2004年07月29日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において

アッサラーム アライクム

第57章(スーラト=ル=ハディード)です。

第25節の

ワ アンザルナ=ル=ハディーダ フィーヒ
バ・スン シャディードゥー ワ マナーフィ’ウ
リ=ン=ナーシ
(またわれは鉄を下した。それには偉大な力があり、また人間のために種々の便益を供する。)

から章名になりました。


鉄は、剣・槍・槍先・矢じり・鎧などの武器になり、また人間の生活においては、鋳造貨幣・斧・鞍・鋸・ナイフ・シャベルなどがそれから作られ、その道具によって耕作・織物・料理・パン焼きに用いられます。
(ムスリム新聞第144号クルアーン解説より)

マディーナ後期とヒジュラ8年ごろに啓示されました。

第22節&第23節です。

マー アサーバ ミン ムスィーバティン フィ=ル=アルディ 
ワ ラー フィー アンフシクム
イッラー ミン キタービン ミン カブリ
アン ナブラ アハー
インナ ザーリカ  ’アラ=ッ=ラーヒ ヤスィール
(地上において起こる災厄も、またあなたがたの身の上に下るものも、一つとしてわれがそれを授ける前に、書冊の中に記されていないものはない。それはアッラーにおいては、容易な業である。)
リ=カイラー タ・スー ’アラー マー ファータクム

ワ=ッラーフ ラー ヤヒッブ 
クッラ ムフターリン ファフール
(それはあなたがたが失ったために悲しまず、与えられたために、慢心しないためである。本当にアッラーは、自惚れの強い高慢な者を御好みになられない。)

「マー(完了形の動詞の否定に使われる)」と「ラー(未完了形の動詞・名詞などの否定に使われる)」に「イッラ-」がセットになり、「~以外は~はない」と言う2重否定によって、より「イッラー」以降を強調する手法です。
「ラー イラーハ イッラ=ッラー」

と同じ手法ですね。
「アサーバ ミン ムスィ-バティン(厄災から起こる)」と
「アサーバ」も「ミスィーバ」も同じ語根「サーバ」(当たる)から来た語で、「アサーバ(届く、得る、陥る、起こる)」は第4型の動詞です。
「ミン(~から)」は前置詞。
無定冠詞の「ムスィーバ(ティン)(不幸・厄災・災害)」は前置詞の後ろなのでカスラタイン(語尾の母音が「イン」と発音されます)です。
「フィー(~に、中に)」は前置詞。
「アル=アルディ(地上)」は前置詞の後なので語尾がカスラ(「イ」)です。定冠詞「アル」の「ア」は前に語が来ると発音されないハムザト=ル=ワスルです。
「ワ(そして)」は接続詞。
「アンフシクム(あなたがた自身)」は「ナフス(ン)(魂。自身)」の複数形が「フィー(~に)」の前置詞の後なので語尾がカスラになり、それに2人称複数の人称代名詞「クム」がくっついたものです。
タジュウィードでは
「マーーーー」とマッド(長音)のマークは2拍か4拍か5拍です。4拍が一般的です。
「ミンー ムスィーバティンーー フィ=ル=アルディ」
と「ミン」と「ムスィーバティン」の間はイドガーム(「ムスィーバティン」の始めの「ミーン(M)」がシャッダ(ダブル)で表記されていますので、それが目印になるでしょうか。「ミン」の最後の「ヌーン(N)」は後ろのミーム(M)の音に引っ張られて鼻濁音のミーム(M)になります。)のルールで2拍、「ムスィーバティン」と「フィ=ル=アルディ」の間、また「アンーフスィクム」(「ン」と「フ」の間)はイフファーのルールで2拍です。
「フィー キタービン ミン カブリ アン ナブラ アハー(われがそれを授ける前に、書冊の中に) 」
「フィー(~中に)」は前置詞
無定冠詞の「キタービ(ン)(書物)」は前置詞の後ろなのでカスラタイン(語尾の母音が「イン」と発音されます。)
「ミン(~から)」は前置詞
「カブリ(以前)」は「ミン」の後ろなので、語尾がカスラです。「ミン カビリ」とセットで聖クル’アーンには出てきます。
「アン」は英語の接続詞「that」に相当します。
「ナブラ・ア ハー(我々はそれを創造する)」は「バラ・ア(創造する)」の1人称複数未完了形に3人称女性単数代名詞「ハー(彼女を/それを)」がくっついたもの。「それは」は「起こる出来事(この場合は複数です)」を指すと思われます。
タジュウィードのルールでは「アンーー ナブラ・ア ハーーー」と「アン」と「ナブラ・ア」の間(ナブラの始めの文字「ヌーン(N)」がシャッダ(ダブル)になっています。イドガームのルールで、「ミン」の最後のヌーン(N)は鼻濁音で発音します。)は2拍で、「ハー」は2拍か4拍か5拍です。このマッダのマークを例えば、一旦2拍で読むことにしたら、ずーーと2拍で読みつづけてください。4拍で読むのが一般的ですが。アル=マッド=ル=ムンファスィル(分離長音)と呼ばれます。
「インナ(本当に)」も「ン」と「ナ」の間は2拍です。
「インナ」の後ろに来るムブタダ(名詞文の主語)の語尾の母音はファトハ(「ア」と発音します)ですが、ここは「ザーリカ(それは)」という指示語ですから、形は変りません。ハバル(名詞文の述部)は「ヤスィール(ン)」です。
「アラ=ッラーヒ(アッラーにおいて)」の「アラー(の上に)」は前置詞ですから「アッラーヒ」と語尾の母音はカスラ(「イ」と発音します)になっています。
「リ=カイラー」の「リ」は「~のため」という意味です。
「カイラー」は「~しないように」という意味で後ろの未完了形の動詞がマンスーバーになるコントローラーです。
「タ・スー(あなたがたが悲しむ)」は「アスィヤ(悲しむ)」の2人称男性複数未完了形が「カイラー」が前にあるために
「タ・スーナ」の最後の「ヌーン」がなくなり、かわりにアリフ(発音はしません)が表記されています。
「アラー(に対し)」
「マ ファータクム(あなたがたから無くなったもの)」の「マー」は英語の関係詞の「what」に相当します。
「ファータ(消滅する、通り過ぎる)」に2人称複数の人称代名詞「クム」がくっついたもの
「ワ(そして)」は接続詞
「ラー タフラフー(あなたがたが喜ばない)」の「ラー」は否定を表します。「ファリハ(喜んでいる、幸せである)」の2人称男性複数未完了形が、「カイラー」のためにマンスーバの形になっています。
「ファリハ ビ(~に喜んでいる)」とよく前置詞の「ビ」がセットになって使われます。
「ビ=マー アータークム(あなたがたに与えたものに)」の「アーター(与える)」に2人称複数の人称代名詞がくっついています。
「ビ=マーーーー」と「マー」にもマッダ(長音)の表記がありますので、2拍か4拍か5拍伸ばします。
「ワ=ッラーフ(そしてアッラーは)」
「ラー ユヒッブ(お好みにならない)」の「ラー」は否定、「ユヒッブ」は「ハッバ(大好きである、愛する)」の3人称男性単数未完了形です。ファーイル(動詞の主語)はアッラーです。
「クッラ(~のすべてを)」に懸かる語もカスラで表記されますので「ムフターリン(騙す者)」「ファフーリン(高慢な者)」となっています。
「ムフターリン」の語根は「ファタラ(欺く、だます)」
「ファフーリン」の語根は「ファハラ(自慢する)」
ムスハフ・タジュウィードの注釈には「与えられたものに対し、高慢になっている者」とあります。
「ムフターリンーー ファフール」
とタジュウィードのルールで「ムフターリン」と「ファルール」の間はイフファーのルールで2拍伸ばします。また節の最後なので、表記は「ファルーリン」でも「ファルール」と最後をスクーン(子音)で読みます。
そういうふうに読むのもスンナ(預言者様サッラッラーフ アライヒ ワ サッラムの言行ゆえに推奨されること)です。

タカッバラ=ッ=ラーフ ミンナー ワ ミンクム
(アッラーがあなたがたをそしてわたしたちを受け入れてくださいますように)

今回は文法の説明のみです。
インシャーアッラー
解説は次回です。

アッラーのご加護と祝福がありますように
ワッサラーム





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年07月29日 21時35分13秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ふぁーてぃま

ふぁーてぃま

コメント新着

ファーティマB @ Re:アッサラームアライクム(03/06) スマイヤさま ワ アライクムッサラーム …
スマイヤ@ アッサラームアライクム とても素敵なお話だったので その場で息…
ファーティマB @ Re:分からなくても(03/06) zuka0506さま >思わずうなずきました …
zuka0506 @ 分からなくても 思わずうなずきました やはり私にとって…
ファーティマB @ Re:聖クルアーンを読むとどうなるか(03/06) もず、さま 始めまして。レスありがとう…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: