他の事で時間を無駄にすごすことなく、礼拝に向かう」ことこそがアッラーに従うことだという解釈もできます。

「あれ?旧約聖書に似たようなのなかったっけ」


私は日本語版を持っていないので英語版を勝手に訳してここに紹介しますと
「ジェネシス(天地創造))」の1-3

そして神は「光あれ!」と仰せられると、そこに光ができました。
And The God sad,"Let there be light," and there was light.

実はユダヤ教徒が崇める神(ヤハウェ)もキリスト教徒が崇める神(ザ・ゴッド)もムスリム(イスラームの信者)が崇める神(アッラー)も同じ神なのです。だから同じような記述があってもおかしくないのです。


(アッラー自身が一番ご存知でしょうけど)

「アラーの神」とよく日本人の方が言いますが、「アッラー」とは「アル」が英語の定冠詞「the」に相当し、「イラーハ」は「God」のことですから「アッラー」は「The God」のことで、日本語にすると「神の神」(神は唯一なので、多くの神の中の神というニュアンスもおかしいですね。)

たとえが、あまりよくないかもしれませんが、「小泉の小泉」て置き換えたらおかしいことが歴然ですよね。

最近は北朝鮮や韓国の要人たちの名前も現地読みを採用しています。

ここに訪れた人だけでも今日から
「アラーの神」ではなく「アッラー」
「イスラム教」ではなく「イスラーム」
と使って欲しいなあと思います。

「ゆめ(夢)」と「ゆうめい(有名)」
「へや(部屋)」と「へいや(平野)」は日本語だと意味違ってきますよね。

アッラーのご加護と祝福がありますように
ワッサラーム






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最終更新日  2004年05月09日 00時57分57秒


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