2004年05月18日
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慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において

アッサラーム アライクム

第4章(スーラト=ン=ニサーィ)です。既出です。

その第148節です。

ラー ユヒッブ=ッ=ラーフ=ル=ジャフラ ビ=ッ=スーーー・イ ミナ=ル=カウリ
(アッラーは悪い言葉を、大声で叫ぶのを喜ばれない。)

「ラー」は否定語
「ユヒッブ=ッラーフ(アッラーは好まれる)」は「ハッバ(好む)」の3人称男性単数未完了形と主語にあたるアッラーです。
「アル=ジャフラ」は語根が「ジャハラ(声をあげる、現れる)」の派生語で、名詞です。目的格なので、語尾はファトハ(母音を「ア」と発音します)

「ア=ッ=スー・イ」は語根が「サー・ア(悪くなる)」の派生語で、名詞です。前置詞の後ろなので語尾の母音表記がカスラ(「イ」と発音します)です。
「ミナ=ル=カウリ(言葉から)」は「カーラ(言う)」の名詞に定冠詞がついた「アル=カウル」が前置詞「ミン(~から)」の後ろに来て、語尾がカスラです。

アッラーは人が隠すことを声を上げて言うことを好まれません。

アル=ブハーリーのハディースにこうあります。

アブー・フライラによると
アッラーのみ使い(サッラッラーフ アライヒ ワ サッラム)は言われました。
「私のウンマの者は全て、犯した罪を許されるが、しかし、それを公表した者らは除かれる。アッラーがお隠しになっていたにも関らず、夜行ったことを朝になって人々にしかじかのことを昨日行ったと、公表するしもべであり、また昼間行ったことを夜になってから人々に、アッラーがお隠しになっていたにも関らず、公表するしもべである。」

たとえば中傷や陰口などはアッラーが固く禁じられています。

「無用の詮索をしたり、また互いに陰口してはならない。死んだ兄弟の肉を,食べるのを誰が好もうか。」(49:12)

陰口を言うことは、死んだ兄弟に肉を食べる行為と同じことなのです。

ムスリムのハディースにもこうあります。


アッラーのみ使い(サッラッラーフ アライヒ ワ サッラム)は言われました。
「悪い噂をいいふらす者(ナミーマ)は、天国に入れない」

密かに言ってもそうであるが、ここでは大声で言うことを特に取り上げています。

「本当に部屋の外から大声であなたを呼ぶ者の多くは,思慮分別のない者である。」(49:4)

大声で語ることは醜悪であると考えられます。


ある男が彼を罵ったとき、預言者さま(サッラッラーフ アライヒ ワ サッラム)もその場にいらしていました。アブー・バクル・アル=スィッディークはずっと黙っていたが、それから男に言い返しました。すると預言者さま(サッラッラーフ アライヒ ワ サッラム)は立ち去られました。そこでアブー・バクルは言いました。
「アッラーのみ使いよ、彼は私を侮辱したが、あなたは何も言われなかった。それから私が言い返すと、立ち上がられた。」
すると、彼は
「天使があなたに代わって応答していた。ところがあなたが彼に言い返すと、天使は去り、シャイターンが来たため、私は立ち去ったのである」
と言われ、その時にこの節が下されたそうです。
(タフスィール・アル=ジャラーライン第1巻・中田香織氏訳・日本サウディアラビア協会255p)

アル=ブハーリーのハディースにはこうあります。

アブー・フライラによると
アッラーのみ使い(サッラッラーフ アライヒ ワ サッラム)はこう言われました。
「アッラーと最後の<審判の>日を信じる者は、口をひらけばよき言葉を語り、さもなければ口をふさいでいるべきである。」

アッラーのご加護と祝福がありますように
ワッサラーム





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最終更新日  2004年05月19日 02時02分40秒


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